ファンタジー マッジクショー
9月8日午後3時から昭和文化小劇場で行われた「ファンタジー マジックショー」を見に行った。マジックショーを見るのは久しぶりで、プロマジシャンの公演は何年ぶりだろうか。
司会は地元名古屋のふしぎ良マジシャンとその女弟子。これも地元名古屋のマジシャン、パピヨン大西の一般的なマジックから始まった。アマチュアでも演じる様なマジックであった。
次が東京から来たドリームぷりんという女性マジシャン、おしゃべりマジックで、カップとボトルの入れ替えや3色の水をまぜておいて元に戻すマジックなどを演じた。
3番目はケネディ・マツーラという若いマジシャンで、鳩だしが上手であった。色が変わるカードマジックなどをやった。
4番目はMASAKIという若いマジシャンがイリュージョンをやった。観客の女性を舞台に上げて箱に入れ、胴体と脚を分離させた。どうなっているのか分からなかった。腰から下の脚が歩いて行くのもふしぎであった。プラスチックの透明な箱に入って瞬間に女性と入れ替わるのも素晴らしかった。テレビでよく見る地元の田中大貴よりいいと思った。
5番目は酒匂悠希という若いマジシャンが和妻を演じた。和傘のプロダクションで最後に大きな傘を出すのがメインであった。ただ、和妻の中にリングを入れたのはどうかと思った。
6番目はふしぎ良であったが、司会をやりながら小さいマジックを見せ、最後の水芸の用意の時間に幕前でちょっとしたマジックを見せた。
最後は水芸で一世を風靡した松旭齊天勝の水芸を受け継ぐ水芸であった。舞台いっぱいに赤い欄干やアヤメの花などが置かれ、大夫の和田奈月が中央にいて、両脇に若い女性が座り演じた。男性が1人からかいとして出た。
太夫の指示に従ってコップから水が吹き上がったり、日本刀の刃から吹き出たり、扇子からでたり、両脇の女性の手元から吹き上がったりした。からかいの頭からも水が吹き上がった。音楽に合わせて吹き出る水を操り、最後は舞台全体から水が吹きあっがって素晴らしいものであった。
以前芸術劇場で水芸を見たことがあるが、今回のは伝統的水芸で見ごたえがあった。こういう日本の芸はいつまでも残していって欲しいものだ。
マジックショーの前売り券は2000円であったが、期待以上の素晴しいショーが見られて2000円は安すぎた感じであった。ただ310名入る小劇場だが観客は200人ぐらいだろうか。開演の1時間前に行ったのだが拍子抜けであった。もっと多くの人に見てもらえるとよかったと思った。
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