面白い話題

2018年7月15日 (日)

面白い悩み事相談

 7月7日の朝日新聞「悩みのるつぼ」の相談が面白かった。「ある政治家のせいで情報に疎い」という悩みであった。この相談コーナーは回答者を相談者が選べるようになっている。この日の回答者は美輪明宏さんであった。

  「悩みのるつぼ」の回答者には社会学者の上野千鶴子さんなどがいて、どのように回答するかを楽しみに読んでいるが、いつも的確に回答している。

  今回の相談者は40代の男性で、「私は、ある有力政治家のことを、生理的に拒否反応を示すほど受け入れられません。(中略)具体的には、彼が画面に映ると、私は瞬時にテレビを消します。新聞で彼の何らかのコメントが掲載されたり、写真を目にしたりすると、その他の記事も読む気が失せます。(中略)ニュースや新聞に遠ざかってきたせいで、世の中の情報に疎くなってきているのは間違いありません」だからどうしたらよいかという相談であった。

  これを読んで「ある有名な政治家」とは安倍首相のことだとピンときた。そして私の場合は、彼がテレビに映ると画面から顔を背けるのだが、世の中には似たような人がいるのだと思った。

 朝7時からのNHKニュースを見ているが、いつも思うのは、NHKは必ず安倍首相の顔を写すということだ。以前民主党が政権を取っていた時にはそのようなことは無かったのに、NHKは安倍首相を忠実に支えようとしていて、そのために毎回映像を流すのだ。

  私がもう一人目を背ける政治家がいる。朝のウオーキングのときに、公明党の山口代表のポスターを貼ってある家が2軒あり、そのポスターを見たくないのだ。だから半分目をつぶるなどして通り過ぎるようにしている。

  安倍首相と山口代表のタッグチームによって、安倍政権の日本を住みにくい国にするもろもろの政策が実現させてきた。

 失敗したアベノミクス、国民の知る権利を奪う特別機密保護法、憲法の解釈改憲である集団的自衛権容認、自衛隊を海外に派遣し戦争が出来る国にした安保法制、国民が相談すれば捕まえられる共謀法、沖縄県民の苦しみを理解せず、アメリカに従属し、辺野古に基地を建設、教育基本法の改悪、道徳の教科化、労働者をこき使う働き方改革法、賭博を公認する ・・・・数えたらきりがないほどである。これらの国民の幸福を踏みにじる法律を作って来たのだ。

 その他に森友・加計学園問題や公文書の改ざんや、国会へのウソの文書提出、ウソをついているのがバレバレなのにウソをついてないと言い張る首相たち。

 その張本人である政治家の顔など見たくない、言っていることなど聞きたくないという気持ちは痛いほど分かる。だた、私の場合はだからと言ってニュースや情報に触れないというのではなく、逆にニュースや情報は大事だと考えている。美輪氏もそのような回答をしていたと思う。

 

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2018年7月14日 (土)

「空前のメダカブーム」という記事に驚く

 Yahooニュースを見ていたら、「空前の『メダカ』ブームなぜ」という記事を見つけた。メダカがブームとは!?興味をそそられた。

  メダカといえば、子どもの頃田んぼや小川のどこにでもいた。水が動くところで群れていたり、列を作って速いスピードで泳いでいた。

  メダカはどこにでもいるので子どもにとって関心をひくものではなかった。鮒とか泥鰌とか鰻は欲しいな、獲りたいなと思ったものであった。網などを持って鮒や泥鰌を獲りに行ったものである。

  鰻は細い竹の棒に糸と針と餌をつけて鰻の居そうな穴に突っ込んでとるのだがなかなかうまくはいかなかった。

  メダカを掬う網があって、メダカはいくらでもいて獲ろうと思えば簡単にとれるのだが獲らなかった。その頃いたのは黒メダカであった。

  教員になって理科でメダカを教えることがあったが、手に入れることが簡単でないので教材屋に頼んで買っていた。黒メダカではなく赤メダカであった。

  教室の水槽にメダカを入れて藻なども入れて飼っていた。赤いからきれいであったが、メダカは黒という先入観があるせいか違和感があった。

  記事では最近は1匹1万円以上もする高級?メダカもあって、今年5月、愛媛県松山市内のメダカ販売店から、1匹1万5000円の高級メダカ「ブラックダイヤ」を48匹・計72万円相当を盗んだとして、40代の男が逮捕されたと書いてあった。

  エッと驚くような値段である。そういうメダカは品種改良によって作られたのだそうだ。ここ最近、観賞用メダカの品種改良が盛んに行われるようになり、現在メダカの種類は約500~600種に。さらにその数は年々増え続けているという。

  名古屋の東山植物園にメダカの水族館があり、できた頃見に行ったことがある。世界のメダカを集めていたが、何百種類もあるとは言っていなかった。

  メダカは、熱帯魚のような専門的な設備は必要とせず、水槽とカルキを抜いた水道水があれば飼え、エアポンプなども必要ない。初期投資が少なく、自宅で気軽に飼えるのが魅力だというのだ。教室でも簡単に飼って観察したり増やしたりできる。

  珍しいメダカを増やして、メダカや卵をインターネットで売って稼いでいる人もいるそうだ。一方で、野生のメダカは、1999年に環境庁(現環境省)により、絶滅危惧種に指定されているそうだ。

 子どもの頃あれほどいた黒メダカが絶滅危惧種にまでなってしまったとは。童謡の「メダカの学校」を今の子どもたちが歌うのかどうか知らないが、実際に目で見て体験することが出来ない幻の歌になってしまったのだろう。

 

「メダカ 画像」の画像検索結果

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2018年6月13日 (水)

鳥の習性、 コサギとスズメ

 早朝、いつものウオーキングをしていて、山崎川の左右田橋の南に差し掛かったらバシャバシャという音が聞こえた。「何だろう?」思って川を覗くと、コサギが2羽とウが1羽いて、コサギがウを追いかけていた。

 碁のことを「烏鷺の闘い」というように、真っ黒いウはまっ白いコザギと対照的である。ウの行くところをコサギが先回りしたり、周りに行ったりしているのであった。

 ウが魚を取るとき水にもぐって行くが、他の魚が逃げるのでコサギはそれを狙っているのだ。

 コサギを見たいと思って毎朝探していたが、この3か月余り全く見なかった。久しぶりにコサギを見たので嬉しかった。

 昨年までは左右田橋の南の浅瀬でコサギをよく見かけたのだが、今年はこれまでに1回見ただけであった。

 この朝は下流からウを追いかけて来たのであろう。ウはサッと水にもぐったり、水面すれすれに素早く飛んで行く。コサギはそれを少し高いところを飛んで追いかけるのだ。しばらく見ていたら下流へ飛んで行ってしまった。今朝は運がよかったのだ。

 それにしても、コサギはどうやってウがいるところで魚が取れると学習したのであろうか。DNAの中に組み込まれているのであろうか。不思議である。ウの方はそんなコサギを煩がる様子は見られなかった。

 帰り道、田辺公園にさしかかったら、道沿いにある鉄パイプの低い柵に、スズメが6羽ほどとまっていて、傍を低く飛んでいるスズメも3~4羽いた。

 その鉄の柵では、毎朝一人の高齢の男性が腰を掛けて餌をばらまいている。今朝はまだ男性はきていなかったが、スズメはもうすぐ男性が来るのを覚えていて待っているのだと思った。

 この場所では男性が餌を撒くと、カラスとスズメが集まって来て拾っているが、カラスは男性の手に止まって餌を食べることもある。さすがにスズメは用心深いのか近くまでは行くが、手には止まらないようだ。

 以前、イギリスのロンドンの公園に行ったとき、男性がスズメを呼んで手に止まらせて餌を与えているのを見たことがある。ヨーロッパのスズメは人間が害を与えないことをよく知っているのだ。

 日本のスズメは、歴史的に害鳥としていじめられてきたので、DNAに人間には気を付けろというものが組み込まれているのであろう。でも、学習によってこの人は安全だと思うようになったようだ。

 誰も教えないのに習性が受け継がれて行くのはDNAに組み込まれて行くからだと思う。

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2018年6月10日 (日)

対照的な金の使い方、紀州のドンファンと九州の中本氏

 紀州のドンファンと呼ばれる資産家が亡くなって、その死因をめぐって連日メディアが騒いでいる。私の関心はそこではなく、50億円という資産とその使い方である。

  ネットニュースでは資産50億円のうち30億円を4000人の女性のために使ったと書いてあった。調べたら「紀州のドンファン 30億円を美女4000人に貢いだ男」という本が講談社文庫から出ていることが分かった。

  その他にも「俺は死ぬまで美女を抱く」とか、「いい女を抱くためだけに俺は大金持ちになった」という本もある。

  これらの本は本人が書いたのか、ゴーストライターが書いたのかは知らないが、美女に大金を使うことを自慢する人間がいることに驚いた。FNNニュースでは友人がこの男のことを金儲けだけを考えていると評していた。

  もともと資産があって、それを上手に運用して大金持ちになったのかどうかそれは知らない。だが、その金を美女を抱くために使って来たという生き方に疑問をもつ。

  世界中には一生懸命に生きながら、その日の生活にも困っている人が何億人もいる。ビルゲイツのように稼いだ金の一部を社会のために寄付するという考えはなかったのであろうか。美女に使うことを誇らしげに本にする男だから、そんな殊勝な考えはないのだろう。

 一方、7日の朝日新聞「ひと」欄には、紀州ドンファンと対照的な金銭価値観を持った人が紹介されていた。中本博雄さんという人で、タイトルは「貧しくてあきらめた九大に5億円を寄付した」であった。

 中本さんは、「無駄なお金を使うなら人にあげた方が生きる。財産ゼロという生き方をしたい」と語っている。家庭が貧しくてどうしても九大に進学できなかったそうだ。しかし、その後青写真で焼いていたコピーを普通の紙でやれないかと考えて6年後に成功したのだという。米国でも日本でも特許は取ったが、特許料はもらっていないそうだ。

 1987年に製図や印刷の会社を福岡市で創業した。今は息子に経営を譲り引退している。愛車は軽自動車、自宅は知久5年と地味な生活をしてきたようだ。

 「苦労して貯めたお金ですが、貧しくても勉学したい人が使えば何十年か後に生きると思うのです」と語っている。何と尊い志であろうか。

 紀州のドンファンの金の使い方にうんざりしていたときなのでピーンと心に響いた。自分の才覚で儲けた金だからどう使おうと勝手だと言えばそれまでだが、人間としてそれでいいのかと言いたくなる。米国のトランプ大統領も何十人もの美女と交渉し、口止め料を払ったことが顰蹙をかっている。紀州のドンファンとは相手にした美女の数が桁違いに少ないが金銭感覚は同じである。いずれもDEALなのだ。

 日本にも中本さんやビルゲイツのような人がいっぱい出てきてほしい。

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2018年6月 3日 (日)

和語には「ラ行」で始まる言葉はなかった!?

 Yahooニュースを見ていたら、President Onlineの「日本にはもともとら行の言葉はなかった」という記事を見つけた。「南極と北極はどちらが寒い」とか「+-×÷=はどうして生まれた?」というようなちょっとした雑学を取り上げた記事の中にあったのだ。

 ラ行の言葉は確かに少なく、しりとりをするときラ行の言葉に持って行くと勝てるということは知っていた。
 
 辞書で調べたらラ行の中でもルで始まる言葉は特に少なく、留、瑠、婁、屡、流、琉、類、塁,累、涙、誄、泪、など14しかなく、後はこれらの字が頭に付いた「留守」「流行」のような熟語が少しあるだけである。ほとんどはルール、ルーキー、ルート、ループ、ルームのような西洋系外来語である。
 この記事によると、日本にはもともとラ行の言葉はなく、中国から漢字が渡来してそれを使ってラ行の言葉ができたのだという。確かにラ行で始まる言葉は音読みである。
 
 数字の「六」は和語のように感じられるが「ロク」は音読みで、「ムッツ」のように「ム」が訓読みである。
 
 こうしてみると、古い時代に漢字が入ってきて、その音を使うことにより、日本語の表現が豊かになったことがわかる。しかも、中国語はその後も何度か入ってきた。中国のどの地域から来たかで発音が異なるのだ。
 
 音読みには呉音・漢音・唐音(宋音・唐宋音)・慣用音などがある。漢音は7、8世紀、遣唐使や留学僧らによってもたらされた唐の首都長安(今の西安)の発音(秦音)である。
 
 呉音はそれよりずっと前の5世紀に中国南方から伝わったもので、漢音導入以前に日本に定着していた発音で、朝鮮半島の百済の王仁が「千字文」を持ってきたと歴史で習った。唐音は鎌倉時代以降、禅宗の留学僧や貿易商人らによって伝えられたものである。
 慣用音は、上記のどれにも収まらないものをいう。百姓読みなど誤った読み方が時代を経て定着した音読みが多い。「茶」における「チャ」(漢音「タ」・呉音「ダ」・唐音「サ」)という音は、誤った読み方ではないが、漢音と唐音の間に流入した音でどちらにも分類できないため辞書では慣用音とされる。(wikipedia)
 
 同じ漢字でも、たとえば、「明」という漢字は呉音の「ミョウ」と発音し、漢音では「メイ」と、唐音では「ミン」と読むのはそのためである。
 今、日本語教室で漢字の読み方と意味を例文を使って教えているが、日本語の漢字はつくづく難しいと思う。
 「日本語にはラ行の言葉はなかった」のが中国語の漢字の音と外来語で作られたというのは面白い。
 
 

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2018年5月31日 (木)

24日の「NHKのSNS英語術」が面白かった

 4月から始まったNHKの英語番組「SNS英語術」を見ている。この番組は今世界で大流行しているSNSでの生の英語を通して英語を勉強しようというもので、主にTwitterの投稿が取り上げられる。

 5月24日の番組は、毎年5月に迎えるアメリカの高校と大学の卒業式に関連したものであった。アメリカの高校では卒業式の後意中の人と着飾ってダンスパーティに出かける「Prom」と創意工夫を凝らして校内にいたずらを仕掛ける「Prank」が紹介された。どちらも日本にはない卒業文化である。
 下の写真のPrankは、校長室に入れなくしたものと校長室に車が突っ込んだ形にした手の込んだものである。
 Promは幸せそうな表情である。また、アップロードした人の言葉がいい。
 
もう一つは、大学のCommencement Speechである。ハリウッドスターや元大統領などの著名人が各地の大学で行うスピーチから選んだものだ。
 
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Prank
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Prom
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Commencement Speech
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2018年4月12日 (木)

転載―第10回高等研究院無料レクチャー

 この度、名古屋大学高等研究院では、高等研究院レクチャーを下記のとおり開催いたします。

  お誘い合わせの上、ぜひお越しください。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

 (入場無料 申込不要)

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    第10回高等研究院レクチャー

   ~クフ王のピラミッドと素粒子物理学~

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 ■日  時:平成30年4月18日(水)13:30~16:30

 ■場  所:名古屋大学(東山キャンパス)

       理学南館 坂田・平田ホール

       (地下鉄名城線「名古屋大学」駅下車 2番出口より徒歩5分)

        http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/index.html

       ※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。

 ■参 加 費:無料

 ■参加申込:不要

 ■講演内容:

  ・森島 邦博(名古屋大学高等研究院特任助教)

   「宇宙線イメージングによるクフ王のピラミッド内部における新空間の発見」   

  ・河江 肖剰(名古屋大学大学院文学研究科附属

         人類文化遺産テクスト学研究センター共同研究員)

   「オープンイノベーションによるピラミッド群3次元調査」

  ※詳しくは、下記のHPをご覧ください。

   http://www.iar.nagoya-u.ac.jp/iarlecture.php 

  どうぞよろしくお願いいたします。 

 ===================

  名古屋大学高等研究院

  TEL:052-788-6051 FAX:052-788-6151

  〒464-8601 名古屋市千種区不老町

  E-mailiar@adm.nagoya-u.ac.jp

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2018年4月 4日 (水)

糖質制限は老化を早めるという研究は間違い?―②―

 

東北大学大学院都築准教授らの「糖質制限は老化を早める」という研究に対して、糖質制限の第一人者糖質制限食の第一人者で『江部康二の糖質制限革命』の著者でもある江部氏は次のように反論する。

 東北大学大学院・農学研究科のグループ は根本的な間違いを犯しているというのだ。それは、「そもそもマウスの食事実験の結果はヒトには当てはまらない」という基本的なことを無視していることだと指摘する。

  マウスで糖質制限実験をすることがなぜ根本的な誤りなのか。マウスやラットなどネズミ類の本来の主食は草の種子(すなわち今の穀物)だからだという。

  鮮新世(510万年前)以降、ネズミ科の動物が出現して爆発的に繁栄する。510万年間、草原の草の種子(穀物)を食べ続けてきたネズミに、高脂肪・高タンパク食を与えれば、代謝が破綻するのは当たり前のことだ。

  ネズミの主食はあくまでも「穀物=低脂質・低たんぱく食」なのだ。ネズミは、「穀物=低脂質・低たんぱく食」に特化して、消化・吸収・代謝システムが適合しているのである。

  東北大学大学院の実験は単純に、マウスの代謝に合わない(主食でない)糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)をマウスに与えて、寿命や老化を観察するという実験にすぎない。

  すべての代謝が狂って老化が進み寿命が短くなるのも、言わずもがなだという。

  食事についてヒト以外の動物を使って実験することがいかに見当はずれなことか。わかりやすい例として、ゴリラを例に説明する。

  ゴリラの主食は「棘(トゲ)の多い大きな蔓(つる)や大きな草」だ。つまりゴリラは超低脂質・低たんぱく食が主食なのだ。このゴリラに、糖質制限食(高脂肪・高タンパク食)を食べさせたら、代謝はガタガタになり、マウスやラットと同様、老化も進み、寿命も短くなるだろう。

  東北大学大学院の実験は、わかりやすく言うと、ゴリラにステーキを食べさせるというイメージになる。

  人類のもともとの食性は「糖質制限食」であった。農耕が始まる前の700万年間は、穀物ではなかったことは確実である。農耕が始まる以前の狩猟採集生活では、糖質を取ることはまれにしかなかったといえる。

  つまり歴史的事実として、農耕が始まる前は人類皆、実質的に糖質制限食を実践していたのだ。

  また、ヒトの進化の過程で脳が急速に大きくなり、シナプスが張り巡らされるためには、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)の摂取が不可欠であった。

  EPAとDHAは、地上の植物性食品には含まれておらず、動物性食品にしか含まれていない。

  したがって少なくとも、肉・骨髄・昆虫・地虫・魚貝……などの高脂肪・高たんぱく食を、脳が急速に発達した20万年前頃、必要充分な量、食べていたことは間違いないであろう。

  このように人類は本来、高脂肪・高タンパク食に慣れているので、糖質制限食の安全性は高いのだ。

  マウスやラットやゴリラと、ヒトの食性はまったく異なっているのだ。

  結論を簡潔に申しあげる。

  薬物の作用や毒性をネズミ類で動物実験するのは、研究方法として比較的問題は少ないと思う。

  しかし、本来ヒトと主食がまったく異なるマウス・ラットなどネズミ類で、人類の食物代謝の研究を行うのは、出発点から根本的に間違っている可能性が高いので注意が必要でだ。

 研究者の皆さんにおかれましては、「薬物の動物実験」と「食物の動物実験」はまったく意味が異なることを認識してほしいと思う。

 私はこの反論を読んで安心をした。糖質制限は間違っていないと思うのだ。

 (東洋経済オンラインから紹介。 ところどころ省略してある)

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2018年4月 3日 (火)

糖質制限が老化を早めるという研究は間違い?―①―

 私の身内や知人に糖尿病やその危険性のある人が何人もいるので、糖質制限に関係した本を読み漁った。そして共通点を引き出した。やはり糖質を制限することが糖尿病を予防したり治したりするのに効果があるということであった。それを数年前のblogに書いた。

  先日週刊新潮の新聞広告を見て驚いた。それは「糖質制限をすると老化を早める」という記事であったのだ。私は病院へ行ったついでに備え付けの週刊新潮の記事を読んだ。また同じ内容がフジテレビでも取り上げられ、都築准教授が出演したという。

  そして今日その記事の元の記事が農業新聞3月15日号にあることを知った。

 その記事は次のようである。

  ――糖質制限ダイエットは老後にしわ寄せも・・・。ご飯やうどんなどの炭水化物を減らした食事を長期間続けると、高齢になってから老化が早く進み、寿命も短くなるとの研究を東北大学大学院がまとめた。

  糖質制限は「内臓脂肪を効率的に減らす」と話題になっているが、マウスを使った試験では人間の年齢で60代後半からの老化が顕著だった。研究内容は名古屋市で15日から始まる日本農芸化学会で、17日に発表する。
 

  同大学院農学研究科のグループは、食事の量を減らさず炭水化物の量を制限し、その分をタンパク質や脂質で補う「糖質制限食」について、摂取と老化の影響を分析。マウスに日本人の一般的な食事に相当する餌を与えた場合と、糖質制限食を与えた場合を比較した。ビタミンやミネラルは同じ量を与えた。

  一般的な食事を与えたマウスは多くが平均寿命よりも長生きしたが、糖質制限食では平均寿命まで生きられなかった個体が多かった。死んだ個体は平均寿命より20~25%ほど短命だった。また、糖質制限の個体は見た目も同齢の一般食の個体と比べて背骨の曲がりや脱毛などがひどく、老化の進度が30%速かった。

  同科の都築毅准教授によると、現時点で詳しいメカニズムははっきりしていないが、「糖質制限食の個体は、血液中に多く存在するとがんや糖尿病の発症が早くなる可能性が高まる物質が多くなっていた」と、食事による違いを指摘する。

  さらに、若い時期は影響が目立たないために健康そうに見えるが、加齢が進んで人間の年齢換算で60代後半になると、外見的な老化が進行し、皮膚の状態の悪さがはっきりしてくるという。

  同グループは「長期の糖質制限はマウスの皮膚や見た目の老化を促進し、寿命を短くする」と結論付けた。都築准教授は「極端な食事スタイルは健康維持に有益ではないと発信し、誤った食生活を見直すきっかけにしてほしい」と期待する。―― 

   
 

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2018年4月 2日 (月)

麻生財務相の発言のレベルは恥ずかしい!!

 麻生財務相はときどき物議を醸す発言をするので有名だ。今回もとんでもない発言をした。朝日新聞によると、その発言は29日の財政金融委員会であった。

 米国を除く11か国による環太平洋経済連携協定(TPP11)について、「日本の指導力で、間違いなく、締結された」と強調した。しかし、まだ署名段階で、締結ではないのだ。

 また「茂木大臣、0泊4日でペルー往復しておりましたけど、日本の新聞には1行も載っていなかった」と発言した。これもペルーではなく、署名式はチリの首都サンディアゴであった。

 さらに新聞は報じなかったと言ったが、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞などが報じている。

 麻生氏は次のように付け加えた。「日本の新聞のレベルはこんなもんだなと」「みんな森友の方がTPP11より重大だと考えているのが、日本の新聞のレベルだ」と述べたのだ。

 麻生財務相のTPP11についての認識レベルは上記のように、何にも知らないことを露呈している。それなのに間違ったことを言い、平気で新聞批判を展開している。

 もう一つ見逃せないのは、麻生財務相が森友問題を非常に軽視していることだ。そもそも森友問題は財務省が法にはんすることをやったから起こったことである。

①国有地売渡を、忖度をせずに適切に行っていればこの問題は起きなかったのだ。

②国会で本当のことを答弁していれば、これほど長引くことはなかった。文書を廃棄したとか、知らないなどと嘘の答弁をしていたことに原因する。

③公文書改竄という絶対にやってはならないことを平然とやり、その上、2度にわたって改ざん文書を国会に提出した。どちらも国政の根幹に関わる大罪である。

④佐川元理財局長の国会喚問をしたが、結果は真相の解明には全くならなかった。

 財務省の最高責任者として辞めて当然なのに平然と居座っている。国会に2/3の多数議席がなければとっくに内閣総辞職をしている事件である。

 何をもって森友問題を低レベルだというのか。 

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