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健康

2023年9月21日 (木)

直腸がんと生きるー13-

 スマートニュースを見ていたら、直腸がんの自分を勇気づけてくれる記事を見つけた。「定期的にやるだけで寿命が3〜8年延びる…世界的研究でわかった『がんが劇的に寛解した人』に共通の習慣」https://president.jp/articles/-/73781?page=5)である。

 米国のケリー・ターナー『がんが自然に治る10の習慣』(プレジデント社)の一部を再編集したものだそうだ。

 がん研究者ケリー・ターナーは、がんが劇的に寛解(根治)した1500以上の症例を分析。世界中の数百人ものがんサバイバーたちにインタビューした結果、奇跡的な回復を遂げたがん患者たちには、ある共通点があることがわかった。そのうちの一つが、「運動」だった――。というのだ。

 病気の最中には、病気や治療による身体的負担のために運動ができなかったかもしれないが、体力がつくにつれて多くの人が身体を動かすようになり、健康が戻ってくると全員が定期的に運動したり身体を動かすようになる。じつは運動は長期的な寛解に不可欠なものだというのだ。

 劇的寛解を遂げた人たちは、体力が回復すると同時に何らかの身体活動や運動を生活に取り入れていることがわかった。運動は形式的なものや激しいものである必要はない。特別な服装も、ジムの会員になる必要もないという。毎日、身体を動かすだけでいいのだ。

 2008年に発表された公衆衛生局の長官による報告書では、6歳以上のすべてのアメリカ人が運動により本質的な健康効果を得るために、週150分の中程度の運動、または週75分の激しい運動のいずれかをするよう推奨しているそうだ。

 2018年に発表された第三の報告書「アメリカ人のための身体活動ガイドライン」では、あらゆる人種や民族の男女、幼児から高齢者、妊娠中や産後の女性、慢性疾患や障害を抱えている人、慢性疾患のリスクを減らしたい人など、すべての人の健康は身体活動によって改善されると結論付けたという。

 以下は科学的に証明された運動の利点のほんの一部。

・早死にするリスクを減らす
・心臓病やがんで死亡するリスクを減らす
・糖尿病の発症リスクを減らす
・高血圧の発症リスクを減らす、すでに高血圧の人の血圧を下げる
・うつ病や不安な感情を減らす
・健康的な体重を維持する
・健康な骨、筋肉、関節をつくり維持する
・寿命を延ばす

 国立がん研究所、アメリカがん協会、アメリカスポーツ医学会(ACSM)は、がん治療中の運動は安全で実行可能であるだけでなく、治療中の身体機能を改善し、疲労を軽減し、生活の質(QOL)を高められると決定的に結論づけているそうだ。
がんを患っている人は運動をしたほうが、運動しない人よりも強くなる。

 運動はがん患者を強くするだけでなく、従来のがん治療による副作用を軽減するのにも役立つ。生活の質(QLO)を高める。

 運動は、がん患者の身体に、以下のような生理学的変化をもたらすことが研究により示されている。

・炎症の抑制
・インスリン抵抗性の低下
・免疫細胞の活性化と数の増加
・リンパ系におけるリンパ液の流れの増加
・消化器官が毒素にさらされるのを抑制する機能の向上
・インスリンやエストロゲンなどのホルモンレベルの低下
・酸素の供給と利用の改善
・ミトコンドリアの生合成の増加
・肥満の解消

 運動は腫瘍細胞と戦うために身体の免疫システムを活性化させる。

 有酸素運動だけでなく、筋肉運動も大切だという。

 私は体力を大きく損なう危険のある手術は受けないことにしたが、体力はさほど低下していないし、QOLも維持している。

 運動は毎朝早朝の5kmウオーキングで、これは42年以上続けている。その他には買い物には電動アシスト自転車を使っているので多少は運動になるだろう。その他、入浴時に我流ストレッチをしている。筋肉運動は何もやっていないのでこれが弱点ではある。

 ブログの題名を「直腸がん闘病記」としていたが「闘病」は何もしていない。羊頭を掲げて狗肉を売る類か。それで「直腸がんと生きる」に改めた。

 

2023年9月12日 (火)

マイナンバーカードを作る本当の目的

 岸田政権が様々なウソをついて、飴玉を付けてまでして国民にマイナンバーカードを持たせようとするのはなぜか。荻原博子さんは明快に説明する。
 

 このカードで個人情報を集め、個人だけでなく民間企業も利用できる個人情報の「高速道路」(DX)をつくりたいからだという。この点については、以前にブログで取り上げたのと一致する。
 

 ※参考  「DX」とは?ネットにあった次の説明が分かりやすい。
 DXとは「Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)」の略語で、日本語では「デジタル革新」や「デジタル変換」という意味。

 どうして略語がDXなのか。それは英語圏では「Trans」を「X」と省略する文化があるため、DXと略されるのだそうだ。
このDXは、スウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が2004年に提唱した概念といわれている。同教授によるとDXは「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」ものだという。

 DXは、ITツールやデジタルテクノロジーなどを活用して、まったく新しいビジネスやサービスを創出し、新たな顧客価値を提供するとともに会社の成長を促す活動といえるという。

なお、経済産業省の定義は、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」

 荻原さんが高速道路という比喩でいうDXとは、国民みんなをこの「高速道路」に誘導し、さまざまな手続きをカード1枚でできるようにし、民間企業にもこの「高速道路」を利用させ、さまざまな商売で稼げるようにして、景気を浮揚したいということだ。ダムの建設に代わる新しい公共投資が、マイナンバーカードによる、個人情報の「高速道路」づくりなのだという。
個人情報のビッグデータを企業が使い儲けさせるというのが狙いだというからあなおそろしやである。
 

 ただ、この「高速道路」は現実を無視してつくられているので、いたるところが穴だらけ。そこで政府が目をつけたのが、すべての人が便利に使っている健康保険証であった。トラブル続きの個人情報の「高速道路」にみんなを乗せるために、安全な一般道である「健康保険証」を、わざわざ法律で改正して廃止してしまったということなのだという。
 

 政府は暗証番号の管理が難しい人には、個人情報のセキュリティを無視した「暗証番号」のない「マイナ保険証」を発行すると言い出した。さらに、「健康保険証」とどこがちがうのかわからない「資格確認書」も、新たに発行するといっている。
「マイナ保険証」はトラブルが多いので、病院へ行くなら「健康保険証」も一緒に持って行くように、と厚生労働大臣が呼びかけている。
 

 さらに政府のデジタル社会推進会議が、2‌0‌2‌6年中にセキュリティが強化された「新マイナンバーカード」を発行すると公表した。現行のマイナンバーカードのセキュリティが弱いというのだ、どうして最初からセキュリティを強化しておかなかったのか政府の場当たりなやり方が暴露された。

2023年9月11日 (月)

政府に騙されるな!!マイナカードとマイナ保険証。

 マイナンバーカードへの不信感が、日増しに強まっている。政府はマイナンバーカードと、マイナ保険証に誘導するための、現行の健康保険証の廃止が、その大もとである。マイナンバーカードのトラブルはよくもこんなにと驚愕させられる。  

 9日のスマートニュースに経済評論家の荻原博子さんのマイナ保険証批判の「マイナ保険証はウソばかり! 『DX推進』の下で進む、誤登録、情報流出、弱者切り捨ての真実に迫る」という記事があった。大変分かりやすく核心をついている。

 政府は“嘘!”をついているとして、ウソを列挙して暴いている。
 

 荻原さんの指摘する「政府の嘘!」の代表的なものは以下のとおりである。

■保険証を廃止しても問題はない

 医療現場、介護現場ともに、健康保険証の廃止で大混乱しているのはメディアが報じる通りだ。「問題ない」と言っていた厚生労働省も、言を翻し「病院に行くなら、マイナ保険証だけでなく健康保険証も一緒に持っていけ」と言っている。

■カードを落としても大丈夫

 総務省は、「顔写真入りなので落としても他人が使うことができない」から大丈夫と言うが、写真は貼り替えなどでごまかすことも可能だという。また「大切な個人情報はICチップには入っていない」と言っているが、ICチップからマイナポータルにアクセスすれば、そこにある個人情報を根こそぎ見ることができるそうだ。恐ろしや!

■顔認証があるので「なりすまし」はできない!

 別人の顔でも認証できてしまう「誰でも認証」のケースがすでにいくつも出てきているという。トラブルが起きないように業者が顔認証のレベルを下げている可能性があり、クリニックによっては、「顔認証お断り」の貼り紙のあるところもあるそうだ。なんちゅうこっちゃ!

■他人に個人情報を見られることはない

 すでに、企業や行政機から漏れた個人情報は2‌0‌1‌7年から2‌0‌2‌1年までで約3万5‌0‌0‌0人分にものぼる。マイナ保険証では、別人の情報を登録したものが約7‌3‌0‌0件と発表されている。こんないい加減さでいいものか。大事な情報が漏れっぱなしだ。暗証番号を知られると、すべての個人情報が見られてしまう。

■マイナ保険証でより良い医療が受けられる

 マイナ保険証の情報は、診療報酬(レセプト)情報や健康診断の情報なので、1~2ヶ月前の古い情報だということは知らなかった。リアルタイムだと思っていた。薬などの情報も古く、リアルタイムに情報が把握できる「お薬手帳」のほうがはるかに有効だという。

 政府が、こうした多くの「嘘!」をつく背景には、さほど便利でもない、しかも「任意」であるはずのマイナンバーカードを、多くの国民に持たせたいという思惑があるからだと指摘する。政府が診療費が従来の保険証の半額で済む特典を付けたのもその一つである。国民を騙すなどとんでもない岸田政権である。

2023年9月 5日 (火)

直腸ガンと生きるー12ー

 ネットニュースを見ていたら、「『がんを治さない』高齢者が増加中。医師が“がんは幸せな病気”だと考える理由」という記事があった。今売れっ子和田秀樹医師の本を元にした解説であった。
2人に1人がガンになる時代、早期発見や生活習慣を見直すことが勧められている。
 

 長年高齢者医療に携わってきた医師・和田秀樹氏は、「60代以降は、がんは“治さない”という選択肢も視野に入れるべき」と指摘している。ガン検診は受ける必要がないといっているが、受けるのなら自分にがんが発覚した場合はどんな対応をしたいのか、治療を受ける場合はどんな方法が良いかを考えておくべきだという。

 私は検診前には和田医師の説を知らなかったので名古屋市の高齢者健康診査によってついでに潜血検査をした。それで直腸ガンが発見された。もし検査を受けなければそのままで生活していたはずである。

 また和田医師は、60代以降はがんなどの病気が見つかったら即治療することが、必ずしも良いとは限らないというのだ。

 その理由は、

①大きな病気の治療は、60代以上にとって体60代以降は、一度病気になると、回復
 に時間がかかる。

②外科的な手術を受ける場合、手術で体を開き、臓器を切るので、体に与える負担
 は大きい。まして、日本ではがんだけでなく周りの臓器も大きく取ることが多いのでなおのことだ。

③抗がん剤治療も、吐き気などで食事が全く食べられなくなり、栄養が十分に体へ
 行き渡らず、どんどん体力が弱まっていくことで知られている。

④入院生活も長期にわたるため、その間に筋肉が衰え、自分の力で歩くことすらま
 まならなくなるというケースもある。

⑤人によっては、手術自体が成功ても、回復が芳しくなく、そのまま寝たきりに
 なったり、亡くなってしまうこともある。

 私も和田医師の本を買って読んだのでその説明に納得して、ガンの手術をしない85歳を過ぎると人間誰しも体のどこかにガンがあるという。

  ガンは高齢者になれば必ず発生する病気だという。和田医師の経験によると、85歳を過ぎると人間誰しも体のどこかにガンがあるそうだ。ガンは細胞の老化によって起こるとも言える病気なので、年を取れば、体のどこかが必ずガン化しているという。

 医師の間では、「シニア世代にとっては、ガンは最も幸せな病気」と言われることもあるという。シニア世代の場合、症状はゆっくり進むことが多いそうだ。
 

 そのため、治療をせずに放置していても、亡くなる直前まではさほど体力も落ちず、痛みも感じないという。ガンがつらい病気だと思われるのは、抗ガン剤治療や手術が大変だからなのだ。
 ガンになっても、突然、亡くなるわけではないので、死ぬまでの間、自分の人生でやり残したことや気になっていることを整理する時間もある。
 

 患者の中には「つらい治療はせず、残りの日々を最大限、楽しく生きていきたい」という選択をされる方も少なくないという。

 かくいう私もその道を選んだのだ。これからどのように生活が進んで行くのか想像もつかないが、いまのところはガン発見以前と変わらない生活をしている。米寿まで生きたので思い残すこともない。ガンを放置して生きた症例の一つになればとも思う。

2023年8月26日 (土)

直腸がんと生きるー11ー

 スマートニュースを見ていたら、「中高年のしつこい便秘や細い軟便…もしかして?便からわかる、がんや病気のサイン」という記事があった。

 私は直腸がんが見つかったが、その前に便が柔らかくて細く、回数が多くなるということが起きていた。以前は便はバナナのようで太くしっかりした便であったのが、この1年半ぐらい前から便の状態が変ってしまったのである。

 でもそれと直腸がんとの関係には思い及ばなかったし、がんが見つかったとき、医者に便のことを話しても特にコメントはなかった。

 ところがこの記事を読んで初めて便が細く柔らかくて回数が多いのは大腸がんと関係があるということが分かった。

 「便が細くなる=大腸がんである」とは限らないが、大腸がんの典型的な症状であることに変わりなく、便が細い状態が続く時には、大腸がんなどの病変が隠れている可能性が否定できないという。

 通常であれば、健康な人の便の太さは通常3~4cmほどの直径があるが、腸内環境の悪化など様々な原因により、便の直径が1cmほどの細い便が出る、あるいは残便感を伴うことがあるという。私の場合は、回数が多くなったが、残便感はない。
便が細くなる原因となる代表疾患としては、大腸がんが挙げられるという。直腸部位からS状結腸部の周辺でがん組織が成長すると、排泄される便が普段より細くなる傾向があるという。

 今のところ私は便秘とか、血便とか悪臭とか、下痢などはない。

 大腸がんが、どのような症状がきっかけで見つかったかという過去の研究において、大腸がんと診断された1600人程度の初期症状を解析した結果、細い軟便が続くなど便通異常の変化を認めたケースが実に7割以上存在したという事実があるという。私の場合もまさにそうであった。

 たまたま高齢者健康診査のとき潜血検査をして数値が高かったので、精密検査をしたので分かったのであった。
便の状態に気を付けることが大事である。

2023年8月20日 (日)

現行保険証でどこが悪い?

 現行の紙の保険証は不便なことは一つもない。病院にかかるとき、最初に保険証を見せたら、あとは月が替わったら見せるだけである。

 マイナ保険証は病院に行くたびに持っていかなくてはならない。またマイナ保険証はその他に大事な情報が記載されるから持ち歩くのは危険である。

 現行の保険証は施設に入っている人は預けることができるが、マイナ保険証はそれが難しいという。

 ただ、現行の紙の保険証のデメリットはある。それは現在、マイナ保険証なら初診時の加算は20円(3割負担の場合6円)、再診時はゼロ。だが、現行の健康保険証を利用すると、初診時60円(同18円)、再診時20円(同6円)と、割高に設定されていることだ。これは岸田政権がマイナカード、マイナ保険証に移行を促すためにやっていることで、なんとも姑息な、言ってみれば「ひどいイジメ」である。
 

 岸田文雄首相は、8月4日の記者会見で「マイナ保険証」を持たない人には、申請がなくても全員に資格確認書を交付し、その有効期間も最長5年に延長する方針を表明した。だが、資格確認書をめぐっては、現行の保険証と同様に窓口負担増の「ペナルティー」を政府が検討しているという(日刊ゲンダイ)。現行の保険証でやっているのだから引き継ぐのは目に見えている。

 資格確認書を発行すると言っているが、それにも現行の保険証と同じように発行費用がかかるし、事務の手間もかかるのだ。どこがどの様に発行するのか不明だが、また新しいトラブルが起きそうだ。

 紙の保険証で十分機能していて何の不便もないのに、資格確認書を上乗せするなど税金の無駄遣いだ。

 SNSで多くの批判があがっているというが、当然のことだ。現行の紙の保険証を廃止するな!

2023年8月 9日 (水)

直腸ガンと生きる―10ー

 3月に直腸がんと診断されてからこれまでのところ健康に変化はなくQLOはこれまで通りである。

 Yahooニュースを見ていたらガン経験者にはお笑い番組を観ることがよいという記事があった。私は落語などのお笑いが好きで、東京に行くと必ず寄席に行く。また、「笑点」を録画して観ている。だからお笑いを見ることがガンという病気に良いというのは有難いことである。

 「がんを経験した人が『お笑い』を見ると生活の質の向上につながる――」。そんな可能性を検証した研究をしたのは、近畿大と吉本興業のチームである。研究結果は7月3日発表された。笑いが健康に効果的なことを示すこと論文が国際医学誌に掲載されたそうだ。

 研究の概略は、乳がんや大腸がんなどを経験した40~80歳代の43人(男性7人、女性36人)に、自宅などで漫才や落語のDVDを毎日15分以上、4週間継続して鑑賞してもらった。その間、参加者は1週間ごとに生活の質についてアンケートで回答。自身の健康状態を0(悪い)から100(良い)までの間で点数化したという。

 当初72点だった平均点が4週間後、81点まで上昇したというのだ。うつや不安に関する尺度も改善していた。また、4週間後に血液検査して比較したところ、細胞にダメージを与える活性酸素を抑える働きも改善していたという。

 活性酸素を抑える働きにもよいというのは嬉しいことである。研究チームの阪本亮講師(心療内科)は「笑うことはタダなので、笑いが代替医療になれば医療費の削減にもつながる。笑いの効果を多くの人に知ってもらえれば」と話しているそうだ。テレビのお笑い番組を録画したりして診れば金はかからないし、それで病気に良い影響をもたらすなら結構なことだ。
 

 日本笑い学会理事で福島県立医大の大平哲也教授の話「笑いで生活の質が向上すると病後の経過がよくなることは知られており、これまでの成果と一致する。今回はお笑いを見ないグループとの比較がないため、本当に笑いの効果かどうかは見極める必要がある」とコメントしたという。以前テレビで岡山でお笑いを患者に見せて成果を出しているというのを見たことがある。

 私はお笑いが好きだが,ガンにかかってしまった。もっとたくさん見る必要があるのだろうか。どのくらい観れば成果が出るのかを知りたいものである。

 笑うことは健康に良いといわれ、ワハハと笑うのを勧める人たちがいることもテレビで見た。ただ鏡の前で顔の口角を揚げるだけでもよいと聞いた。

 これからも積極的にお笑いを観る様にしようと思うがテレビでお笑い番組が少なくなったのは残念である。

 

2023年8月 5日 (土)

タマネギの効果

 スマートニュースを見ていたら、「タマネギの成分が認知機能の“表現”を維持(=岐阜大学など)」という記事があった。
タマネギが、“単語が思い出せない”などの想起障害に対して役立つ可能性があるというのだ。

 タマネギに多く含まれるポリフェノールの一種「ケルセチン」が、軽度認知障害や早期認知症に伴い低下する認知機能のうち、“表現”の維持に役立つ機能があることが、岐阜大学などの研究によって明らかになってきたそうだ。

 岐阜大学が、軽度認知障害と発症早期の認知症(アルツハイマー病)の被験者19人を対象に、ケルセチンを多く含むタマネギ粉末と、ケルセチンを含まないタマネギ粉末を、12週間、毎日摂取してもらう実験を行なった。

 その結果、ケルセチンを多く含むタマネギ粉末を摂取した人は、ケルセチンを含まないタマネギ粉末を摂取した人に比べ、文章記述の点数が有意に高いことが確認されたという。

 研究グループはこの結果について、「普段、食するタマネギが、認知症発症前後に経験する“単語が思い出せない”などの想起障害に対して役に立つ可能性を示している」としている。

 タマネギについては、血液をサラサラにするというので、私は「おいしい酢」にタマネギを細かく切って入れて「酢タマネギ」を作り、ほぼ毎日食べている。

 その他に上記の研究では、認知機能の”表現”の意地に役立つというので嬉しい。ただ、この記事ではタマネギをどのようにして食べたらよいかについては書いてないのが残念である。

 私の様に「酢タマネギ」でもケルセチンの効果は損なわれないのだろうか。

 ちなみに、長年「酢タマネギ」を食べているが血液サラサラなどの自覚はない。調べてもらったこともないので分からない。

2023年7月27日 (木)

直腸がん闘病記ー9ー

 25日に愛知国際病院に行った。これで2回目である。診察時間は予約してあったが早めに家を出た。

 この日は36度以上の暑い日であったので前回の様に歩いて行く訳にはいかなかった。それでタクシーで行くことにした。愛知国際病院は名鉄豊田線の米野木駅か黒笹駅から行くのだが、黒笹駅にはタクシーがないというので、米野木駅で降りたらタクシー乗り場に1台が客待ちをしていた。

 愛知池のほとりを通って国際病院まで行った。名古屋の敬老バスで支払うことができ、敬老料金で払えたが1110円もした。前回病院から黒笹駅までは確か880円だったのでかなり違うと思った。しかも前回は普通料金であった。

 診察は予約の時間より30分ほど早く始まったのでありがたかった。外科は院長先生である。診察室に入ると食欲とか便が出るかとか体の調子など様子を尋ねられた。変わりない生活をしていると話した。そして手術を受ける気はないことも再度話した。

 医者はどうなるかは何とも言えないと言った。困るのは腸の穴が小さくなって便が出なくなることや出血があることだと言った。そして腹を触診して確かめていた。院長先生は穏やかで話しやすい人であった。何でも言える感じであった。

 次回は10月でそのとき血液検査をすると言った。

 診察を終えて支払いを済ませると、スタッフが病院のバスの時刻を教えてくれた。前回来たときはバスがあることを知らなかったのでタクシーを呼んで帰ったのであった。

 今回は病院の前からバスが出ることがわかった。3時15分出発のバスであった。3時5分ごろ外に出ると丁度バスが来た。運転手は黒笹駅に行くか米野木駅に行くか尋ねた黒笹駅なら今すぐ出発して15分までに戻って来られると言った。

 どうしようか迷ったが米野木に行くことにしてバスの中で待つことにした。

 15分にバスは発車したが乗客は私一人であった。米野木駅には8分ぐらいですぐに着いた。タクシーより早かった。もちろん無料である。

 駅に着くと丁度電車が入ってきたところであった。運が悪かった。こんなことなら黒笹駅まで行ったほうがよかったと思った。

 それでも新しいことが分かったので次回からは楽になる。10月までに体調がどう変わるか、変わらないか・・・。困ったことがあればいつでも対応すると言っていたので安心だ。

 

2023年7月22日 (土)

降圧剤は飲まない方がよい

 私は毎朝起床後用便などをすませてから血圧を計っている。そしてノートに記録している。最高血圧が140、最低血圧が90に満たないと安心しているが、米寿になった今、最近はやや血圧が高いと感じる数値が多い。でも、医者に行けば降圧剤を飲めと言われるかも知れないので医者には行っていない。

 ネットニュースを見ていたら、そんな私を応援してくれる記事があった。降圧剤は一度のみ始めると、生涯にわたって服用するケースもザラであり、10年、20年とのみ続けている人も少なくないという。

 しかしそんな現況は「病院ファースト」だというのだ。そして岡本裕医師の次のことばを紹介している。

 「睡眠薬と同様、降圧剤の長期服用によって体調を崩している高齢者は非常に多いです。そもそも年を重ねれば血圧が高くなるのは自然なことなのに、生活習慣を考慮せず、しゃくし定規に『血圧を下げましょう』と本来ならば必要ないはずの薬を出している。その結果、血圧が下がりすぎて頭がぼんやりしているシニアの姿を見るのは日常茶飯事です。
 

 また、数値が下がらなければ健康体であってもやみくもに薬の量を増やそうとする医師がいるのも問題です。実際、降圧剤だけで数種類も処方されていた患者もいましたが、服用をやめてからの方がはるかに元気になりました」
 

 この医師が指摘する通り、高齢になれば血圧が高くなるのは自然なことなのだ。昔は年齢+90と言われていた。私の場合は178だ。それからみると140ははるかに下の数値である。

 血圧の基準値は下がられてきて、家庭血圧の正常値は、最高血圧が135mmHg未満、最低血圧が85mmHg未満。
一方、診察室血圧の正常値は、最高血圧が140 mmHg未満、最低血圧が90 mmHg未満である。

 不思議なのはこの基準値は年齢に関係がないことだ。素人の私の考えでは、ねんれいによって基準値を決めるべきだと思うのだが、どうして一律なのか。

 血圧は食生活と運動によって改善できると言われるが、私は40年来ウオーキングを続けているのに高齢になってやや高くなっている。やはり老化によってそうなっているのだろう。

 和田医師が血圧など気にすることはないと言ってる。ストレスを減らしてのんびりと行くのがよいようだ。

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