文化庁の言葉の使われ方の調査
メディアによると、文化庁の調査で、新しい擬音語・擬態語(オノマトペ)の浸透度が明らかになった。
「時間や手間をかけずに終わらせる」という意味で「さくっと終わらせる」と使う人は56.2%だという。私は「さくっと」という語をこの記事で初めてしった。若者が使ってるのだろうか。
「ふんわりと柔らかそうな」動物を「もふもふしている」と表現する人は52.6%だったという。私はこの言葉をテレビの動物番組で知った。いい表現だと思って我が家では夏寝るとき使うかけぶとんがもふもふしているので「もふもふ」と呼んでいる。動物以外にも使っている人はいるのだろうか。
「筋金入りの車好き」という意味で「ごりごりの車好き」という人は20.0%にとどまったという。この言い方は知らなかったが、私には馴染まない。
また、本来とは異なる言い方や意味で使われている言葉について、「間髪を入れずは本来「間、髪を入れず」とくぎるが、9割以上の人が区切らずに使っていたという。私もその一人で、若い頃から区切って言うのを聞いたことがないので区切らずに使っている。
「綺羅星のごとく」も「綺羅、星の如く」と区切るのが本来の使い方だが、続けて言うひとが88.6%にたっしたという。私もその一人である。
ちなみに、綺羅について調べたら、
綺羅(きら)
綺は綾織りの絹織物の意。羅は薄織りの絹織物の意。美しい衣服全般を指す。上記の意味から、美しい衣服で着飾っている人を指す。衣服だけでなく、権力者や優れた人に対しても用いる。
上記のような人々が星のように多く集まっているのを形容して、「綺羅、星のごとく居並ぶ」と言う。「綺羅星のごとく」と綺羅と星をつなげて言うのは誤用であるが、現在では「綺羅星」と独立した単語として用いられる例も多数見られる。
さらに、「失笑する」の意味については、本来の「こらえ切れずふき出して笑う」と答えた人が26.4%で、「笑いも出ないくらいあきれる」が67.0%もあったという。私は本来の意味で使っている。
「悪運が強い」は、「悪い状況になってもうまく助かる様子」と答えた人が67.2%で、本来の「悪い行いをしたのに、報いを受けずにいる様子」とした人は24.3%だったという。これはどちらもよさそうな印象を受ける。
言葉は時代と共に変化すうると担当者は言うがその通りであろう。
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