音楽

2018年5月30日 (水)

第14回 緑のさわやかコンサート

 Aves Juvenesの「緑のさわやかコンサート vol.14」が5月26日に熱田文化小劇場で開催された。

 昨年もAves Juvenesのコンサートに行き、そのことをblogに書いたが、このグループは1986年に椙山学園大学合唱団の卒団者有志によって結成され、ルネサンスの宗教音楽を中心に歌っている女声コーラスグループである。指揮は山中涼子氏。
 
 この他にこのグループと混声合唱をするために作られたアベス・アミーチェという8人の男声合唱が共演した。4回目の賛助出演だそうだ。
 オープニングは壇上に6人、後の人たちは会場通路にライトをもって立って歌った。曲はビーブルのアベマリア。大聖堂で歌っているような響きが広がった。
 次は「スペインの聖歌」で、最初の曲はモラーレスの「ガブリエリはつかわされた」を男声も加わって歌った。力強い男声が響いた。
 
 3番目は、ビクトリアの「おお聖なる宴よ」、4番目がグレッロの「この上なく優しきマリアよ」で女声コーラスであった。最後は再び男声が加わってビクトリアの「アベマリア」であった。
 
 この後もそうだがすべてアカペラで歌った。すぐれたハーモニーと響きのある歌声で宗教音楽にピッタリであった。
 
 第一部の最後の曲は、立体合唱と称して、ヤコブ・ハンドルの「アレルヤ汝の復活に」を混声で歌った。舞台のフォーメーションは中央を少し空けて、上手にバスからテノールと男性が並び、下手には女性がソプラノから並んだ。
 
 15分間の休憩の後、第2部であった。オープニングは赤いシャツを着て、日本の歌の「ホタル来い」と「浜千鳥」を歌った。レベルの高い合唱曲であった。
 
 最初は、「バード 3声のミサより」と題して、まず、男声のアベス・アミーチェが「主よ憐れみたまえ」を歌った。低音部のよくきいた歌声であった。
 
 女声のアベス・ユベネスは「聖なるかな」「祝せられる」「神の子羊」の3曲を歌った。素晴らしい歌声であった。
 次は「コルシカ島の12の歌」(アンリ・トマジ)を黒い衣装に替えてアベノ・ユベネスが歌った。
 
 曲によってフォーメーションを変えて歌った。プログラムと一緒に言語と日本語の歌詞が配られたので、それを読んで聞いたが、コミカルな歌や意味不明の歌などがありバラエティに富んでいた。
 悲歌、選挙の歌、セレナーデ・バルカロール、可愛い娘(子守唄)、愚かな羊飼い、スパネトゥの哀歌(ロバの弔い歌)、波間の漁夫、悲歌、アンドレおじさん(ユーモラスなロンド)、娘(子守唄)、悲歌、定期市の商人
 
 エピローグは、混声合唱でフォーブスの「光より生まれし光」
 
 アンコールは3曲も歌われた。いつも歌う曲「主に向かいて新しき歌を歌え」、「アベマリア」、そして日本の「花は咲く」。この歌はいろいろなところで歌われるが。今回のは一番美しかった。
 西洋の古い宗教曲はカソリックの大聖堂で歌われるのだと思うが、アベス・ジュベネスが歌ったルネサンス期の音楽はハーモニーが美しく、響きがよく、心を癒されると感じた。
 アカペラで歌われたので純粋に人の声だけの美しさであった。私はキリスト教徒ではないが、人々を惹きつけるこういう音楽を作り出したことに感心する。至福の2時間であった。
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2018年5月 4日 (金)

第20回人生の達人のための音楽会

 4月のゴールデンウイークは昨日、今日とコンサートに行った。この日は知人が出演する「NPOとうかいマスターズ」というオーケストラであった。会場はしらかわホール、13時45分からであった。

  20回となっているが、結成されたのは10年前で「10周年特別演奏会」となっていた。年に2回コンサートを開いているので20回なのだろう。

  オーケストラなので音はどの席でも聞こえるから、慌てて行くことは無いと思って出かけた。会場に着くと列ができていて入場していた。なかなかの人気なのだなと思った。

 中央の5列目の通路側が空いていたのでそこへ座った。そこからなら演奏する知人の姿もよく見える。開演前に会場は満席になったようであった。

  指揮者は古谷誠一氏でセントラル愛知交響楽団正指揮者である。この日の演目は歌劇ばかりなので歌手は、ソプラノの二宮咲子氏、テナーの中井亮一氏、バリトンの押川浩士氏であった。また、マスターズオペラアンサンブルというグループがバルコニーで歌った。

  最初の曲は楽劇「ニュールンベルクのマイスターシンガー(ワーグナー)であった。よくまとまったよい音を響かせていた。

  2番目は、歌劇「愛の妙薬」(ドニゼッティ)より、

  「おお、アディーナよ、ひとことだけ」、「ドゥルカマーラのカヴァティーナ」、「ネモリーノとカマーラの二重唱」、「人知れぬ涙」

  テナーの朗々とした声、ソプラノの魅惑的な声、バリトンの低音の響きなど引付けられた。

  蝶々夫人(プッチーニ)より、

  「広い世界を」、「ある晴れた日に」、「手紙の二重唱」、「かわいい坊や」

  ソプラノの二宮氏はとても表現力の豊かな歌い方でひきこまれた。テナーもバリトンももちろんよかった。

  ここまで1時間演奏する方は大変だろうと思った。15分の休憩。

  第2部は3時過ぎに始まった。イタリアの有名なヴェルディの作品が取り上げられた。

  最初は歌劇 「ナブッコ」序曲。私は合唱でイタリアの第2の国歌と言われるところを歌ったことがあり、なつかしい。オーケストラの演奏だけであった。

  次は、歌劇「椿姫」より、

  「素晴らしい宴は終わり」、「天使のように清らかな娘」、「プロヴァンスの海と陸」、「ああ、過ぎ去った日よ」、「2幕2場フィナーレ」

 バルコニーで歌うマスターズオペラアンサンブルは専門家だけあって我々の合唱とは違い迫力があり、舞台と一緒になって歌う場面などが立体てきであった。

 どれも素晴らしく、曲が終わるとブラボーが飛び、拍手が鳴った。

 出演者は演目ごとに衣装を換えて舞台に登った。ソプラノの二宮氏は青や赤などの衣装でよく映えた。歌劇なので演技的な仕草を入れて歌った。言葉が原語なので意味は全く分からないのが残念であったが、十分に楽しむことができた。

 アンコールは「乾杯の歌」でこれも満足の行くものであった。私も含めて聴衆はみな満足して会場を出たようであった。個人的にはソプラノの二宮氏が印象的でにこやかに表情よく歌い、声の幅や音量も十分でよかった。オーケストラだけは2曲で、歌が多かったのでどうしても歌の方に注目し、オーケストラの音は付け足しで聴いていた。でも、これまでのマスターズのコンサートで一番良かったと思った。

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                                       ヴァルコニーにも注目

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2018年5月 3日 (木)

民謡剣持会30周年記念発表会

 4月29日(日)に、金山の市民会館ビレッジホールで「民謡剣持会」の30周年記念発表会があった。

  知人のSさんが出演するので券を貰った。12時開演なのでまにあうよう出かけた。開場時刻が予定より遅れていてしばらく待って開場した。

  私は左側の前から5列目に座席を取った。この位置なら録音ができるし、写真も撮れる。開場はほぼ満員になった。

  12時を少し過ぎて全員合奏から始まった。曲は「道中伊勢音頭祝ぎ唄、別れ唄」であった。会員全員による合奏であった。

  それから女性会員全員による合唱「広島木遣り音頭」、男性会員全員による合唱「西条酒造り唄」があった。

  剣持麻美さんの「会津餅つき唄」、家元剣持豊さんの「因幡大黒舞」の後会員の発表に移った。「わらべ」の部で小学校3年が2人、中学校1年と3年が演奏した。小学校3年でも大変上手であった。

  その後高校2年生佐藤滉一郎さんの三味線で津軽小原節があった。歌は剣持豊さんが歌った。 会員は1人ずつ歌ったがみなさん、とても上手であった。

  賛助出演は「山県大黒舞」の石川栄美さん、特別出演剣持洋子副会主の「下津井節」などには踊の応援出演があった。

  珍しかったのは、剣持豊家元などによる徳山民謡であった。特別出演には前田利家ONDO・舞人の変わった踊があった。踊りのグループは他にも「兼生会」、「かみこ会」「梅雅会」などが出演して雰囲気を変えていた。

  外部からの特別出演は、森民謡会会主の森信佐句さんが創作の「木曾の山唄」を歌ったのが珍しかった。創作の民謡もあるのだと分かった。他に淡海節も歌った。蟹江尾八会会主の蟹江尾八さんの端唄「高砂」と「やんさ」があった。

 最後は「音心伝心」で、米谷大輔さんが「宮城野盆唄」、橋本大樹さんが「津軽小原節」、「仙北荷方節」、剣持雄介さんが「越後松阪」、「津軽じょんから中節」、トリは剣持さんの師匠という松田隆行さんの「南部牛方節」、「津軽よされ節」、「南部餅つき唄」で、4人の歌が40分続いた。みなプロなので聴衆を引き付けていた。

  フィナーレは「東京五輪音頭」を舞台の人たちと会場の聴衆で歌った。

 今年は30周年ということでプログラムも工夫され、歌い手もレベルの高さが感じられたが、6時間余りは長く、疲れてしまった。(年のせい?)写真を撮るフラッシュが一つもなかったのがよかった。

 恒例の抽選会は、ことしは新潟の米2kgであった。私は今年も当たらなかった。

 来年は4月18日に港文化小劇場で行う予定だそうだ。

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2018年2月25日 (日)

第36回名東区コーラス交歓会を聴く

 2月23日に名東文化小劇場で「第36回名東区コーラス交歓会」があった。私は名東文化小劇場へ行くのは初めてであった。ネットで調べて地下鉄上社駅の上にあることが分かった。

 会場受付に着いたのは、9時20分ぐらいであったが、開場は9時45分だからそれまで待つように言われた。開演時刻は10時なので開場は10時30分だろうと見当をつけて行ったのだが、開演15分前だとは驚いた。プログラムのどこにも開場時刻は書いてなかった。

 45分になったので中に入ったら、出演者の席が指定されていて一般席は後ろの方であった。私は前の方にないかと思って前に行ったら、右の5列目に3つだけあった。会場はほとんどが出演者で一般の人は少なく、しかも男性は2~3人しかいなかった。

 定刻に始まって挨拶の後コンサートが始まった。最初は発声練習を兼ねて声だしで、そのあと「わがまち名東」という歌を歌った。初めて聴いたがなかなかいいメロディであった。

 コンサートは10時から13時半までが予定されていた。PTAコーラスが12校で後はコーラスグループが10グループで全部で22あった。

 私は最後まで聴く予定で行ったので全部聴いた。ほとんどのグループが少人数で6名とか7名とか8名のグループもあった。一番大きいのでも16名であった。

 高齢者ばかりのグループも2つあった。「名東区コーラス交歓会」なのに参加グループは女声コーラスばかりであった。それでも区の中でこういう発表の場があるのは大変いいことだと思った。我が昭和区にはそういうものはない。

 驚いたのは4グループを指揮する指揮者が1人、3グループを指揮する指揮者が1人、2グループを指揮する指揮者が1人いたことだ。

 プログラムに印を付けながら聴いたが、そのグループも上手であった。よく声の出ているグループがほとんどで、綺麗にハモッていたので感心した。PTAコーラスが多いので期待をしていなかったのだが、意外にうまかった。

 振りを入れたり、衣装に凝ったグループもあり眼でも楽しませてくれた。アカペラも2グループありとてもよかった。

 トイレ休憩なしなのがきつかったが、十分楽しむことができた。36回にもなるのにMさんのおかげて初めて知ったのだが、もっと早くから知りたかったと思った。

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2018年1月 3日 (水)

昨年末は第九を歌えなかった

 12月24日に「第10回東海東京証券ゴールデンライフステージ2017」が愛知県芸術劇場大ホールであった。知り合いが出演するので聴きに行った。5階の天井桟敷であった。

 プログラムの題は「交響曲第九番『歓喜の歌』&小林幸子クリスマスコンサート」。ちょうどクリスマスイブであった。

 第一部はクラッシックで、演奏は名古屋フィルハーモニー交響楽団。指揮は円光寺雅彦さんで、幕開けはヘンデルのオラトリオ「メサイア」よりハレルヤコーラスであった。250人のゴールデンライフステージ合唱団が歌った。私も数年前に歌ったことがあるので懐かしかった。

 次に歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲よりアヴェ・マリアをソプラノの森麻季さんが歌った。素晴らしい歌声であった。

 3番目は、歌劇「カルメン」より闘牛士の歌”諸君らの乾杯を喜んで受けよう”をバリトンの宮本益光さんが朗々と歌った。

 4番目は、歌劇「カルメン」よりハバネラをメゾソプラノの林美智子さんがきれいに歌い上げた。

 5番目は、歌劇「ツーラントットより誰も寝てはならぬをテノールの中鉢聡さんが気持ちを込めて歌った。

 最後は恒例のベートーベンの交響曲第九番「合唱付き」作品125より、第4楽章。ゴールデンライフステージ合唱団の見せ場であった。昨年までは私も参加していたのだが、今年は年齢制限により出られなかったのが残念でならなかった。「歌う阿呆に聴く阿呆同じ阿呆なら歌わにゃ損損」だが、どうしようもなかった。歌を歌うのに年齢制限はどんなものか。元気で歌唱も衰えてなければ高齢でも頑張っている姿は聴く人に励ましになると思うのだが。

 合唱指導の近藤惠子先生の指導が素晴らしいので大変よくまとまっていて声もよく出ていた。自分が出ていると聴くことができないのでこういうふうに聴こえるのかと思いながら心の中で歌って聴いた。

 第2部の小林幸子クリスマスコンサートはガラッと変わって楽しいステージであった。幕開けはステージ一杯の大きな孔雀模様の衣装で登場した。その後は白や赤や黒の衣装に替え舞台上での早変わりもあった。

 後半は和服で演歌を歌った。そして最後は多分紅白で使った舞台いっぱいの衣装で終った。映像を多く使い、売れない時代のことなどを紹介していた。苦労した時代もあったことを知った。

 小林幸子のステージは初めてであったが歌がうまいことがよく分かった。素晴らしい歌声とエンターテイナーであった。

 クリスマスイヴに楽しいコンサートのひと時を過ごしたが惜しむらくはステージに立ちたかった。

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2017年10月20日 (金)

昭和生涯学習センター祭りに出演

 10月14日、15日は恒例の昭和生涯学習センター祭りが開催された。私の所属する昭和男爵コーラスは今年も出演をした。

 コンサートは14日の午前中に開かれた。天気予報ではこの日は雨が降ると言っていたが幸いなことに曇りで雨が降らずホッとした。

 8時45分の集合して、控室の和室で身体をほぐしたり、簡単な発声練習をした。その後9時45分からリハーサルを30分間やった。

 コンサートはいつも女性コーラスのポテトチップスと一緒にやっている。10時半からポテトチップスが出演し、11時から私たちが出演した。

 ポテトチップスは昭和生涯学習センター設立当初からのグループなのでもう38年ぐらいの歴史を持つはずだ。メンバーは15人が舞台に立った。濃い黄色のおそろいのユニホームであった。

 指揮者は創立当初からの奥田洋子先生でピアノは竹市めぐ先生であった。曲目は次の通である。

 さびしいカシの木  犬が自分のしっぽをみて歌う歌  この2曲は「やなせたかし」作詞であった。

 ともだち(永六輔詞 いずみたく曲)  365日の紙飛行機(秋元康詞 角野寿和曲)

 BELIEVE 杉本竜一詞・曲)  全員合唱は「紅葉」であった。

 スイートポテトは平均年齢は高いがきれいな声で、女学生のような柔らかいハーモニーであった。  

 我が昭和男爵コーラスは、最初8名の団員が会場にいて、「線路が続くよ」という誰でも知っている歌の一番の歌詞の部分を歌い、ラララ・・・から残りの8名が会場に歌いながら歩いて入った。そして2番まで歌った。調子のよい楽しい歌である。

 2番目は、「遥かな友に」というこれも有名な磯部俶作詞作曲歌である。友を思う静かな歌である。

 3番は武田哲八と海援隊が歌ってヒットした「贈る言葉」であった。これは編曲を桜メイさんに依頼をしたいわば男爵のオリジナルであった。

 最後は「小雨の丘」で、戦前に小夜福子が歌った曲である。サトウハチローが亡き母を偲んで作った詞に服部良一が曲をつけた。しんみりした歌だがあんまりしんみりと歌わないようにと言われた。

 全員合唱は「線路は続くよ」を歌った。

 今回は18名全員が参加できて結成10年間の積みかさねた力量を発揮して歌った。声もよく出ていてきれいにハモッっていたという感想をもらった。

 私も含めて高齢者が多いので暗譜が大変であった。何とかぼろを出さずに歌えたと思う。

 

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2017年10月 6日 (金)

名古屋男声合唱団コンサート

 9月30日に、名古屋大学豊田ホールで「名古屋男声合唱団」のコンサートがあった。私も昭和男声コーラスという合唱団に属しているが、このコンサートのことを知らなかった。知人のMさんが教えてくれてチケットも買ってくれた。それでこの日を楽しみにしていた。

  日本語ボランティアから早く帰れたので、13時10分ごろには名古屋大学駅に着いた。プラットホームは高齢の人がいっぱいであった。この人たちはコンサートに行くのだなと思ったら、案の定外に出ると豊田講堂へ向かう人が続いていた。

  入口の外にまで列ができていたので並んだが、みんな高齢者であった。13時半開場のところ、来場者が多いからか早く開場したのでよかった。

  中に入るとすでに1階の良い席は埋まっていた。2階もかなり埋まっていたが、運よく最前列中央の席が一つ空いていた。

  豊田講堂は名古屋大学の講演会には来たことがあるが、コンサートは初めてであった。音楽だから会場の何処にいてもそう変わりがないと思うが、豊田講堂は横幅が広くてコンサート向きではないと思った。聴衆は満席であったがほとんどは高齢者であった。

  プログラムを見て分かったのだが、名古屋男声合唱団の平均年齢は76歳ぐらいらしかった。私の合唱団とそれほど違いはない。それで聴衆も高齢者なのであろう。

  14時開演で壇上には団員が並んだ。やはり白髪ばかりであった。前列には椅子に座っている人が3人いた。団員はさすがに多く、70名近くいるようであった。凄いと思ったのは、団内指揮者が3人いることであった。この日は3人が指揮をした。

  3部に分かれていて、第一部は「懐かしい歌たち」であった。すべてアカペラで歌われた。男声合唱はアカペラがいい。70人近くいるのでボリュームもあるし、ハモッた響きもよい。

  Freie Kunst(自由の歌)  Die Nacht(夜)

 死んだ男の残したものは(谷川俊太郎詞 武満徹曲)

 いぬふぐり   心さわぐ青春の歌  12人の盗賊

 Nobody Knows De Teouble I've Seen

 Soon Ah Will Be Done

 第2部は、「70年代のフォークから 笠木透を偲びつつ」

 木村恵理氏の編曲であった。

 私に人生といえるものがあるなら   500マイル

 春の雪  海に向かって  わが大地のうた

 「わが大地のうた」は笠木透の作詞だが後はアメリカ民謡であった。

 第三部は 林光へのオマージュ

 鳥の歌  夢  告別  石ころの歌   ここまではピアノ伴奏があった。

 ゴールドラッシュ は、ピアノ、ベース、ドラムスが伴奏した。しかし、この歌詞は何を言いたいのか不明の奇妙な歌であった。

 星めぐりの歌(宮沢賢治詞)

 アンコールは林光の「浜辺の歌」でとてもきれいな合唱であった。

 この合唱団は名古屋大学男声合唱団のOBを中心に作られたもので創立13年目だそうだ。さすがにOBなど合唱経験者ばかりで素晴らしい男声合唱であった。何よりも曲目がバラエティに富んでいたので楽しく聴くことが出来た。

 平均年齢は負けないが団員数17名のわが合唱団では出せない音で羨ましかった。

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2017年9月28日 (木)

第15回ミュージックベルコンサート

 近所の清水さんがミュージックベルのグループを作って活動しておられるので、クリスマス会や福祉祭などで聴いている。その関係で数年前にミュージックベルコンサートを聴きに行った。そのときアンケートに住所などを書いたので、以来案内が来るようになった。

 今年も9月24日にイーブルなごやホールでコンサートを開くという案内をもらったので楽しみにしていた。

 オープニングは初参加の三重県から来たミュージック パレットというグループで、メンバーの半数ほどは障害者であった。練習が大変であったそうだが、上手に演奏した。

 曲は、365日の紙飛行機、 乾杯の歌、 糸

 2番目は、Bouqet de bellというグループで、2001年から始めたそうだが、この日は2名での演奏で、ビートルズの曲を楽しく演奏した。1人20個ぐらいのベルを操るのは大変だと思った。

 Ob-La-Di,Ob-La-Da,  Hey Jude,   Eight days a week,  Let It Be

 3番目は、ミュージックサークル アンダンテ   結成20年になるそうで、ディズニーの曲を演奏した。第28回ミュージック合奏コンテストで2部門で金賞を取ったというだけあって、リズムに乗っていい演奏であった。このグループは4名だった。

 その後体験コーナーで、「聖者の行進」のピアノに合わせて手や足を使ってリズムを練習し、それから練習用のベルが配られて、ステージの人の色の団扇に合わせてベルを鳴らした。私はド音のベルであった。曲は聖者の行進の最初の部分であった。

 休憩の後、4番目のグループは、Marbleで、2008年より活動してきたが、今回は2名の演奏であった。団員の募集を呼びかけていた。

 クラリネットをこわしちゃった、 オー・シャンゼリゼ、 魔女の宅急便、 クシコスポスト

 クシコスポストはピアノが加わって演奏したが、あの運動会で使われる速い曲を上手に演奏した。

 5番目は、Sonnetteで、2002年の結成で、第26回ミュージックベル合奏コンテスト金賞だそうだ。このグループは4名だった。

 アメージンググレーズ、 東京ヴギウギ、 河の流れのように、RPG

 ジャンルの異なる曲をうまく演奏していた。

 最期の6番目は、Twinkleで、ピアノとベルが二人の演奏であった。第26回ミュージックベルコンテストテクニカル部門銀賞受賞だそうだ。お客様を笑顔に!がモットーだということで、パフォーマンスを入れた演奏が楽しかった。

 せっかくの楽しい、いい演奏を聴かせてくれたのに、聴衆が少ないのが非常に残念であった。演奏するグループも最初のグループ以外は2名~3名で、どのグループもメンバーを増やしたいと言っていた。ミュージックベルへの関心が低いのか、余り知られていないのだろうかと思った。

 女性会館ホールは音響効果がよくないので、音響の良い文化小劇場を探すとよいのではないだろうか。

  主催のミュージックベルの会 ブログ

 http://bellnokai.exblog.jp/

 連絡先 山本 (052)805-7798  Email : yukariy@eos.ocn.ne.jp

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                       アンダンテ

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                         Marble

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                         Sonnette

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                         Twinkle

 

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2017年8月19日 (土)

恩田陸著「蜜蜂と遠雷」―音楽の天才の凄さ

 新聞で恩田陸著の「蜜蜂と遠雷」の広告を2度見てこの本が直木賞と本屋大賞をダブル受賞したことを知った。最初「蜜蜂」と「遠雷」という無関係のものをくっつけた題名に興味をもったが、広告を見て国際音楽コンクールを通じて主としてピアノ音楽を描いたものであることに惹かれた。

 以前に原田マハの絵画に関する小説を2冊読んだことがあり、音楽を舞台としてどのように描いてあるのか、絵画はまだ具象であるが消え去る音楽をどのように描くのかを知りたいと思った。それで書店を巡ってこの本を見つけて買った。

 手に取ったら厚さが3cmぐらいあったのでびっくりした。買う前は厚させいぜい2cmぐらいと予想していたのだ。読み終わったときページを見たら508ページあった。

 読み始めたが、視力がアンバランスで、右目でしか焦点を合わせられないので読むのが一苦労であった。以前はページの右上から左下にかけてブラウズして読むことができたのに、今はそれが出来ないのだ。だから読み終わるのに3週間余りも要した。

 読み始めてすぐ面白いと感じた。主要登場人物の1人の風間塵という異色の少年や栄伝亜夜という少女とマサル・カルロとの最初の出会いのエピソードなどだ。

 風間塵の設定が面白い。養蜂家の父を持ち、ホフマンという世界的なピアニストに指導を受け秘蔵の弟子なのだが、ピアノが家にないのでピアノがあるところで弾かせてもらっているのだ。しかし、音感が非常に素晴らしく、自分でも調律ができるのだ。ステージで弾く前に周りの物の反響まで計算に入れるのだから本当にそんな人がいるのか?と思ってしまう。

 栄伝亜夜という20歳の女性は屋根を打つ雨だれの音にも音楽を感じてしまうという音感の持ち主である。マサル・カルロスは子どもの頃亜夜と出会ってピアノを始めるのだ。それが芳ケ江国際コンクールで再び出会う。マサルはジュリアード音楽院の学生で幅広い音楽で才能を発揮している。

 この他にコンクールのコンテスタントとして、普通の市民生活をしながら音楽をやっている高島明石という人物がからむ。

 コンクールの審査員が13人いる中で、嵯峨三枝子というピアニストとマサルの指導者のナサニエル・シルバーバーグがこの小説の重要人物である。

 浜松国際コンクールを元にした芳ケ江国際コンクールは、2週間にわたる長丁場のコンクールで、第一次予選300人のコンテスタントの中から第2次に残れるのは24人で、第3次まで残るのは12名である。その中からオーケストラとの共演をする本選に残れるのは6名に過ぎない。

 このコンクールは国際的にも知名度を上げて来ており、注目されているコンクールである。そこでの出場者の中で上記の3名に焦点が当てられて物語が進むのだ。

 この小説を読んでプロの音楽家(この場合はピアニストだが)というものが天才とは言えどんなに凄いものかが分かった。

 楽譜を読んだだけでも演奏できるとか、即興での演奏ができるとか、たくさんの曲を暗譜しているとか、それだから演奏を聴いて批評したり学んだりできるのだとか・・・・そういうことが分かった。

 私のような音楽音痴は演奏会を聴いてもただ聴いているだけである。それ以上のことは何もない。演歌とかポピュラーソングを聴いてうまい、下手が分かる程度である。

 楽譜はもちろん読めないし、音楽の才能がゼロに生まれたことが残念でならない。かろうじて合唱はやっているがそれだけである。音感もリズム感も拍感もゼロに近い。

 この小説では、登場人物を内面からと他者の眼で描くことによりコンクールと音楽を描いている。その筆致は素晴らしい。よくもこんなにいろいろな言葉を駆使して表現できるものだと感心する。ただそれが余りにも詳細なので読むのは大変であるが。

 作者の恩田氏は浜松国際コンクールに4度通って構想を考えたそうだが、それにしても音楽を描くにはその曲についても、音楽についても理解する才能がないとできない。

 この小説を読む副産物としてコンクールの内幕や参加者の心理などを知ることができる。

 

 

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2017年7月10日 (月)

混声合唱団ホッとスルーズコンサート

 7月2日に、混声合唱団ホッとスルーズの創立20周年記念演奏会が昭和文化小劇場で開かれた。この合唱団は地域合唱団である。プログラムによると、平成7年に村雲婦人会コーラス部として誕生したそうだ。

  平成17年には男性も加わり、「混声合唱団 ホッとスルーズ」が結成された。指揮は当初から亀井澄子さんである。地元の中学校の文化祭、シニアコーラス交歓発表会、女性会の行事などで演奏をしてきたそうだ。

  私がホッとスルーズを知ったのは、我が昭和男爵コーラスも参加したシニアコーラス交歓発表会であった。団員のEさんがホッとスルーズにも属していたからだ。ユニークな名のこじんまりした合唱団であったが、その時もう10年経っていたのだっだ。

  そのうち我が合唱団に入ったKさんがホッとスルーズにも所属していることが分かった。Kさんは体調を壊して退団されたが、その後Mさんと知り合いホッとスルーズは身近な合唱団としてシニアコーラスでも注目してきた。

  それでホッとスルーズが昭和文化小劇場でコンサートをやると聞いたとき驚いた。あの小さな合唱団が小劇場を埋めるほどの聴衆を集められるのだろうかと思った。

  当日開場10分後ぐらいに行ったら場内はほぼ満席であった。私の杞憂は霧消した。入場のときもらったプログラムは立派なもので、他に小さなプレゼントもついていた。これだけの人数を集められたのは、地域に根差した合唱団だからだと思った。女性のパワーがそれを可能にしたのだろう。

 プログラムを見ると、指揮者の亀井澄子さんは知り合いの奥さんであることが分かった。またバイオリンを演奏した水野章子さんは娘さんで、司会をしたのは関西でアナウンサーをしているという息子さんだと分かった。ご主人も特別参加でテナーに入っておられた。

 第1部  「愛をこめて」

   LOVE AND PEACE-私たちは歌い続ける

   広い宇宙はお父さん

    この街で

   霜月の午後~奥様お手をどうぞ

   ああ人生に涙あり(水戸黄門より)

 どの歌も、選曲がよくいいメロディや歌詞の歌ばかりであった。合唱もハーモニーがよく、声もよく出ていて気持ちよく聴くことができた。最後まで聴きたかったのだが、私は、この日時間を間違えて「組曲 悪魔の飽食」のチケットを買ってあったので、ここまで聴くと残念であったが、会場を後にした。

 この後の曲は、聴衆と一緒に歌おうということで、

 上を向いて歩こう    たなばたさま

 第2部は、寺岡悦子合唱曲

 おたまじゃくしは、 ゴーヤのつるが、 白菜 ぎしぎし、 さくら, あくしゅ

 第3部 歌は生きる力

 一週間  灯  故郷の人々   アメイジンググレイス

 プログラムに、指揮者が書いておられる言葉を拾うと、次のようなのが目についた。[選曲]『何を歌うか』を決めるときには、

    むつかしいことを    やさしく

    やさしいことを      ふかく

    ふかいことを       おもしろく

    おもしろいことを     まじめに

    まじめなことを      ゆかいに

    あくまでも         ゆかいに

 この井上ひさしさんのことばを思います。

 私の求める良いウタ(詩・詞)は、こういう歌です。深い思索から生み出された平易なことばで書かれた、美しい日本語の響きと実感のある良いウタ。思わず口ずさみたくなる魅力的で美しいメロディー。ウタの感性とぴったり合ったよい曲。またはよい編曲の品の良い作品。 

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