アニメ・コミック

2019年7月22日 (月)

余りにも酷い「京都アニメーション」襲撃事件

 「京都アニメーション」という会社が18日に埼玉県在住の青葉真司容疑者がガソリンを撒いて放火し、あっという間に炎上して34人もの社員が死亡した事件は余りにもむごい事件であった。

 私はアニメはあまり見ないので、「京アニ」という会社のことは全く知らなかったが、報道によると世界的に知られた会社でよいアニメ作品を作っていたという。炎上事件はすぐさま海外でも報道され、カナダの首相や台湾の総統などから弔意が送られてきたり、米国の会社がすぐにクラウドファンディングを始めたり・・・と大きな反響を呼んだ。現場を訪れ献花をする中国人や外国人ファンがいた。

 現在NHKの連速テレビ小説「なつぞら」でアニメ草創期のアニメーターを描いていて、広瀬ずずが演じる戦災孤児奥原なつの奮闘が好評である。そこではアニメーションを作る様子が詳しく描かれて、アニメがどのようにして作られるのかを初めて知ることができた。おそらく多くのアニメファンも制作過程までは知らないであろう。

 今回の事件は「なつぞら」が佳境に差し掛かった時に起きた。だからテレビで「京アニ」が炎上するシーンを見たとき、すぐに貴重な人材と資料が失われたことに思いを致した。

 当日74人仕事をしていた中で34名もの社員が命を落とした。おそらく精鋭の人たちであったに違いない。「京アニ」という会社にはなかなか入れないと新聞に書いてあった。難関を超えて入りアニメを作っていた人たちだったのだ。八田英明社長は「紙類もコンピュータも、一瞬にして何もかもなくなってしまった。断腸の思い」と話していたが、その悔しさは想像に余る。「なつぞら」のアニメ会社が炎上したと仮定すれば取り返しのつかないことであったことがよくわかる。

 余談だがネットに中国からの激励が載っていて、そこに「京阿尼加油」と書いてあったので、一部では更に油を注ぐとは何事だと騒がれたらしいが、「加油」は「頑張って」という中国語だということを知らないから誤解したのであった。中国語の「頑張れ」が「加油」であることを中国語を習って知ったとき驚いたが、油を注げば燃えるから一理ある用語だ。

 青葉容疑者はどうしてこんな大それた事件を起こしたのだろうか。幸い怪我をして命は助かったので逮捕されたら徹底的に調べられるであろう。

 亡くなられた京アニの方々には心からの哀悼の意を表するとともに、幸い助かった犠牲者の方たちは京アニの再建をして、再びよいアニメを世界に送り出して頂きたい。私もこれを機に京アニの作品を観てみたいと思っている。

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