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« エアコンの良くない使い方8つ | トップページ | 70年ぶりぐらいにラムネを飲んだ »

2024年8月29日 (木)

食品ロスの記事を読んで

 27日の朝日新聞一面記事は「米不足でも 廃棄される」という見出しで食品ロスを取り上げていた。

 新聞やテレビでコメがスーパーから消えたと報じられているが、米の民間在庫量は6月末時点で156万トンと、過去最低だという。その一方で大量のコメが「廃棄」されているというのだ。

 神奈川県や多摩地域などから廃棄食品を回収している日本フードエコロジーセンターの例で、同社は約200の事業者からロスになった食材を集め、豚の飼料にリサイクルしているという。炭水化物を中心に一日に約40トンの食品が回収されるが、2割ほどが米で、約8トンになるという。

 同社でリサイクルできているのは一部で、そのまま捨てられる商品も多いそうだ。全国の食品ロスは減少傾向にあるという。それでも22年度は472万トンだ。

 食品業者の売れ残りや客の食べ残しなどが236万トンで、家庭からが236万トンだという。国民一人当たりで年間38キログラムになり毎日おにぎりをほぼ1個分の食品を捨てていることになるという。

 我が家では妻と2人暮らしだが食品ロスは出していないと思う。食事の時に完食できる量を用意するようにしているのだ。たまたま残ったときは、次の日に食べている。

 「企業が売れる以上に発注していることと、消費者が常に新鮮な商品を入手できることが当たり前になっているので、まだ食べられる商品が撤去される一因になっている」とジャーナリストの井出留美氏が指摘している。

 米国ではスーパーの廃棄食品を集めて貧困層に配っていると聞くが、日本でも子ども食堂などに配られていると聞いたことがある。でも、そうした豚のエサも含めて回収されて利用される量では限りがあるのだろう。

 世界では11人に1人に相当する約7億3300万人が飢餓に直面しているという。食品ロスを出すのは何たることか。

 日本も戦時中戦後に食糧難があり、私も子どもの頃に経験をした。両親は食糧を手に入れるために必死で色いろと苦労をしていた。

 日本の自給率は38%しかないのだ。こんなことを続けていていいものか。そのうちに天罰が来るやもしれぬ

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食・食事・食物」カテゴリの記事

コメント

食品自給率が38%しかないにもかかわらず大量に廃棄している日本。世界中をさがしてもこれほど倒錯した国はほとんどないにちがいない。
稲作が代表だが、その他の作物も政府が手を出し口を出して、結局は農業を成長させないようにしている日本。そういう政策に異を唱えない議員に一票を大量に投じてしまう農村地域というのもはなはだ倒錯している。
このところ日本の各地で店の棚から米が消えているのは、マスコミも伝えようとしない隠された意図があるのではないかとも言われているが、果たしてどうなのだろう。米の在庫が底をついているわけではないらしいが。
他の作物に比べれば生産が楽な米はもっと収穫を増やして、食糧難に苦しむ国に輸出すべきだという声もあるが減らすばかりのようだ。

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