エンターテイメント

2016年10月18日 (火)

大須大道町人祭

 15日、16日は名古屋祭りであった。名古屋祭りに合わせて、大須では大道町人祭りが開催される。私は大道芸を見るのが好きで、毎年出かけている。

 今年は土曜日のボランティアの後大須へ行った。東仁王門通りのふれあい広場に着くと、案内所でプログラムをもらった。何処へ行こうか迷った末例年のようにふれあい広場で見ることにした。

 迷った訳はふれあい広場ではジャグリングが主になっていたことと、これまでに見たことがあるパフォーマーが多かったからだ。

 13時過ぎに着くとto R mansionというグループの演技が始まっていた。男女2人ずつのグループで首のない学生服の姿を動かしていた。最後に中から女性が出てきた、イリュージョンのようなものだが、出現に時間がかかりすぎでいた。その後のパフォーマンスも面白くなかった。

 次は名古屋出身のジャグラー天平のパフォーマンスであった。つい先日小牧の市民会館で観たばかりであった。彼は世界チャンピオンになっただけに、いつ見ても素晴らしいジャグリングであった。ボール、クラブ(こん棒)、独楽、リングなどを、おしゃべりをせずパフォーマンスだけで魅せるのが素晴らしい。

 3番目は山本光平のパントマイムであった。プログラムには「ばかばかしくてばからしいたまらないパフォーマンス」と書いてあったが、その通りでまことにばかばかしいもので私には全然受付なかった。

 4番目はダメじゃん小出のジャグリングとなっていたが、実際はジャグリングらしいものはボールのお手玉とあと一つちょっとしたものがあっただけで、あとはピン芸であったがこれも名前の通りのダメパフォーマンスであった。

 5番目は大須初出場という桔梗ブラザースのジャグリングであった。兄弟で演じるジャグリングで、世界ジャグリング太会で5回賞を取ったというだけあって、スピードあるこん棒(クラブ)、11本使ったこん棒、4個使った独楽など観客を堪能させた。ただいつも拍手を促すのはいただけなかった。

6番めはサンキュー手塚のパントマイムだった。テレビドラマなどをヒントにしたものであった。よかったのは豊洲問題を寅さんを登場させて皮肉ったものぐらいであった。

 7番目はボンバングーのジャグリングであった。大須には初登場だそうだ。ボールを6個使ったものや箱をたくさん使ったものなどがよかった。技術は高いがおしゃべりが多く天平とは対照的であった。

 ふれあい広場に居座って観たが、結局よかったのはジャグリングであった。これは技術を見せる訳でそれに圧倒された。

 全部で48組、250人ほどがパフォーマンスを披露したという。今年は会場が大須演芸場も含めて15会場も作られたいた。その外にロービングという出没するものもあった。

 おなじみのおいらん道中のほかに「らくだ」の行列があった。1826年にお大須にアラビアからラクダが来て見世物となり大評判となったことを再現したものという。

 

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2016年9月20日 (火)

福田綾乃の「ものまねざんまい」を観て

 福田綾乃を知ったのは、彼女がNHKの語学番組「大人の基礎英語」に出ているからだ。私はこの番組を見ている。昨年は学習者として高橋真麻が出ていて、結構面白かった。また高橋が英樹の長女であることもその時に知った。

  今年の学習者は福田綾乃である。彼女は高橋よりまだ英語のレベルが低くて、ちょうど番組にあったレベルの様に感じる。

  福田が物まね芸人だということも初めて知ったのだが、さすがに芸人だけあってキャラクター丸出しのやり取りが面白い。オーストラリアの歌手サラ・オレインの発音を的確に真似ているのも物まね芸人だからであろう。

  先日たまたまスマホのニュースを見ていて、福田が名古屋でライブをやることが分かった。ホームページで調べてみた。それでどんな物まねをやるのか観てみたいと思った。栄のチケットピアに行くと、日曜日午後のチケットが取れたので4500円を出して買った。手数料を108円払ったので4608円であった。

  会場は東建ホールで、地下鉄の鶴舞線丸の内駅で降り①出口の階段を上るとその前にあった。ここにホールがあることは知らなかった。中に入ると文化小劇場のようなホールであった。

  どんな物まねライブをやるのか全く想像がつかなかった。観客は若い人から高齢者までいたが若い人が多いようであった。舞台にスクリーンがあり、左右に丸い台のステージがあった。

  定刻の13時にスクリーンの映像から始まった。そして福田がダンサーと共に登場し、歌手の歌をカバーして歌った。この会場は両側に壁スピーカーがたくさんあり、私の席は右後方でスピーカーの音がガンガン響いた。

  私は若い歌手の歌や名前は知らないので、福田が歌っているのが歌手に似ているのかどうかは分からなかった。歌の一番だけを歌い、次々に違う歌手を歌って行った。スクリーンには歌詞の字幕が出ていたので歌を追うことができた。

  衣装替えなどに時間を取るので、その間をスクリーンに映る、福田が扮したタレントの話でつないでいた。なかなか面白いやりかたであった。

  大きく分けると6分ぐらいに分かれていた。「女ののど自慢」の部では、初めに客席に下りて司会をやってくれる人を探した。東海テレビの長嶋アナウンサーを見つけ、司会をしてもらった。

  「女ののど自慢」には松田聖子や高畑淳子まで登場した。アンジェラ・アキに扮して弾き語りをする部では「世界に一つの花」のパロディーでスマップの解散やその他のことを取り上げていた。こういう風刺性、社会性があるのはよいと思った。わざとかどうか知らないが、4人めのイントロで躓いていたのは愛嬌である。

  この日のライブでは100ネタをやるということで、多分最後の方の鶏、牛、馬、猫なども含めてだと思うが、それにしても85人ぐらいの、若い歌手から昔の歌手までの歌真似を、全部暗譜で歌ったのは驚きであった。1回だけ歌詞を間違えていたのは愛嬌である。

  福田綾乃は低音域から高音域まで出て、しかも歌がうまい。独立して歌手になれると思うぐらいである。私がよいと思ったのは、中嶋みゆき、石川さゆり、平原綾香、アンジェラ・アキ、、もののけひめの米良、千と千尋の神隠し、・・・であった。

 14時50分まで1時間50分を歌いぬいたのは大したエネルギーであり、私にとっては歌の見本市のような感じであった。従来の物まねとは全く異なる新しいジャンルを確立していた。なおこの日(9月19日)が29歳の誕生日であったそうだ。

 

 

「福田彩乃 画像」の画像検索結果

 

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2015年12月11日 (金)

楽しかった「田中大貴の華麗なるマジックショー」

 6日日曜日に豊山町社会教育センターで「第21回 とよやま女性のつどい」が開かれた。今年度のテーマ、”ドキドキ・わくわく”にふさわしいイベントとして、ゲストにマジシャンの田中大貴さんを招いて「田中大貴の華麗なるマジックショー」があった。

 社会教育センターまでは栄からタウンバスがあるというので、ネットで調べたら、日曜日は12時出発があり、13時の開演に間に合いそうだと分かった。

 バス停には名古屋華マジカルのメンバーが誰かいるかと思ったら誰もいなかった。バスには3人の乗客しかいなかった。定刻に噴水前の錦通り沿いのバス停から出発した。

 社会教育センターに着いたら12時35分であった。入口に顧問のKさんが立っておられた。入場券を頂いて2階の会場に行くと、かなりの人が座っていたが、名古屋華のメンバーの顔は見当たらなかった。

 ちょうど良い席が1つ空いていたのでそこに座った。しばらくすると名古屋華の人たちが来た。後ろの方に座った。

 開演前に挨拶の写真を撮りたいと言ったら、演技の写真はダメだと言われた。ところが大貴さんに聞いてくれたらしく、「演技の写真はOKです。ただし、ビデオは撮らないでください」というアナウンスが入った。それで写真を撮れるので嬉しかった。  ただ、残念だったのは無意味なフラッシュを使っている人がいたことだ。デジタルカメラではフラッシュは要らないのだ。

 女性の会の会長挨拶や来賓挨拶の後13時15分に田中大貴ショーが始まった。誰にでも受ける鳩だしから始まった。2羽のハトを巧みに出して鳥かごに入れ、それに布をかぶせて持ち上げると女性が現れるというイリュージョンで観客を掴んだ。私も普通の鳩だしを想像していたのでびっくりした。

 その次は箱に女性が入りどこにも隙間がないような状態をつくり、元に戻すとでて来たのは金髪の美人の外国人であった。この二つで観客をすっかり魅了した。  

 それから普通のマジックをやった。観客を舞台に上げて共にやるマジックが4つあった。最初は会場の女の子を相手にオレンジなどを出すマジック、男の子を相手にカードマジック、次は年配女性とテーブルの浮揚、女の子と人体浮揚、熟年夫婦を相手にメンタルマジックを演じたがいずれも巧みなトークで笑いを取りながらの演技であった。

 その間、客から借りた1万円札を千円にするマジック、白紙を札にしてさらに大量の札の出現、ロープマジックなどいくつかを見せたが、いずれも笑わせながらの楽しいものであった。インコを使ったマジックもあった。

 終わりの方では人体交換で金髪美人が箱に入り大貴さんと入れ替わった。最後は黒幕を使って金髪美人と大貴さんがくるまり、服が替わった金髪美人が現れると大貴さんが消えていた。指さす方を見るといつの間にか大貴さんは服を変えて客席後方から現れた。

 自らイリュージョニストと名乗り、素晴らしイリュージョンを演じたが、従来のマジックも楽しく巧みに演じ、さすがはエンターテーナーだと感心をした。会場のみなさんも十二分に満足したようであった。

 この日午前中は小牧でショーをやってきたと言っていた。どんなショーだったのだろうか。

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2015年10月15日 (木)

大須大道町人祭りを観る―②―

 大須演芸場は改装されてきれいになっていた。中に入ると満員であった。補助椅子が空いていたのでそこに座った。

  けん玉師伊藤佑介さんのけん玉から観た。伊藤さんは世界チャンピオンで大学の頃に「もしかめ」でギネス記録を作ったそうだ。今けん玉は世界でブームになっているが、そのお蔭で新しい技ができているという。何でも3万もの技があるそうで驚いた。

  演技には大きいけん玉を使うのだがこれを扱うのが難しいのだそうだ。会場にいた小学生をステージに上げたが、その子は2段だそうで、難しい大きいけん玉を使って上手にやったので感心した。

  伊藤さんに一番難しい技は玉の上にけん棒を立てることだそうで、2回失敗して3回目に成功した。

  糸のないけん玉を使ってお手玉のように動かしたり、けん棒を回転させて玉を載せたりいろいろな技を見せてくれた。

  江戸操り人形の上条充さん。60cm大の人形を手で持った引き板で操るのだ。以前にも見たことがあるがステージだと映える。糸の操り方で人形は自在に動くのが見事であった。かっぽれと酔っ払いと獅子を演じた。

  3番目は活弁で坂本頼光さんとが演じた。最盛期には8000人もいたそうで現在は100分の1に減ってしまい、36歳の坂本さんが一番若いそうだ。

  スクリーンに投影機で映した動画を説明するのだ。アニメの「日の丸太郎」イギリスの「ジャックと豆の木」「国士無双」という片岡千恵蔵や山田五十鈴が出演する短編の3本を上映した。

  昔のアニメや時代劇は大変興味深く観た。プレゼンテイションに活弁を応用できそうだと思った。

  次が筑前琵琶の川村旭芳さんで正座で座って琵琶を弾き、「耳なし芳一」と「祇園精舎」を演じた。若くて端正な女性で以前にも聴いたがますます冴えていた。

  「祇園精舎」を聴きながら安倍政権のことが頭に浮かんだ。「驕る平家久しからず」で早く壇ノ浦の藻屑と消えてほしいと思いながら聴いた。

  次は江戸曲独楽の柳家三亀司さんが独楽を回した。以前に別の人の江戸曲独楽を観たことがある。その時はあまりしゃべらずに独楽の演技の数々を演じていたが、柳家三亀司さんはしゃべる独楽回しでしゃべりが売り物だそうだ。しかし、私が聴いたところでは、毒舌、客をバカにすること、ため口のしゃべりなど品がなかった。

  しゃべらないと20分の間が持たないと言っていたが、一つの独楽の技はほんの20秒位で「ハイ、カメラ」などと言っていたが短い演技であった。独楽の太刀渡りは刀を抜いたが結局やらなかった。下手なしゃべりの曲独楽師であった。

  最後は戦国セレブアイドル「あいち戦国姫隊」という若い女性のグループで、なんでも家康の側室、前田利家の妻、お市の方が愛知の文化や歴史を広めるためによみがえってきたという設定だそうだ。

  踊って紹介をしたあと、歌を歌って終わった。意味不明のグループであった。

そのあと、帰り道に浅間神社の会場に行ったら「ポールダンス」というのをやっていた。鷹島姫乃さんという若い女性で、神社の前に据え付けた高さ10mぐらいのパイプのポールに女性が上っていた。

 ポールに足や手を使ってつかまったり、ぐるぐると回ったり、逆さになったりしていた。着物を羽織ってやったり、ビキニ姿で演じたりした。足で巻き付いて身体を止めるのは大変だと思った。それなのににこやかに演じていた。

 最後は薄いヴェールのような羽織をはおって上り紙ふぶきを放った。

 今年もいろいろなパフォーマンスが見られて楽しかった。

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2015年10月14日 (水)

大須大道町人祭りを観るー①―

 大須で開催される大道町人祭りはほとんど欠かさず見ている。名古屋祭りと同じ日に開催だと思っていた。10日の土曜日にNHKテレビを見ていたら大道町人祭りの様子を映していた。次の日もあるかどうかは何も言わなかった。(NHKニュースはこういうことがある)

  ネットで調べたら、日曜日もやることは分かったが開始時刻が書いてなかった。これも大事なことが抜けていた。

  日曜日は夜中から雨が降っていたが10時ごろにはやんだので釣り用の椅子を持って出かけた。小さくても腰かけた方が楽だからだ。

  仁王門通りのふれあい広場に着くと、大勢の人が取り囲んでいたがまだ始まっていなかった。プログラムをもらって座席に行ったら丁度良い場所があったので腰を下ろした。

  11時開始でトップは「ロボットのぞみ」であった。大須へ来るのは2回目だと言っていた。四角い箱をかぶりロボットに扮してのパフォーマンスがメインであったがあまり面白くはなかった。

 2番目は「ダメじゃん小出」のジャグリングということであったが、最初は簡単なマジックを3つやった。その一つは子どもを参加させてティッシュの箱を持たせ、そこからティッシュを取り出して丸めどちらの手にあるか当てさせる。そのあと丸めたティッシュを子どもの後ろに放り投げどちらの手にあるか当てさせるのだ。放り投げたティッシュを拾わせて、チェンジバッグに入れてもらい、白いゴムの鳩を取り出す。鳩には万国旗が仕込んであって引き出して終わりであった。

 おしゃべりの中でよかったのは、安保法や安倍批判を笑いを取るのに使ったことであった。ジャグリングではボールのジャグリングと、観客を4人出てもらって箱を送ってもらい、その箱を使ってのパフォーマンスであった。

 3番手はSPINATIONの二人によるヨーヨーのパフォーマンスで、彼らはヨーヨーで世界一を取ったそうだ。その技の数々をおしゃべりを入れて見せてくれた。ヨーヨーの技はふえているようだ。まるで神業のようにヨーヨーを扱う素晴らしい演技であった。

 この後は以前に見たことがある出し物なので他の会場に移動した。会場は全部で14あったが、中に再出発したばかりの「大須演芸場」があったのでそこに行くことにした。

 大須はどの通りも人で埋まっていた。その中をくぐり抜けて演芸場に行った。

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                      ロボットのぞみ

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                     ダメじゃん小出
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                        ダメじゃん小出

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               WORLD YO-YO CHANPION SPINATION 

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2015年9月30日 (水)

前進座の芝居を観た

 7月頃だったと思うが妻が前進座のチラシを見て観に行きたいと言ったので前売り券を買った。27日の午後中日劇場に行った。

  指定席なのでゆっくりと行けばよいと思ったが、妻が早く行きたいと言ったので早めに行ったが、エレベーターには長い列ができていたので驚いた。座席は中央の11列目でとてもよい位置であった。

  演目は二つあり、第1部は狂言をもとにした狂言舞踊の「棒しばり」であった。解説によると、この狂言は岡村柿紅が同名の能狂言をもとに、六代目尾上菊五郎と七代目坂東三津五郎にあてはめて書き下ろした舞踊劇で、初演は大正5年だそうだ。

  大きな松が描かれた能狂言舞台でセリフや所作も狂言と変わりはなかった。所用で出かける大名は、召使の太郎冠者と次郎冠者が底抜けの酒好きなので、大事な酒蔵の酒が心配でならない。

  そこで一計を案じた大名は、次郎冠者が棒の手の練習をしているのを利用してそれを演じさせ、その隙に両手を棒に括り付けてしまう。また太郎冠者の両手も隙を見て後ろ手に縛りつけてしまい、これで安心と用に出かける。

  二人は酒を飲みたいので酒蔵にやってきて中に入り、酒を飲む。手を縛られたままで酒を飲む仕草が笑いを誘う。酒を飲んで上機嫌になった二人は互いに踊りを見せあうことになる。両手を縛られたままの踊りが面白い。

  相当飲んで踊っているところへ大名が帰ってきて見つかってしまう。大名が罰を与えようとするがそれを逃げる2人。三者が入り乱れての動きが面白い。約45分の楽しい舞踊劇であった。

  次郎冠者は嵐芳三郎、太郎冠者は中嶋宏太郎、大名は益城宏が好演した。

  25分間の休憩の後第2部は「芝浜の革財布」であった。これは三遊亭円朝の有名な人情噺「芝浜」を舞台化したものである。

  貧乏暮しのうえに後先も考えない呑兵衛の魚屋熊五郎は、どうにもならなくなって、女房のお春に、「これからは性根を入れ替えて一生懸命働き酒も止める」という証文を書く。

  次の朝、時間を間違えてお春が早く起こしたので、暗いうちに芝浜に行く。そこで足に引っ掛かったのが革の財布であった。中には小判がいっぱい入っていた。震える足で家に帰るとお春にいきさつを話し、財布を改めると48両も入っていた。その財布と小判を女房に預ける。

  お春の勧めで風呂に行った熊五郎は長屋の仲間に日ごろの義理を果たそうと考える。仲間を招いて飲めや歌えの大騒ぎをする。

  それを見て女房のお春は一計を案じる。翌朝泥酔から覚めた熊五郎に請求書を見せて、金がないのにどうするつもりだと言う。熊五郎は昨日拾った金があるだろうと言う。お春はそんなものは何もない、夢を見ているのだろうと言い、夢の話しにしてしまう。

  証文を取り出したお春に真面目に働くことを誓わせられる。そして3年経って大晦日の場面である。」熊五郎は立派な魚屋になって若い衆を2人雇うほどになっていた。

  お春は話があると言ってこれまで革財布はないとウソをついてきたことを話し、財布と小判を見せる。そして用意してあったご馳走と酒を持ってくる。

  落語では酒を勧められた熊五郎は杯を口に運ぶが、「よそう。また夢になるといけねえ」というオチで終わる。この芝居では大きな茶碗でお春の勧めるままに飲んで幕となる。

  人情噺をもとにうまく芝居に組み立ててあった。熊五郎は藤川矢之輔が、お春は山崎辰三郎が巧みに演じた。

  私と前進座との縁は、高校時代にさかのぼる。前進座は陸の孤島と言われた南紀新宮にも毎年来ていた。名立役の河原崎長十郎や名女形の河原崎国太郎、中村翫衛門、瀬川菊之丞などそうそうたる役者であった。当時演劇部にいたので友人と手伝いを頼まれて楽屋などに入ることができ、芝居を観ることができたのはラッキーであった。私が歌舞伎を知ったのは前進座を通じてであった。

 『棒しばり』『芝浜の革財布』

 

 

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2014年10月14日 (火)

第37回大須大道町人祭―②―

 ふれあい広場で15時まで見た後、別会場に移動した。通りへ出ると大変な人出でぶつかりそうなくらいであった。日曜日ということもあるが大道町人祭りというイベントがあるから大勢の人が出てきたのだろう。

 

  トイレに行きたかったので、万松寺の前の地下のパチンコ店に入るところに降りて行った。この辺ではパチンコ屋のトイレが近いのだ。パチンコ店には客がたくさん入って騒音がすごかった。相変わらずパチンコに来る人がいるのだなあと思った。ここのトイレは3人しかできないが、分かり難いせいかいつも空いている。

 

  その後、裏門前町と赤門通りの交差点に造られた「赤門UFO」という会場に行った。そこで15時からのシルヴブレというカップルが演じるパントマイムを見た。真っ白な服を着てエレガントな雰囲気をかもして演技をした。ピクニックとか記念撮影とかのテーマでやったが、あまり意味が分からなかった。

 

  次の16時からの天平のジャグリングには期待をしていた。以前にも何度か見たことがあるが楽しみであった。彼の演技は実に素晴らしかった。世界大会で一位を取ったことがあるというだけに速さと華麗さがある演技であった。ボールやピンやバーを巧みに操り見事であった。

 

  終わったところでHさんの姿を見かけたので声を掛けた。彼は天平と知り合いだと言い、紹介すると言って私を連れて行った。その後ツーショットを撮ってもらった。

 

 Hさんが、「カゲキカブキ勧進帳」を見ると言った。私も興味があったのでついて行った。会場は、大光院というお寺の境内であった。このお寺は初めてであった。境内には満員の客が集まっていた。何とか場所を見つけて座ることができた。

 

  この歌舞伎は、ハラプロジェクトが復活させたのだそうで、17時から始まり、最初に代表に原さんの挨拶があった。きっとびっくりすると思うと話した。

 

 始まるとなんと義経は女性で、後に続く山伏たちは背中に自転車を背負ったり、ラジカセをもっていたり、何とも奇妙ないでたちで六法を踏みながら登場した。

 

  セリフは歌舞伎なのだがBGMは今のロックか何かで、安宅の関の役人はヘルメットに雨合羽を着ている者もいた。とにかく奇天烈な格好で演じた。名前の通り、過激歌舞伎であった。

 

  このグループは、11月17日~30日まで「七つ寺共同スタジオ」で「四谷怪談」をやるそうだ。

 

  その後18時から、最終公演の「ファイヤーダンス火付盗賊」を見ることにした。Hさんは帰って行った。火を使ったダンスということで興味津々であった。

 

  会場の照明が消され、火をつけた棒をもった代表火を呑む演技から始まった。ガソリンを燃やしているのだと思うのだが、棒やリングなどに火をつけて、それを巧みに操り踊った。近くに来たときは焔の熱を感じたが、やっている人は熱くないだろうか、やけどをしないだろうか心配した。

 

  時々ものすごく焔を吹き上させ、どきもを抜いた。特に凄いと思ったのは、焔の傘の下で水晶玉を自由自在に扱う演技であった。マジックで布を使って浮遊させるのは何種類もあるが、水晶玉だけで腕を這わしたり浮遊させたり、移動させたり、実に素晴らしかった。焔の灯りのもとでやるので神秘さが出ていた。

 

 もう1つは、肌もあらわな若い女性の焔の輪の演技で、手や足で回すだけでなく、フラフープのように体のいろんな部分を使って回すものであった。凄い妙技であった。肌がやけどしないかと思った。

  最後まで残ってファイアダンスを見てよかったと思った。この日見た中で一番素晴らしいと思った。

  投げ銭を入れてそのまま帰途につき、仁王門通りの近くまで来て、ふと椅子を忘れたことに気が付いた。急いで戻って探した。係りの人が見つけてくれほっとした。

 

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2014年10月13日 (月)

第37回大須大道町人祭―①―

 第37回大須大道町人祭が10月11日(土)と12日(日)に大須で開かれた。私は大須大道町人祭で大道芸を見るのが好きで、いつも見に行っていたのだが、この2年は他の予定と重なって行くことができなかった。

 大道町人祭は以前は名古屋祭りと同じときに開かれていたと思うのだが、2年前から別の日に変わったようだ。それで今年は名古屋祭の1週間前に開かれることを知らなかった。たまたまコンサートで一緒になった岐阜のNさんに聞いて開催日を知ったのであった。

  11日に行けるとよかったのだが、1日中予定があって行けなかった。それで12日はどうしても行こうと思った。インターネットで調べたのだが何時から始まるのか分からなかった。それで11時前に家を出た。

  大道芸を見るには、釣りに使う小さな折り畳み式の椅子を持って行くとよいので持って行った。大須に11時10過ぎぐらいに着き、招き猫がある仁王門通り入口の「ふれあい広場」に行くとすでに始まっていた。

  プログラムがあるといいなと思っていたら配っていたので貰った。以前はパンフレットを100円で売っていたのだが今年はプログラムは無料だったので有難かった。

  広場の周りは大勢の人が取り囲み立って見ていたので遅れたことを悔やんだが、中ほどに行くと座れそうなスペースが空いていたのでそこに椅子を置いてほっとした。

  演じていたのはパントマイムで池田洋介という人であった。何をやったかは印象に残っていない。2番目はバーバラむらたという女性のパントマイムでヤギの頭を被って手品も取り入れていた。ヤギの表情をうまく出して演じていた。上手だと思ったのは、等身大の人形を使って自分の右手を人形の手にして巧みに操っていたことだ。

  3番目はフィジカルシアターUN-PAというので、頭から下まで銀色に塗って、変わった歩き方でのパントマイムのようなパフォーマンスであった。最後は裸になって水を被ったりしていたがいいとは思わなかった。

 4番目はアイシュウ仮面Mr.Bunbunで、哀愁仮面がなんとか王子というのを助けるという設定で綱渡りや大きな風船に入るパフォーマンスであった。子どもが喜びそうなものであった。

  5番目が、伊藤佑介というけん玉師であった。今けん玉ブームで世界にも普及し新しい形のけん玉が作られているが、伊藤さんが演じたのはこれまでのけん玉であった。けん玉競技会でで10年連続優勝したり、「もしかめ」という技を7時間40分近くやってギネスに載っているという人で、素晴らしい演技が見られた。けん玉をジャグリングのように操るのは見事であった。

 ここまで観たところで岐阜のNさんからメールが入り、ふれあい広場に見に行くということであった。探したらすぐ後ろにいた。Nさんは大道芸ファンだそうで、前日にも見に来たということであった。

  6番目がダメじゃん小出のジャグリングということであったが、実際はジャグリングはなく、簡単なマジックを4つほどと風船そして等身大の人形を使って主にトークで見せていた。見た中ではこれが一番ダメじゃんと思った。

 

 この後は駱駝艦の金粉ショーなどがあったが、以前に見たことがあるので別の場所に移動することにした。

          ―つづく―

 

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2014年1月14日 (火)

中国から一流の芸人が出演―第8回名古屋中国春節祭を楽しむ

 日本語教室の3学期が始まり教室に行ったら、「第8回名古屋春節祭」のパンフレットが置いてあった。11日の土曜日から月曜日まで3日間の開催であった。土曜日も日曜日も都合が悪いが一応パンフだけもらってきた。

 日曜日にマジック研究会に行ったら、Oさんが春節祭のパンフを持って来て、よかったから見に行くとよいと勧めた。13日の成人の日は予定がなかったので春節祭を見に行くことにした。

 観たいのは、「変面」と「千手観音」であった。それはパンフによると12時からになっていたが、どうせ行くなら早く行って、できるだけ見やすいところを確保しようと思った。

 開演は10時からなので、9時5分ごろに家を出た。久屋広場には9時5分ごろに着いた。会場の周りにはテントの小屋が取り囲み、いろいろな店などが出ていた。

 広場のほとんどには椅子とテーブルが置いてあり、客が食べ物を持って行って座れるようになっていた。観客席はステージ前にベンチが5列並べてあった。

 早くから来た客がベンチに座っていたが、幸い一番後ろの席が空いていたのでホッとした。この時間帯だと客はまだ少なかったのだ。

 10時丁度に始まった。最初は「龍の舞」であった。10人ぐらいで大きな龍を躍らせた。中国の正月には付き物のようだ。

 続いて「中国獅子舞」であった。赤と金の派手で大きな獅子を二人で操り、上手に動きを作っていた。日本の獅子舞のルーツは中国にあるのかも知れないと思った。獅子に噛んでもらうと縁起がいいというのも日本と同じだ。

 プログラムは、30分刻みで作られていた。歌、合奏、日本のグループによるジャズなどもあった。

 中国には雑技団が各地にあるようだが、その故郷と言われる呉橋雑技団の「肩の上のバレー」というのが面白かった。バレリーナが男性の踊り手の肩の上でポーズを取ったり、身体の横に絡みついてポーズを取ったり、曲技バレーであった。

 12時から、期待の甘粛省藝術団と変面があった。「千手観音」は金ピカの冠と衣装で10人ぐらいの女性が主に手の動きで踊るのだ。それが千手観音に似ているのである。以前にテレビで見たことがあるが是非この目で見たかったのだ。今回初めて春節祭に参加したのだという。シンクロナイズされた動きがきらびやかでよかった。一見の価値があった。

 もう1つの四川川劇の「変面」は、世界無形遺産に登録を申請中の国家機密の技だという。「変面」という激しい音楽に合わせて踊り、手を使わずに次つぎに面を変化させていくのが素晴らしい。いったい何かい変わったであろう。最後に素顔を見せたが若い女性であった。

 その他、「柔術」という体の柔らかさを見せる若い女性の動きも素晴らしかった。この正月にテレビでやっていたが目の前で見ることができてよかった。

 春節祭には中国から一流の芸能人が来ていろいろな技を見せてくれる。それが無料なのだ。寒さをこらえてでも見る価値があった。

 何よりも今、中国と日本の間がぎくしゃくとしているのに、それを感じさせるものは全くなかった。本当に素晴らしい催しで、日本のたくさんの企業も協賛して開かれたのがいいと思った。

 世界の19か国も駆け回っている安倍首相には、一番近い中国と韓国のことを大事にする首脳外交をやってもらいたいとつくずく思った。

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2013年12月14日 (土)

「ごちそうさん」は視聴率が高いけど

 NHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」が、その前の「あまちゃん」より高い21%の視聴率を保っている。

 早くも週刊誌で取り上げられて、視聴率が高いのは、きむら緑子の演じる姉の嫁いびりが受けているのだと言っていた。ドラマの中の嫁いびりは大変なもので、それを見るのが楽しみだという視聴者もいるのであろう。

 でも、私にはあのいびり方は気に入らない。鯛を持って親戚に配って来るように言いつけておいて、前日に自分が行って鯛を配り、嫁の悪口を言って回るなどは異常であった。

 長姉和枝役のきむら緑子は適役で、いじめっぷりも堂に入っていることは確かである。それにしても西門家はどうして出戻りの長姉の権力が強いのであろうか。普通は家長の悠太郎の力があってよいはずだが、下に敷かれている。

 継母のお静さんが、反物を見境なく買っているのも不思議である。大きな蔵があるとはいえ、西門家は借金がたくさんあるというのに、日常の生活はかなりのものである。それも不思議である。

 一番分からないのは、父親の存在である。家を勝手に出て別のところで暮らしているが、住むところは近くであるのは変だ。何よりも分からないのは女性にもてることと、料理についてひとかどの腕を持っていることだ。さらにどうやって生計を維持しているのかも不明である。

 東京から京大の教授になって来た竹本という人が、教授らしからぬ振る舞いであるのも誇張しすぎである。

 長姉に抑えつけられていた末娘が、次第に自分を取り戻していくのはよいが、あれだけおびえていた長姉なのに恐れなくなるのが早すぎる。

 「ごちそうさん」という題名から、食べ物が出てくるドラマだとは想像していたが、ハモニカとか鯛料理とか梅漬けとか焼き氷とか珍しい食べ物が出てくる。主役のめ以子が料理に興味をもち、義理の父親が料理に薀蓄があり、長姉が料理に詳しいなどドラマの背景は見えてきた。

 これから西門家の家族がそれぞれ自立し、互いを認め合うという方向に行くのではないかと予想される。

 あまちゃんもそうであったが、ごちそうさんも誇張が随所に見られ、喜劇的なところもある。それが視聴率を高めているのかもしれない。

ごちそうさん の画像 p1_27

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