日本語教室最後の授業から
16日は土曜日にやっている日本語教室の最後の日であった。学習者はベトナム人男女2人と中国人女性1人の3人で、他に見学の大学生が1人参加した。
テキストを使って授業をする予定であったが、初めの会話の中から自然にお正月についての話題になっていった。
学習者たちは日本に住んでいても日本の正月についてはほとんど知らないようなので、お節料理とかお雑煮などの食べ物の説明をした。お節料理で使われる数の子やタツクリなどの食べ物がどうして使われるかを話した。
ベトナムの正月に食べる料理をネットで検索し見せてくれたがとてもカラフルであった。それに対し日本のお節料理は大変地味である。
ベトナムも中国も正月は旧正月で行われると言った。ベトナムの正月、中国の春節もとても派手で賑やかだという。日本の正月は静かだと言った。どちらの国も言葉を書いた赤い紙をぶら下げる。日本では門松やしめ飾りを使うが、最近は門松はあまり使われず、しめ飾りも丸い飾りが多くなった。
正月には郷里に帰ったり友だちと会ったりするのが楽しみなのはどこの国もおなじだ。
お年玉もそれぞれの国にあるが、中国は自分の子どもにはあげないそうだ。日本ではどのくらいの金額をあげるのかと聞いたので年齢によって違うと話した。
初詣はベトナムはお寺に行くそうで中国もお寺だという。神社がないから当然であるが。神社でのお詣りの仕方を尋ねられたので、2礼2拍手1礼を説明した。拍手では手を打ってから右指を少し下にずらすことを話した。ベトナムのリンさんがすぐにネットでその意味を調べてくれた。指をずらすのは相手に対しての敬意を示すとあった。
3人ともN1レベルの学習者なので楽しく有意義な会話ができてよかった。
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