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文化・芸術

2022年5月29日 (日)

第14回昭和区平和美術展

 今日29日まで博物館でやっている第14回昭和区平和美術展を見に行ってきた。昨年はコロナで開かれなかったが今年は何とか開けたようだ。
 この美術展は昭和区となっているが、主催が昭和区九条の会だからだ。中日新聞社が後援している。

 出展者は市内や市外などからもあった。絵画、書、工芸、書、俳句、短歌、絵手紙など多岐に渡っていて見るのも楽しい。それぞれの出展者が自由に作品作りをしているのがいい。案内には「『芸術』を愛し、『平和』を愛し、『憲法』を愛する心を集めて開きます」とあるように、「平和」が貫かれていた。
 

 今ロシアのおぞましいウクライナ侵攻で、プーチンのナチズムによる残酷な戦争が行われていて、ウクライナの人々はどんなにか平和を待ち望んでいることであろうか。大変時宜を得た展覧会である。

 総数120点の出展があった。例年私の知人も何人か出すのだが、今年は2人だけであった。気に入ったのや知人の作品を写真に撮って来た。

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2021年11月 5日 (金)

パイプオルガン、ソプラノ、舞踊コンサート

 11月3日の文化の日に愛知県芸術劇場コンサートホールで下の写真のチラシの「来たれ、聖霊よ」と題するコンサートがあった。パイプオルガン奏者の吉田文さん、ソプラノ歌手の加藤佳代子さん、舞踊家の倉知可英さんと門下生が出演した。

 第一部はソプラノと舞踊で、グレゴリオ聖歌「聖霊来てください」から始まった。パイプの下に歌手が立ち、きれいなアカペラで歌った。舞踊の倉知さんはステージで踊ったが体や手や足をくねらしたりする舞踊で初めて見るものであった。

 次はパイプオルガン独奏でヨハン・ゼバスティアン・バッハの「『来たれ、聖霊よ』による幻想曲」。

 3番目がニコラ・ド・グリニ グレゴリオ聖歌 「賛歌『来たれ、創造主である聖霊』」アカペラのソプラノ独唱とパイプオルガン。

 4番目がソプラノ独唱で、ビンゲンの聖ヒルデガルド 「聖霊の続唱」

 5番は、トーマス・マイヤーの「聖ヒルデガルドの続唱によるトッカータ」で、世界初演だそうだ。パイプオルガンの演奏に舞踊が加わった。

 第2部はジャンヌ・デメッシュ―生誕00周年で、「聖霊の7つの瞑想曲」。1~7まであり、パイプオルガンは舞台で演奏し、1,5,7にっは舞踊が加わった。

 最後もデメッシュ―で「テ・デウム」パイプオルガン独奏に6人の舞踊が加わった。

 このコンサートは舞踊がコラボしたことが特徴で、しかも現代舞踊とでも言うのか寝そべったり、脚を上げたり、身体や手をくねらせたり・・・・という舞踊で初めて見るものであった。パイプオルガン演奏に舞踊がコラボするのも非常に珍しいものだと思った。

アカペラでソプラノ独唱、舞踊がコラボして文化の日にふさわしいコンサートであったと思った。なお、このコンサートは「名古屋市民芸術祭2021」参加であった。

※コンサートの趣旨は下の写真の説明を参照。素晴らしい説明である。

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2021年8月29日 (日)

パラリンピック開会式の素晴しい国歌斉唱

 パラリンピックの開会式で「君が代」を歌った歌手のきれいな声と柔らかい歌い方に魅入られた聞いた。シンガーソングライターと紹介されたが、全く知らない歌手であった。

 東京五輪の開会式で「君が代」を聞いたときは、絶叫調の歌い方に違和感をおぼえたが、佐藤さんの歌い方は素敵であった。

 26日にスマートニュースを見ていたら、「全盲の音大生シンガー・ソングライター」が東京パラ開会式に響かせた夢の「君が代」という記事を見つけた。

 国立競技場に、ピュアで伸びやかな歌声を響かせた。「全盲の音大生シンガー・ソングライター」として活躍する佐藤ひらりさん(20)と書いてあった。

 佐藤さんは新潟県三条市生まれ。視神経低形成のため、生まれつき両目が見えないそうだ。現在は武蔵野音楽大学に通う2年生で、イタリアやネパールなどでも音楽活動を展開しているという。

 でも、天がそんな佐藤さんに音楽の才能を与えた。幼いころから音に敏感で、5歳でピアノを習い始めた。小学校入学後に福祉施設での慰問コンサートなどの演奏活動をスタートさせると、障害者の音楽コンクールなどで数々の賞に輝いたという。

 小学6年で挑戦したニューヨークの有名な劇場「アポロシアター」の「アマチュア・ナイト」でも、熱い称賛を集めたそうだ。

 シンガーソングライターの道へは、9歳から作詞・作曲も手掛けたというからすごい。13歳の時に初のミニアルバムを発表した。これまでに「みらい」「令和」「expect」などのオリジナル曲を世に出してきた。音楽情報に疎いのでそういうことは一切知らなかった。

「東京オリンピック・パラリンピックで国歌斉唱が夢です!!」とツイッターに書いていたそうだが、その夢をかなえた。

 ピアノを弾いた辻井信行さんと言い、佐藤さんと言い才能を開かせて素晴らしい音楽でパラリンピック開会式を彩ってくれた。
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2021年7月26日 (月)

フラリエでクラッシックとジャズのジョイントコンサート

 25日、日曜日の午後2時から矢場町のフラリエであった「初夏ライブコンサートに出かけた。知人の松井さんが案内を送ってくれたので楽しみにしていたのだが、すっかり忘れていてウオーキングの時ふと思い出して予定をチェックしたら当日であった。家を出るとき入園料がいるはずだと思い出して慌てて敬老手帳を探して持って行った。

 フラリエは以前は「蘭の館」と言っていたが、フラリエに変わったころ行っただけで長い間行ってないので場所も忘れてしまった。ネットで検索して矢場町で降りればよいと分かった。

 ところが矢場町駅でどの出口か分からないので案内を見て行ったら、久屋大通の反対側に出てしまった。回り道になったが正面入り口に着いた。様子が以前と違っていた。中に入ると受付には誰もいなかった。変だと思って花屋の人に尋ねたら、事務所に行けばよいと言った。
園内の歩いて行くと会場らしい場所があったので中に入った。すると松井さんが会場の準備をしていた。椅子が運ばれて来て並べられた。

 正面にはコンサートのピアノやドラムなどが置いてあった。私は正面の一番前に座った。始まるまでには30分もあったので、園内を見て回った。以前と違ってバーべキューのレストランがあって、大勢の客がバーベキューを楽しんでいた。下の写真の様な楕円形のバーべキューセットでやるのであった。館内には大きなレストランもあってたくさんの客がいた。

 ホールに戻るとほぼ満員になっていた。コンサートは無料なのでフリの客もいるかも知れないと思った。後ろの人が「天井が高いので音響は大丈夫か」と言っていた。

 2時ちょうどに始まった。この日のライブは、珍しいことにクラッシックとジャズのコラボであった。

 第一部は知人の属するアンサンブル・ダムールのお茶の間クラッシックというテーマであった。

 ピアノとバイオリンとチェロとフルートのカルテットであった。
 

  愛の挨拶  エルガー
 「四季」より春第一楽章  ヴィバルディ
 アルハンブルの思い出  タレガ
 ピアノ協奏曲第21番第2楽章  モーツアルト
 

 いずれもよく親しまれた曲ばかりであったのでリラックスして聴くことができた。達人ばかりとみえて演奏も素晴らしかった。
 

 第2部はジャズのカプリトーンの演奏であった。曲によってメンバーが変わった。
 

  It's too late キーボード、エレキのベース、サックスのトリオ
  シェルブールの雨傘 ピアノ、ベース、サックス
  Fly me to the Moon ボーカル、ピアノ、キーボード、ベース、サックス
  好きにならずにいられない ボーカル、ピアノ、ベース、ドラム
  リベルタンゴ ピアノ、ベース、サックス、ドラム
  星に願いを ピアノ、ベース、ドラム、チェロ
  A列車で行こう ピアノ、ベース、サックス、ドラム
  マイウエイ  同上
  ウオーターメロン  同上 この演奏ではジャズらしく、サックスやベースやドラムスのソロがあった。
 

  好きにならずにいられないとマイウエイはカラオケで歌う大好きな曲である。 

  いずれもおなじみの曲で楽しく聴けた。サックスやドラムスはうまいと思った。ドラムスの奏者はプロだと言っていた。
 

 第3部は アンサンブル・ダムールがお茶の間ポップスと言うテーマで演奏した。
 

  ニューシネマ・パラダイス  E。モリコーネ
  ガブリエルのオーボエ    E.モリコーネ
  ワルツ第2番 ショスタコビッチ
 

 アンコールはルロイ・アンダーソンのシンコペーテット・クロック
 

 クラッシックとジャズがどのようにコラボをするのかと思っていたら、演奏者が入れ替わったり加わったりするのであった。ワルツ第2番にドラムスが入ったり、星に願いをにチェロが入ったりしたのだ。

 フラリエのような植物に囲まれた中でライブを聴くのはとてもよかった。ジャズとクラッシックがジャンルを超えてコラボしたのもよかった。音響も設備を持ち込んでやっていたのでよかったと思う。
 昔、カナダをバックパック旅行した時、各地でライブに出会って聴いたことを思い出した。
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2021年7月24日 (土)

「也留舞会」の狂言を観て

 知人の吉村さんが所属する「狂言 也留舞会」の発表会の案内を頂いたので名古屋能楽堂まで出かけた。昨年はコロナ禍の影響で開催されなかったが、今年はコロナ対策を十分にとっての開催であった。

 22日の変更になった海の日に行われた。午前10時から午後5時過ぎまで、3部に分かれて上演された。

 私は午前中は用があったので午後に出かけた。この日はとても暑くて鶴舞線丸の内駅から能楽堂まで歩くのが大変であった。能楽堂に着いたら体温を計り、連絡票に記入をしてマスクをして会場に入った。席は1つおきに座るようになっていて、かなりの人が入っていた。

 場内は涼しいかと期待していたが、暑く感じて汗が止まらなかった。マスクをしているので余計に暑く感じた。
 

 私が会場に入ったのは第2部2番目の「竹生島参」の終わりごろであった。次が「重喜」で小学2年生が重喜を演じていた。

 次が「寝音曲」これも初めての外題であった。その次が「盆山」次が「鐘の音」。主は奥津健太郎さんであった。次が「膏薬煉」で中学3年の野村さよさんは又三郎師の子どもかもしれないと思った。

 第2部は暑いこともあって眠気も催し、しっかりとは見ることができなかった。

 第3部は15時15分から始まった。知人は最初の「仏師」に素破として出演した。相手役は会主の14世野村又三郎さんであった。
 

 新しく建立した持仏堂に安置する仏像を買うために上京した田舎の男は、仏師を探すために物売りのように大声で「仏師」と叫んで歩く。それを聞いた素破(すっぱ=詐欺師)が言葉巧みに近づき仏像を売る。ところが本当の仏像ではなくおかめのお面をかぶって化けただけであったので、最後にバレてしまう。バレるまでのやり取りをおかしく演じる狂言であった。

 次の「柿山伏」も初めて見る狂言であった。山伏を中学3年の男子が演じ、相手役の柿畑の持ち主を奥津健太郎さんが演じた。

 大峰山・葛城山での修行を終えた山伏が、帰国の途中で喉の渇きを覚え、偶然見つけた柿の木に登り柿の実を食べる。そこに畑の持ち主が現れ、山伏をからかってやろうとする。そのやりとりがおもしろいのだ。

 ここまで見て用があるので帰ることにした。4時過ぎの日差しは和らいでいたがまだ暑く、そろりそろりと歩いて地下鉄まで行った。

 狂言の観客は出演者の知り合いだろうと思うのだが、女性がほとんどであった。男性はどうして少ないのだろうと思った。出演者もプログラムを見るとほとんど女性であった。女性の方が文化的関心度が高いのだと思われる。

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                           仏像になったところ

2021年4月21日 (水)

春の院展を見に行った

 土曜日に日本語教室に行ったら、Mさんが「斎藤さんが院展に入選したそうよ」と教えてくれた。斎藤さんが絵を描くことを知らなかったので驚いた。

 春の院展は松坂屋でやっていて、見に行くつもりであったのがすっかり忘れていた。Mさんは「明日の日曜日で終わりよ。見に行きたい」と言ったので、行くことになった。私は松坂屋の株主優待券をもっているので同伴者1人は入れるのだ。日曜日の2時に美術館入り口で会う約束をした。

 ネットで調べたら2時ごろは一番混む時間帯になっていた。最終日だし心配であったが。2時に美術館に入った。あとはそれぞれが自由に見て回ることにした。

 院展は以前にも何度か見に来たことがあったが、久しぶりなので新鮮であった。最終日で2時なのでやはり見に来た人が多かった。中には係の人がたくさんいた。他の人と間隔を空けることや話を慎むことなどの注意書きを持っていた。

 同人や無鑑査の作者の作品が展示されていた。人物画も静物画も風景も写実的なのが多かったが、色彩はそれぞれの特色を出していた。院展の作品は日本画だし親しみやすい。ゆっくりと見て回った。

 斎藤さんの作品の写真を撮りたいと思ったのでパンフレットを見たが、どこにも撮影ご遠慮下さいと書いてなかった。でも黙って撮ってはいけないと思い、近くにいた会場監視の係の人に尋ねたら、「みなさん撮っておられますよ」と言ったので、スマホを出して撮った。フラッシュなしできれいに撮れるし音もしないので迷惑にはならない。気になる絵を数点撮った。近くには監視をしている人がたくさんいたが何も言われなかった。

 斎藤さんの作品は出口近くにあり、そこには初入選の人の作品が集められていた。樹林を同色のカラーで細かく描いた作品であった。院展らしいいい絵だと思った。

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           斎藤さんの絵

 

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2020年2月 2日 (日)

素晴しかったコート―ルド美術館展

 英国のコート―ルド美術館が改装中のため、収蔵品が日本に持ってこられ展覧会が開かれている。愛知県美術館(芸術セン

ー10階)では、3月15日まで開催されている。Img_2058

 私は、招待券を貰ったのだが、その有効期間が2月9日までとは知らなかった。気づいたので慌てて28日に観に出かけた。水曜日だったが、意外にも会場には多くの人が来ていて並んで観ていた。

 「魅惑の印象派」という、サブタイトルの通り、印象派画家の作品を展示していた。展覧会が始まるころ、テレビでも紹介されたので予備知識を持ってはいたが、音声ガイドを借りてゆっくりと観て回った。作品に添えられている解説もほとんど読んだ。

 コート―ルド美術館展は、大金持ちのコート―ルド氏が奥さんと一緒に収集した作品が多く、彼は美術のために美術館を建て、多額の資金を提供して作品の研究に資したそうだ。自分のためのコレクションではなく、みんなのためのコレクションであることが素晴らしい。

 展示はセザンヌの作品から始まるが、コート―ルドは最初にセザンヌの作品に惹きつけられたようだ。私はパリに行ったとき、セザンヌの作品をいくつか観たが、ここにあるのはそれらとは違う作品で、セザンヌの表現方法の解説もとても勉強になった。彼は遠近法とか正確な描写ではなく、彼のイメージを絵の中に表したようだ。

 セザンヌは「カード遊びをする人々」という同じ絵を5枚も書いているのも興味深かった。カード遊びのテーブルが傾いているのも彼の表現方法だとか。

 セザンヌをはじめ、印象派の画家たちが日本の絵の作品から影響を受けていることも興味深かった。印象派の画家は戸外に出て戸外で作品を仕上げることがあり、特注の舟を用意してセーヌ川に浮かべて風景画を描いたというのも面白かった。

 ルノアール、ゴッホ、マチス、マネ、モネ、ピサロ、ゴーガン、モディリアニなど多くの画家の作品を比べて観ることができた。ところどころに詳しい大きな絵の解説が用意されていたので、大変良い助けになった。

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2020年1月24日 (金)

区民ふれあい芸術祭に昭和男爵コーラスも出演!

 昭和文化小劇場ができてから、恒例となった「区民ふれあい芸術祭」が今年も同劇場で開催される。日時は、2月8日日曜日、午前10時から19時までまる1日である。

 参加グループは、ダンス、ハワイアン、バレー、日本舞踊、ハーモニカ、ハンドベル、オカリナ、民謡、コーラス、詩吟、交響楽団、など多彩である。

 私たちの昭和男爵コーラスは、女声コーラススイートポテトと共に、14時50分ぐらいから出演する。昭和男爵コーラスの曲目は、「たそがれの夢」「遠い世界に」「季節の中で」「昴」の4曲である。

 発表が近づいてきたので今日も練習をした。日頃の練習の成果を発揮できるかどうか。「ふれあい芸術祭」のステージはコーラスや歌にとっては非常に不利である。それは反響板が使えず、しかもステージのサイドも開けっ放しなのだ。だから音が散ってしまうのである。それでも我慢してステージに立つしかない。

 平均年齢76歳ぐらいの高齢コーラスグループだが、結成13年のキャリアをぶつけたい。ぜひ多く方に聴きに来てほしい。入場は無料である。随時出入りができる。

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2019年10月12日 (土)

結局諦めた「表現の不自由展」

 「表現の不自由展」が再開されてからどんなものかこの目で確かめたいと思っていた。でも毎日何か用があって会場へ行くことができなかった。新聞でどうやって入場券を買うのか、入場券はいつ、どこで買うのか調べたがそういう記事はなかった。ただ抽選があるということや誓約書をかかされることや時間に制限があることなどしか分からなかった。

 11日に暇ができたので12時ごろ家を出て栄に行った。オアシスに行くと市のインフォメーションセンターがあった。試しにそこで聞いてみようと思って入った。

 幸いというか、他に客はなく係の女性が3人いた。不自由展のチケットはどこでかえばよいのか尋ねたら、「ここで買えます」と言った。いくらか尋ねたら、トリエンナーレの1日券を買えばよいと言った。別の人が「抽選があります」と言った。

 私は「不自由展のチケットはないのですか」と再度尋ねたら、「トリエンナーレの券が必要です」と言った。1日券は1600円だという。「ほかのイベントも見ることができますよ」と言った。

 1時近くになっていたし、暑い日で身体が怠かったので「表現の不自由展」だけを見たかった。「1600円は高いですね。不自由展だけを見られるようにすればいいのに」と言ったら一人の人が頷いていた。

 不自由展は再開をしたが、実に不自由な展覧会だ。展覧会というのは時間中はいつでも自由に入れて好きなだけ見られるべきだ。それなのに入場人数を制限し、入場時間を制限し、誓約書までも書かせる。せめて「表現の不自由展」だけの入場券を作ればよいのにそれもやらない。何というやり方だと思った。1600円払って券を買っても抽選で外れる確率が高いなんて馬鹿げている。芸術の冒涜である。見たい人がたくさんいるのだから券を売って抽選なしで必ず見られるようにすべきだ。

 再開したから表現の自由は守ったなどととてもいえたものではない!

2019年8月25日 (日)

クリムト展

   5月に東京へ行ったとき上野の西洋美術館でクリムト展をやっていたが見損なった。残念に思っていたら7月から豊田美術館に来ることがわかった。主催は朝日新聞であった。我が家はずっと朝日新聞を購読しているので、販売店に招待券を欲しいと言ったらくれた。8月31日までの期間限定の招待券であった。早くいかなけらばと思っていたが、暑い日が続いたり、いろいろとやることがでてきたりでなかなか行く日がみつからなかった。

 23日に雨がぱらついていたが思い切って行くことにした。ネットで豊田美術館への行き方を調べたがわからなかった。名古屋からは地下鉄鶴舞線で行けるはずだと思っていたが、地図で見ると名鉄三河線とJR線しか載っていなかった。

 とにかく鶴舞線で豊田市駅まで行ってそこで行き方を聞こうと決めた。9時7分御器所発の電車に乗った。豊田市駅には40分ほどで着いた。駅に着くとホームの反対側に名鉄三河線の赤い電車が入ってきた。それで納得した。ここで三河線になるのだ。それならそれで何故地下鉄で行ける豊田市駅をネットの地図に表記しないのかと思った。

 駅で名鉄観光の女性に美術館への行き方を尋ねた。まっすぐに行けば表示が所々にあることが分かった。美術館方向を示す矢印に従って歩いて行った。大変親切に表示されていた。左手に松坂屋があるところで左折して階段を下りた。今度は地面に美術館の方向の表示があった。美術館までは表示を見ながら歩いて行ったが、100mごとに表示があった。

 美術館は駅からとても遠かった。近くに来たら名鉄三河線が走っていてそれに沿って行ったが、急な坂道で歩くのが大変であった。後ろから来る人に何人も追い抜かれた。10時開館にぎりぎりで着いた。もうたくさんの人が来ていた。

 入館すると音声ガイダンスを借りた。500円だと思ったら550円だった。高いと言ったら今回は550円値上げだと言った。

 展覧会は第1章が「クリムトとその家族」、第2章が「修業時代と劇場装飾」、第3章が「私生活 Klimt's Women and Children]、第4章が「ウイーンと日本1900」、第5章が「ウイーン分離派」、第6章が「風景画」、第7章が「肖像画」、第8章が「生命の円環」というように8章に分けて展示されていた。

 第2章では、クリムトが描いた少女の像が初めにあったがその精密な写実的な絵を見てクリムトは非常に優れた技法を身に着けていたことが分かった。その続きに真っ裸の男性裸体像が3点あった。男性のペニスをあからさまに描いた絵は初めて見たが、わいせつ物展示にひかからないのかと思った。非常にリアルな絵であった。

 クリムトは絵画の技法が高く評価されていたので、劇場や王室からも依頼があり、緞帳を作ったり、王妃の寝室の絵を描いたりした。また父親が彫金師であったので、彫金もできたからサチュロスとニンフという彫金の作品もあった。

 クリムトは生涯結婚をしなかったが、周りには常に多くの女性がいて、なんと14人もの子供を作っていたそうだ。モデルの女性も子供を産んだ人が何人かいたようだ。妊婦の絵も描いているがアトリエにはそういう女性もいたらしい。彼は「自分には関心がないが、女性が好きだ」と言っている。晩年といっても55歳で亡くなっているからまだ若いが、「生命の円環」にまとめられているように、生や死に関心をもったようだ。亡くなった老人の顔や女性の顔などを描いている。

 風景画を描くようになったのは、田園に避暑に行くようになってからで、印象派のような風景画を描いている。ウイーン分離派を作ってからはよりも自由な発想の絵を描いている。正方形の中に描かれているのが特徴のようだ。

 万国博覧会を機にジャポニズムが欧州で関心を持たれたが、クリムトの絵にもその影響と思われるものがある。金を使ったり、着物の柄のような模様や浮世絵風のデッサンなどがあった。

 肖像画の傑作は「オイゲニア・プリマフェージの肖像」だと思われる。右手に男の生首を持ち、左の乳をはだけて満足そうな眼付をしてながめている。ポスターに使われている肖像だ。

 クリムト展を初めて見たが、彼については何も知らなかった。多彩な活動をした優れた画家であることを知った。豊田美術館という不便なところへウイークデーに次々に来る人を見てその人気ぶりが分かった。土曜日曜を避けて行ったのに大変な混雑で意外であった。

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