ワッサー桃
食品スーパー八百鮮で「ワッサー桃」という珍しい果物を売っていたので買って来た。下の写真のような外観のもので、ネクタリンと白桃の掛け合わせだとしてあった。
外観は下の写真のように桃に似ている。大きさは大きい桃と同じぐらいであった。買って来たワッサー桃は少し熟しすぎで柔らかかったが味は甘くてそれなりに食べられた。
ワッサーという名前は変っているのでネットで調べた。
ワッサーは、長野県須坂市で生まれた。果樹園を営む中村渡氏が、1968(昭和43)年に「山根白桃」と「水野ネクタリン」を混植している自園のなかにできた果実の種をまき、1971(昭和46)年頃、実となった木から選び抜き、育てた偶発実生とされている。
1988(昭和63)年に登録出願、平成2年に品種登録された。ちなみにワッサーという名前の由来は、中村渡氏の子供時代に呼ばれていたニックネームなんだそうだ。
須坂市にあるマルジルシ農園では、この品種にいち早く注目し、「ワッサークィーン®」という名前を付けて生産・販売を開始。今ではワッサーの生産量が日本一なんだという。
◎ワッサーの特徴は?
ワッサーは、通常の桃より小ぶりで、ネクタリンと同じくらいの大きさである。切った直後の果肉は黄色で、実は引き締まっていてサクサクとした歯ごたえ。果実がかためでしっかりとしていますが、噛むと果汁が口のなかでたっぷり広がる。甘みはあまり強くなく、酸味は少なめ。ワッサーの果肉には、カロチンや鉄分が多く含まれているそうだ。
この記事によると大きさはネクタリンと同じくらいだとあるが、八百鮮で売っていたのは桃のようにおおきかった。
発祥地である長野県須坂市を中心に生産されているワッサーだが、まだ生産量が少なく、ほかの地方ではほとんど販売されていないので、ネットでの購入がおすすめ。価格相場は、ワッサー2kg(5〜9玉)で2,000円前後といったところ。
◎ワッサーと桃の違いは?
ワッサーは、桃よりも果汁が少なく、皮をむいてしたたり落ちるほどではないので、あまり手を汚さずに食べられる。桃がとにかく身崩れしやすいのに対して、ワッサーは適度なかたさがあるので身崩れしにくく、また果実があざやかな黄色なため、タルトを作るのに適している。気になる味は、白桃の甘みにネクタリンの酸味がほどよくきいて、絶妙な旨みがある。
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