災害

2016年9月10日 (土)

MEGA CRISIS 異常気象との闘い」を見て

 9月1日に放送されたNHKスペシャル「MEGA CRISIS 異常気象との闘い」を録画しておいて見た。

  いつの頃からか台風や落雷や竜巻などに因る被害が多くなり、今年も台風が初めて東北地方に上陸し、北海道をも2回も襲い、河川氾濫などで予期せぬ被害を蒙った。

  番組では、台風が発生する地点が北上してきていると言っていた。確かに今回の11号や9号、奇妙な動きをした10号など日本の近くでエネルギーを蓄えている。

  折も折り、中国の杭州ではG20が開催され、地球温暖化に関するパリ協定に、中国と米国が批准したことが発表された。京都議定書では米国は横を向いていたことから見ると大きな進歩ではあるが、遅きに失した感も否めない。

  かなり前から元米国副大統領のゴア氏は、地球温暖化について警鐘を鳴らしていた。米国にも先見のある人物もいたのである。

  地球温暖化が、化石燃料を燃やすことによる二酸化炭素の増大が原因であるという指摘は、20年以上も前からなされていたが、それを受け入れようとする空気は世界に少なかった。しかし、近年世界各地で気象異常による大災害が頻繁に発生するに及んで、ようやく認めざるを得なくなったようだ。

  番組でも取り上げていたが、米国西部での山火事、北極の氷河の溶解と崩落、凍土地帯の溶解によるメタンガスの発生などの他に、我々が知るだけでも、オーストラリアのブッシュファイアーやインド洋沿岸諸国の大氾濫、ヨーロッパでは大雨による大氾濫、アメリカや中国などの砂漠の増大・・・・いろいろ挙げられる。

  番組では凍土地帯の凍結が溶けることで、地中に閉じ込められていたあメタンガスが地上に放出され、それが地球温暖化にとって二酸化炭素の25倍も危険であると言っていた。地中に穴を開け点火するとボーッと火柱が上がる映像があったのには驚いた。

  凍土地帯は日ごとに溶けていっており、北極の氷も崩落を続けている。別の番組では、北極の氷山が溶けることによる海水面の上昇の危機を伝えていたのを思い出す。いずれは東京も水没するところが出て来ると言っていた。

  突然積乱雲が現れ、急速に発達し、猛烈な雨をもたらすことが各地で見られる。それについての研究が紹介されていたが、予測の実用化には10年ほどかかるという。

  一昨年ぐらいから見られる「これまで経験したことがないほどの大豪雨」という現象。災害大国の日本でさえも対処しきれないでいる。

  他には落雷について取り上げていた。私も落雷は大変恐怖を覚える。昔から「地震、雷、火事、親父」というように恐ろしいものである。その落雷が昨年名古屋では2000件以上あったというのだ。くわばらくわばらである。番組では落雷が信号機だけでなく、病院の医療機器やサーバーなどさまざまなところに致命的な被害を与えることを指摘していた。コンピューター化した現代ではその影響は私のような個人も含めて計り知れないのだ。

  この番組を見て改めて異常気象の怖さを知り、それに対する地球規模の対策が後手になっていることを残念に思った。しかし、こうなったのは自民党政権的表現をすれば、「自己責任」である。つまり地球から見れば、自業自得なのである。すべて人間が、もっと言えば先進国の人間が引き起こしたことなのである。

 地球温暖化をこれ以上ひどくさせない手立てを、先進国も途上国も真剣に取り組まなければ、ごく近い将来地球は大変なことになることを番組は警告している。

 

 

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2015年7月13日 (月)

名古屋市防災センターを見学

 7月11日(土)は国際プラザ日本語教室土曜日午前クラスの1学期最後の日であった。ささやかにおにぎりとから揚げの弁当を食べた後、名古屋市防災センターの見学に出かけた。

 防災センターは港区役所の隣にあった。地下鉄で市役所駅から乗り換えなしで約20分で港区役所駅に着いた。

 天気は梅雨晴れでよかったが、その分とても暑く、地下鉄の出口への階段でもむっとするぐらい暑かった。

 私は防災センターに来るのは初めてなので楽しみであった。私が教えていた学習者のKさんの息子も一緒に来ていた。小学校1年生だが大変明るくて利発な子だった。見学を楽しみにしているようであった。

 防災センターに入ると、若い女性の職員が案内をしてくれた。外国人がいるのを意識してかゆっくりと説明をしてくれた。

 最初は地震体験であった。大きなダイニングキッチンが造ってあり、そこで体験をするのであった。テーブルの脚につかまり、できるだけ頭を低くするとよいと言った。地震が終わったらまず火の元を消すこと、ドアや窓を開けること、家を出る前に電気のブレーカーを切ることが大事だと話した。

 私とKさんと息子は最初のグループとして地震の体験をした。濃尾地震の揺れだと言った。かなり強い揺れで机の脚にしがみついていた。そのあとガスコンロを切ったり、ドアや窓を開けたり、ブレーカーを切ったりした。

 地震の揺れは、関東大震災、東南海大地震、三河地震、阪神淡路大地震などの揺れがあった。関東大地震は強い揺れのようであった。私とKさん親子は阪神大地震も試してみた。濃尾地震より強かった。

 私は東南海大地震は経験をしている。昭和19年のことで戦争中なので大きく報じられることはなかったが、外で野宿をしたことを覚えている。

 地震体験は起震車よりはるかにリアルな体験ができた。その後は南海トラフの説明を聞いた。いつ来るか分からないがきっとあると想定されている地震のことで詳しい説明があったが、外国人には難しかっただろうと思う。

 そのあと昭和の建物の部屋に入って、3D眼鏡を掛けて映像を見た。これから起きるかもしれない地震のリアルでバーチャルな映像であった。津波の様子も描かれていた。もう一つは伊勢湾台風の映像であった。

 最後は煙の体験であった。煙にまかれたら体をできるだけ低くして、ハンカチなどで口や鼻を覆うとよいと言った。ハンカチを少し濡らすともっと良いと言っていた。

 暗い煙が充満した部屋に入っていくつかの部屋を回って出てくるという仕掛けになっていた。

 三つの体験がメインで、あとは消防隊の服装をして消防車に乗って写真を撮ったりして楽しんでいた。

 Kさんの1年生の息子は大変良い体験ができたと言って喜んでいた。大人にとっても良い体験であった。

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2014年11月17日 (月)

日本語教室で防災訓練授業

 私がボランティアで参加している愛知国際プラザの日本語クラスで、2週連続で防災の授業を実施した。

  日本は災害の多い国で、地震、暴風、津波、豪雨などいつ災害に見舞われるか分からない。外国から日本に来ている人たちにも、災害への知識を持ってもらおうという趣旨であった。

  第1週目は、私たちボランティアが分担をして、大地震をテーマにして講義をした。大地震のビデオを見せたり、地震が起きたときどうするとよいかを教えたり、避難場所の存在を知らせたり、災害伝言板や災害ダイヤルの練習をしたり、緊急時に備えて自分を知らせるフォームの記入の練習をしたりした。

 私はIphoneに「災害伝言板」を2つ入れてある。1つはWEB171でもう1つはauのである。その「防災速報」というアプリも入れてある。

  難しいと思ったのは、学習者のレベルがまちまちなのを一緒にやったので、初級者にはどこまで理解できたかということだ。 映像は見れば分かるし、実物を用意したり、絵を用意したりし、事前に打ち合わせもしたのだが。

  第2週は、日赤から来てもらって、避難所についてをテーマに実習をした。日赤からは「日赤奉仕団」というボランティアが来て実習の手伝いをしてくれた。

  避難所になるのは、大抵は学校の体育館だということで、大会議室にゴザが敷かれて、その上で話を聞いたり実習をした。

  実習は2つで、最初は風呂敷を使ったバッグの作り方であった。2枚の大きな風呂敷を用意して3人一組で作った。

  風呂敷の1枚を使って、まず、対角線の2つの角を中心まで二つに折る。それをまた2つにおる。それをまた2つに折ると幅が細く帯状になる。

 次に、もう1枚の風呂敷の対角線の2つの角を1回結び、それを先に作った帯の真ん中にしっかりと結ぶ。残った2つの角は、帯の両端と結んで出来上がりである。

  風呂敷は便利なものだが、いつも2枚をどこかに入れておくと、買い物でもバッグ代わりになるからいいと思った。

  次の実習は、避難所で支給される毛布を使って、羽織る物を作ることであった。毛布の1/3ぐらいを折り、折り目を上にして羽織る。腰から下を包んで、ロープなどで腰のあたりを結ぶ。

  上の方は胸のところで合わせて、洗濯バサミでとめる。両腕の先を洗濯バサミでとめる。それで簡単な和服のようなものが出来上がる。頭が寒いときは肩から引き揚げて頭に被る。

  洗濯バサミは大きいもの3個、ロープは腰に2重に巻けるくらいの長さがよいが、ネクタイでもよいし、縄跳びでもよい。

  私は子どもの頃、南海大地震の時第一夜は外で避難生活をし、次の夜からは学校の教室に避難したことがある。でも、大人になってからは、避難の経験はない。こういうことを知っておくのも大切だと思った。

 後で災害用の乾パンやビスケットの試食をした。

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2014年5月11日 (日)

原発事故を予見した本―「巨大地震」―③―

「巨大地震―首都は炎上しているか!?」という本が提起するもう一つの地震の怖さは、”火災旋風”である。


 火災旋風というのは、広域に発生した火災による竜巻で、高温の旋風である。火災が発生すると、そこに上昇気流が生じ、熱せられた空気が上方へと移動し旋風となる。それに炎が伴うと火災旋風となるのだ。(P.138)

 関東大震災のときには、すざまじい火災旋風が起き、本所被服廠跡広場には荷物を持った4万人もの人々が避難したが、そこへ3方向から火炎が迫り、竜巻となって襲い掛かり、阿鼻叫喚の事態となった。そして38000人もの人が亡くなったのである。

 火災旋風は東京だけでなく、高層ビルが立ち並ぶ現在の都会ではビル風を引き起こすので、ビル周辺の火災が火災旋風になりやすいという。

 さらに東京のある関東地方南部には「南関東ガス田」があり、国内の天然ガス埋蔵量の9割も占める日本最大のガス田だそうだ。

 2004年には千葉県九十九里浜のイワシ館で天然ガスによる爆発事故が発生。2005年には東京都北区の温泉掘削現場で天然ガスが墳出して火災を起こした。2007年にも同様の事故が起きている。

 東京直下型地震の発生を考える時に、日本最大のガス田の存在を無視することができないと指摘している。(P.145)

 東京都の被害想定に火災旋風やガス田は入っていないそうでとんでもないことだと言っている。さらにガソリンを積んだ自動車対策もされていないという。

 以上、この本が指摘している東京直下型地震の対策の不備については2007年までのものであり、現在はどうなっているかは分からない。東日本大地震を教訓として進んだ対策が出ていればよいのだが。

 

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2014年5月10日 (土)

原発事故を予見した本―「巨大地震」―②

 「大地震の発生を考えた場合、最も危険なのが原子力発電の施設です。日本ではすでに55基が稼働しています。(2006年12月現在)計画中のものまで含めると、その数は69基になります。全発電量の35%を原発でまかなっており、日本はアメリカに次ぐ原発大国になっています。現在、日本は政治主導で原発開発を推進しており、プルサーマル計画、高速増殖炉計画に対しても積極的なアプローチをしています。」(P.166)と書いている。この本が出版されたのは、2007年だから、東日本大震災の4年前である。

 続いて原発が何故危険なのかを次のように書いている。
「何よりもおそろしいのは、原発が建設されている場所です。日本の原発はその多くが構造線の上に立地しています。」として、どの構造線の上にどの原発があるか書いている。残念ながら福島原発は書かれていない。

 「このように、危険性が高いと考える場所に、これほど多くの原発を建設してきた国は日本以外にはありません。それでも政府はM8クラスの地震が起きても安全性に問題がないと言い続けています。」(P.167)

 それまでにも事故は度々起きているが、原発は絶対安全だと言ってきたので事故を隠ぺいしていると指摘している。

 原発にはBWR型(沸騰水型軽水炉)とPWR型(加圧水型軽水炉)の2種類の原子炉があるが、東北地方にはにはBWR型軽水炉が設置されているという。そしてBWR型軽水炉の方が危険性が高いというのだ。理由はいざというときに原子炉を停止させるのに下から上に制御棒を入れるので難しいのだそうだ。

 PWR型は地震国には向いてなく、巨大地震を想定した設計にはなっていないという。福島第一原発の原子炉はそのアメリカ製である。
 安倍政権は原発を30年以上使用すると言っているがとんでもないことである。この本では、原発について、「原発は複雑系の超大規模施設であり、原子炉炉心、原子炉圧力容器、原子炉格納容器、制御棒駆動機構、配管系、タービン、原子力発電設置基盤等を含めた複雑系の施設です」と述べ、その安全対策は慎重かつ十全でなければならないと言っている。

 こうした設備は高熱や放射能で疲労が生じ脆性破壊を起こす。だからアメリカでは耐用年数がきめられているが、日本では決められていないのも問題があると指摘している。

 福島第一原発の4基の原発が地震と津波で破壊されたことはこの本が危惧していたことが不幸にも現実となったのだ。その予見に今更ながらに感服する。

 

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2014年5月 9日 (金)

原発事故を予見した本―「巨大地震」から―①

 前にblogで取り上げた河村光恵さんから送って頂いた「巨大地震―首都は炎上しているか!?」という本を読んで驚いた。原発は決して安全でないことを地震との関連で詳しく指摘してあるからだ。


 この本が出版されたのは、2007年10月だから、福島原発事故の3年半前のことである。この本でもし日本で地震が原因で原発事故が起きたら大変なことになると書いてあることが現実となったのだ。

 著者は、濱嶌良吉氏と浅井隆氏である。濱嶌良吉氏は河村さんの弟だという。出版は第二海援隊。なお、以下に書くことは2007年時点のことであることを頭に置いてほしい。

 この本では、地震のメカニズムについて図入りで詳しく書いてあるが、私には難しくて理解できない部分が多い。しかしながら言わんとすることは十分理解できた。

 大事なことは、日本では阪神・淡路大震災を境に、地震の予知については東海大地震以外はしないことになったが、地震の予知は絶対に必要であり、しかも、2日前の予知を目指すべきだというのだ。

 日本では現在数十秒前の予告が行われているが、それでは事実上何の対処もできない。しかし、もし2日前に予知できればさまざまな対策が立てられ、みんなが心の準備もできる。特に原発については停止作業などの安全対策を取ることが可能だ。

 日本政府が地震予知をしないのは、正確な予知は不可能だという理由からだが、この本ではフランスでは人工衛星を打ち上げて、10時間前までに地震発生を予知できるところまで来ている(2007年以前に)という。さらに中国、ロシア、台湾も地震予知のための人工衛星の打ち上げ計画を持っているというのだ。(現在はどうなっているのか知りたいものだ)

 日本では串田嘉男という人が電磁波の変化に注目し、地表面にはプラスの電荷が集積し、電離層にはマイナスの電荷が集積するのを利用して、地震時に発生した高密度の電荷で、FM波が反射されるのを受信して予知をすることを研究していることを紹介している。

 人工衛星を打ち上げることやこうした研究を進めることで、2日前の地震予知は可能になるから、そうしたことに金を使うべきだと言っている。

 本当に2日前までに予知ができるようになればどれだけ助かるか、金の面からみても計り知れないと思う。

 もう一つの大事な指摘は、地震研究についてである。政府が進めている地震研究は、一つひとつの断層を詳しく調べて、そこでの地震発生の確率を出すことだが、それでは不十分だという。これまでに阪神淡路大震災、中越地震、福岡県西方地震、能登半島地震などみな想定外の地震とされてきたが、それは個々の断層だけを見ているからだというのだ。

 地震の発生を想定する場合、断層系をまとめて構造線としてとらえ、それらの構造線がブロックになって動いているという見方が大切だと述べている。日本の代表的な構造線には、中央構造線、柏崎・千葉構造線、糸魚川・静岡構造線があるという。

 巨大地震―首都は炎上しているか!?

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2014年3月11日 (火)

また3.11が巡ってきた

 今日は4年目の3.11である。もうまる3年がたってしまった。テレビで被災者の女性が「早かった3年」と言っていたが、本当にその通りである。

 私はテレビの映像や新聞の報道でしか東日本大震災の様子やその後を知ることはない。あの津波の映像は何度も見たが、そのものすごい破壊力に絶句するだけである。

 一度も現地に行っていないので、映像と文字から想像をするしかないのだが、想像力の乏しさに自分ながらがっかりしている。

 昨日のNHKおはよう日本で、現地からの放送をしていたが、気仙沼で陸に乗り上げた船が壊されてしまい更地になってしまった。地元住民の7割が保存に反対であったというから已むを得ないことだ。その場所であの津波の語り部をしている男性が言っていた。「船の写真を見せながら話をするのだが、実物を見ながら話すのと全く違う。こちらの気持ちが伝わらない」

 その通りだと思う。映像は無いよりはましだが、生で見たものから受けるインパクトとは比べ物にならないのだ。

 よく想像力を働かせるようにと言われるが、想像力だけでは現実を体感できないもどかしさを痛感する。

 「経験したものにしか分からない」という言葉もよく聞くが、その通りだと思う。想像力の限界である。しかし、語り継ぐことは大事である。

 いまなお10万人もの方々が仮設で暮らしておられたり、避難生活を送っている人が27万人もいる。元の土地を離れざるを得なくなって生活をしておられる。一日も早い対応が望まれるが、東北8県で「災害公営住宅」の完成はたったの1011戸だけである。計画は29500戸というのに。人手不足で復興予算が3兆円も余ってしまっているというが、 その予算も5年と期限が切られているのであまり関係ないことに使われるおそれがあるとか。

 復興予算25兆円はどこに消えてしまったのであろうか。許せないのは、復興予算を全く関係ないところに流用していることだ。

 福島第一原発では汚染水の流出が続いており、止める手立てもない。現地で働く人々の15000人以上が規定量以上の被爆をしていると新聞に書いてあった。廃炉に至るまでの道筋は描かれていない。除染もまだ十分に進んだとは言えない。

 福島の原発事故で懲りなけらばならないはずなのに、安倍政権は原発再稼働と新たな建設まで予定している。

 原発と原爆はもう要らない。地球上から消し去るべきである。それを世界に訴えることができるのは日本だと思うのだが、政治の方向は真逆である。

 3.11は大地震や大津波などの自然災害だけでなく、原発事故という人為災害についても考え続けなければいけないメモリーの日である。ただ思いだし記憶するだけでなく、今後どうするのが一番よいのかを考える日である。

 

 

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2013年9月 7日 (土)

名古屋市に「避難準備情報」が出されて思ったこと

 9月4日のことだ。朝には台風が九州に上陸して、東海地方も夕方から大雨になるという予報が出されていた。この日は親戚の50日祭で東海市に出かけた。

 日中は太陽が出ることもあったが、12時ごろから雲が早く流れ出した。ちょうどお墓で納骨をする神事のとき雨が降ってきたが、幸い通り雨であった。

 3時半ごろまで食事をしたり談笑をしていたが、夕方から雨が強くなるという予報が気になってお暇をした。その時は名鉄電車は通常通り動いていた。

 帰宅をしたらすぐに大雨が降りだし、雷も鳴りだした。ものすごい雨と雷は1時間ぐらい続いた。5時半ごろだっただろうか、台所で夕飯の支度をしていた妻が突然、「今、避難情報と言った。どこで言ったのだろう」と言った。すぐにテレビをつけたがテロップで各地の情報を流しているだけであった。

 固定電話が非常時にはメッセージを言うのかと思ったが、それにしても私の携帯電話は何も言わなかったし、「避難情報」という音声の発信元は分からなかった。ミステリーである。

 しばらくすると、テレビで名古屋市に避難情報が出されたということが分かった。「名古屋市全域227万人」とテロップに書いてあったが、何のことかさっぱり分からなかった。

 ただ、アナウンスの説明で、高齢者や障害者など避難に時間がかかる人は準備をしてほしいということだと知った。でも、名古屋市全体が対象ということでどうすればよいのかと思った。

 6時過ぎに外に出てみたが、雨は小降りになっていた。その頃北区では「避難勧告」が出されたところがあるとテレビが伝えた。また、名鉄常滑線は5時から太田川と大江の間で運転見合せになっていると言った。早く帰ってよかったと思った。もしゆっくりしていたら駅で足止めを食うところだったとほっとした。

 今回のことで認識させられたのは、自分の無知であった。「避難準備情報」について何も知らなかったのだ。避難というが実際にはどこへ避難するのだろうと妻に言ったら「小学校でしょう」と答えた。近所では小学校ぐらいしか避難できそうな場所はない。

 ところで「避難準備情報」だが、ネット(wikipedia)で調べたら、

避難準備(ひなんじゅんび)とは、以下の2つの意味を持つ。

  1. 人的被害が発生する災害の可能性がある場合に「災害時要援護者」(身体障害者や老人、子供などのいわゆる災害弱者)を早期に避難させるために、自治体発令する避難準備情報に基づき、要援護者を避難させることを言う。
  2. 災害時要援護者ではない人々に対して、避難準備情報を発令することで、避難を具体的に準備してもらうことを言う。

避難準備情報

 災害時要援護者ではない一般の人々が避難準備情報の発令により行うべき避難準備には、以下の内容があるとされている。

  1. 正しい情報の入手
    • 地域の自治体による広報を聞く(防災行政無線広報車、地方自治体のホームページ等)
    • 地域情報の入手が困難なときは、テレビ・ラジオにより入手
  2. 持ち物の準備
  3. 避難場所の確認
    • 災害の種類・内容により場所が異なる場合がある
  4. 近所の人への声かけ
  5. 避難前には必ず電気のブレーカーを落とす
    • 通電火災を防ぐ

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2012年3月20日 (火)

福島県佐藤知事の福島宣言を支持しましょう

 おけらさんのblogで知りました。それで転載致しました。
 
 以下、前文はおけらさんのものです。
3/11の福島県知事の「ふくしま宣言」。

 

いま日本中を駆け巡っておおきな反響をよんでいます。

 

ぜひご友人にも広めてください。

 

福島に止まらず、全国でもこのような動きを願っている人一人ひとりが電子署名で
 
意思表示をする、というものです。

各都道府県の脱原発社会を支持する声がどれだけ強いものか示すことにより、
それぞれの知事に「ふくしま宣言」と同じ公約を誓い、原子力に脅かされることの
ない国にしていくよう働きかけていくことができます。
力を合わせれば、世論は聞き届けられます。
 

 

 

「ふくしま宣言」への支持を表明する個人的な誓いに、ぜひご協力を!
http://www.avaaz.org/jp/fukushima_declaration_pledge_mf/?cl=1664626853&v=13289

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3.11ふくしま復興の誓い2012「ふくしま宣言」


 2011年3月11日午後2時46分。
 あの日、あの時を迎えるまで、このふくしまの姿を誰が想像できたでしょうか。
 大地震、大津波は、多くの尊い命と穏やかだった私たちの暮らしを、非情にも
奪い去りました。
 
 
 原子力災害は、美しいふくしまを一変させました。
 さらに、風評被害は、地域の活力を奪い、私たちの心までも深く傷つけました。
 この1年、福島県民は、深い悲しみや悔しさを抱えながら、ある人は、住み慣
れた土地を追われ、ある人は、少しでも元の暮らしを取り戻そうと汗を流し、ま
たある人は、家族離ればなれの生活を選びました。そして、見えない放射線へ
の不安とも闘いながら、それぞれが必死に毎日を生き抜いてきました。
 
 これほど厳しい状況にあっても、取り乱すことなく、地域のきずなを大事にしな
がら、一生懸命頑張っている県民の皆さんを、私は誇りに思っております。200
万県民一人一人の努力と温かい心に、深く敬意を表します。
 全国、そして世界の皆さん、これまでの、心のこもった数え切れない御支援に、
福島県民は大いに助けられ、励まされ、勇気をいただきました。改めて、心より
感謝を申し上げます。
 
 皆さんの支えと県民の努力があって、このふくしまにも、今ようやく復興の芽が
出始めました。
 
 この小さな芽を、私たちみんなの手で、しっかりと大きく育てたい。そして、やが
て大きくなったその木の下に、笑顔あふれる子どもたちが集まる、そうしたふくし
まを、私は創っていきたいと考えています。
 
 地震・津波という自然災害に始まり、原子力災害さらには風評被害、人類がこ
れまで経験したことのない、このような多重の災害が、なぜ起きてしまったのか、
私たちはしっかりと考えなければなりません。
「自然の脅威に対する十分な備えができていたか。」
「科学技術の力を過大に評価していなかったか。」
「原子力を扱うことの難しさと正面から向き合ってきただろうか…。」
 これらの問いの中に、未来への大切な教訓があるはずです。
 
 私たちは、科学技術の力を過信することなく、自然の持つ力の大きさをもう一度
しっかりと心に刻み、全ての人が安心して暮らせる社会づくりを進めていきます。
 
 そして、二度とこのようなことが起きないよう、県内の原子力発電所を全て廃炉
とすることを求めながら、再生可能エネルギーを推進し、原子力に頼らずに、発展
し続けていくことができる社会を目指します。
 
 今、全世界の人がFUKUSHIMAを見つめています。私たちは、地域の発展と地球
環境の保持が両立できる新しい社会の在り方を、さらに、そこに暮らす人々が共
に支え合い、地域の文化や誇りをつないでいくことの大切さを、復興していく自ら
の姿をもって、世界に示してまいります。
 
 ふくしまが選んだ道は、決して平坦な道ではありませんが、県民は、すでに前を
向いて立ち上がり、歩き始めています。県民が心を一つにして、この困難に立ち向かってまいります。
 「私たちは必ず、美しいふるさとふくしまを取り戻します。
 私たちは必ず、活力と笑顔あふれるふくしまを築いていきます。
 そして私たちは、このふくしま復興の姿を世界へ、未来へと伝えます。」
 災害発生から1年を迎えた本日、これを「ふくしま宣言」として、全世界の皆さん
にお誓いいたします。

  2012年3月11日 福島県知事 佐藤雄平

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2012年3月17日 (土)

被災地の瓦礫処理

 被災地の瓦礫処理について、野田首相は各自治体に分担してもらおうと動いている。瓦礫処理はどうあるべきかについては考えがまとまらないが、おけらさんのblogに下記のような記事が紹介されていた。考える上で参考になると思い、転載することにした。筆者は、田中康夫氏と思われます。
 
笑止千万!「みんなの力で瓦礫処理」

 

 ◆日刊ゲンダイ

 「みんなの力で、がれき処理 災害廃棄物の広域処理をすすめよう 環境省」。

 数千万円の税金を投じた政府広報が昨日6日付「朝日新聞」に出稿されました。 

それも見開き2面を丸々用いたカラー全面広告です。

 “笑止千万”です。何故って、環境省発表の阪神・淡路大震災の瓦礫は2000万トン。

 東日本大震災は2300万トン。即ち岩手・宮城・福島3県に及ぶ後者は、被災面積当たりの瓦礫(がれき)分量は相対的に少ないのです。

 「静岡や大阪等の遠隔地が受け入れるべきは『フクシマ』から移住を望む被災者。

 岩手や宮城から公金投入で運送費とCO2を拡散し、瓦礫を遠隔地へ運ぶのは利権に他ならず。良い意味での地産地消で高台造成に用いるべき。高濃度汚染地帯の瓦礫&土壌は『フクシマ』原発周囲を永久処分場とすべき」。

 「『広域処理』なる一億総懺悔・大政翼賛の『絆』を国民に強要する面々こそ、地元首長の発言を虚心坦懐に傾聴せよ!」。

 ツイッターで数日前に連続投稿した僕は、その中で戸羽太・陸前高田市長、伊達勝身・岩泉町長、両名の“慧眼”発言も紹介しました。

 「現行の処理場のキャパシティーを考えれば、全ての瓦礫が片付くまでに3年は掛かる。そこで陸前高田市内に瓦礫処理専門のプラントを作れば、自分達の判断で今の何倍ものスピードで処理が出来る。国と県に相談したら、門前払いで断られました」。

 「現場からは納得出来ない事が多々有る。山にしておいて10年、20年掛けて片付けた方が地元に金が落ち、雇用も発生する。元々、使ってない土地が一杯あり、処理されなくても困らないのに、税金を青天井に使って全国に運び出す必要がどこに有るのか?」。

 阪神・淡路大震災以前から、産業廃棄物も一般廃棄物も「持ち出さない・持ち込ませない」の域内処理を自治体に行政指導してきた政府は何故、豹変したのでしょう? 因(ちな)みに東京都に搬入予定の瓦礫処理を受け入れる元請け企業は、東京電力が95.5%の株式を保有する東京臨海リサイクルパワーです。

これぞ産廃利権! 仙谷由人氏と共に東電から献金を受け(朝日新聞1面既報)、父君が北関東の産廃業界で重鎮の枝野幸男氏、同じく東電が重用する細野豪志氏に「李下に冠を正さず」の警句を捧げねば、と僕が慨嘆する所以です。

「復興を進めるために、乗り越えなければならない『壁』がある。」と件の全面広告には大書きされています。呵々。乗り越えるべき「壁」は、「業界の利権が第一。」と信じて疑わぬ「政治主導」の胡散臭さではありますまいか?!


http://www.nippon-dream.com/?p=7297

 
 陸前高田市のように、地元にプラントを造って自分立ちでやった方が早いと国や県に相談したら門前払いをくったという。ひどい仕打ちである。仮に時間がかかっても、地元処理だと地元に金が落ち雇用も発生するということなら、その方がよいと思う。
 
 驚いたのは、どうやら産廃利権がからんでいるらしいことだ。枝野大臣の父親が関東産廃業界の重鎮とは知らなかった。京都まで搬入する業者が東電の会社だというのも知らなかった。
 
 復興には、多くの利権がからみ鵜の目鷹の目で狙っているとは以前から指摘されてきたことだ。ここは公明正大に地元の利益を考えてやってもらいたい。

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