和田氏は「高齢者は金を使え」という
スマートニュースに「精神科医・和田秀樹が『高齢者こそお金を使った方がいい』と断言する理由」という記事があった。DIAMOND ONLINEの記事で、和田氏の著書『90歳の幸福論』(扶桑社)より一部抜粋・編集したものであった。
人生100年時代、老後資金に頭を抱える日本人は少なくない現状があるが、和田氏は、「歳を重ねるほどお金を使った方がいい」と断言しているという。
90代まで生きると考えたとき、多くの人が心配するのがお金と介護の問題についてだろうという。「老後資金は足りるだろうか」「年金はだいじょうぶだろうか」「老人ホームに入るお金はあるのか」などである。私もその点を心配している。
私の母は「お父ちゃんが元気なのが大事」が口癖せであった。父の年金だけが頼りであったからだ。それは今の我が家にも当てはまる。私が生きている間はよいが、死ぬと妻への年金は大きく減額されるからだ。
和田氏は言う。高齢者は、お金については心配しすぎなくていいと。なぜなら、人間は年齢を重ねるほどにお金がかからなくなるからだという。
食欲も少なくなり、食べる量が減るし、我が家の場合、外食はしないし、飲み会はまったくなくなった。コロナ以後は旅行もしなくなった。コロナが終っても、我が家では妻が外出できないので、娘のいる東京にいくこともできなくなった。
被服費に関しては買うのは下着ぐらいで、上着などはこれまでに買ったものさえ着る機会がなくなった。
家を増築した時のローンもとっくに返したし、教育費も不要である。
ただ、昨年から今年に掛けて光熱費がものすごく高くなったし、物価が高騰し、食料など生活必需品が買いづらくなった。年金生活者にとっては物価の高騰は怖い。
和田氏は、「いまするべきことは、『こうなったらどうしよう』という不安を抱くのではなく、「実際にどのくらいのお金が老後になったら必要なのか」をきちんと考えておくことです。死後の世界へお金は持って行けません。だから、必要な分だけあれば十分です。」と言っている。
私はどのくらいの金が必要なのかを一度も考えたことがなく、どんぶり勘定でやってきた。和田氏が言うように必要な金のシュミレーションをすることは大事だろう。
その上で高齢者は使える金があったらどんどん使うことで経済に寄与することもできるというのだ。
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