70年ぶりぐらいにラムネを飲んだ
食品スーパー八百鮮でラムネを売っているのを見つけたので、試しに1本っ買って来た。冷蔵庫で冷やして置いて午後取り出し、ふたを開けようと思ったら、ラベルに書いてある開け方の絵を見ても分からなかった。仕方がないので製造元に電話をした。
その会社が製造するラムネには蓋が3種類あるらしくて、私が買った下の写真のラムネは開け方が違うことが分かった。蓋が帽子のように被せてあるので説明の絵とは違う開け方でないと駄目なのだ。
開ける突起がついたものを球のところに載せて親指で押すのだが、硬くて落ちなかった。仕方がないので鉄槌を持ってきた叩いたら下に落ちだ。
大阪のハタ鉱泉という会社のラムネだが、こんな不親切な会社のラムネは2度と買うべきではないと思った。
ラムネは子どもの頃よく飲んだ清涼飲料で、子どもでも手軽に買えるものであった。店のおばさんが木でできた銓を開けるもので開けてくれた。ラムネの球が下に落ちて飲むことができた。どうしてガラス玉を銓にしているのだろう?
ビー玉ビン、誕生のひみつというのをネットで見つけた。
【ラムネの最大の特徴のひとつは、ビー玉栓の独特のビンですが、実は普及当初は、コルクで栓をするタイプのものでした(ペリー提督が浦賀に持ってきたラムネ/レモネードもコルク栓タイプのもの)。
しかし、コルクは高価なことと時間がたつと炭酸が抜けやすいことから、密栓ができる栓/容器として、ビー玉栓のビンが考案されたのです。
ビー玉栓のビンは、もともとはイギリスで発明されたもので、1872年にイギリス、1873年にはアメリカで特許が取られ、日本に登場したのは1887年(明治20年)頃のこと。
当初はイギリスから輸入された舶来品を使っていましたが、日本でも大阪のガラス業者を皮切りに国産ビンが作られ始めます。
独自に改良が加えられた国産ビンは、その出来の良さに輸出元のイギリス人が驚くほどだったそうです。】
ちなみに、ラムネに使われている球はA球で、余ったものが遊びに使われB球というようになったとか。
私が子どもの頃はラムネ玉をぶつける遊びをやっていた。遊びの名は「ラムネ」であった。そのラムネと同じ名の飲料があって球が銓に使われているのが不思議であった。
ラムネの名の由来をネットで調べた。レモネードから来ているのだろうと思っていたらその通りであった。レモネードが訛ったものだそうだ。
子どもの頃ラムネの他にサイダーも売っていたが値段が高くて子供には買えなかった。サイダーを飲んだのは大人になってからである。そしてラムネは飲まなくなった。
ラムネを飲んだのは70年ぶりぐらいだろうか。子どもの頃のと違って味は良くなっていた。
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ハタ鉱泉という会社名は初めて知ったが、その会社が販売しているラムネはあちこちの店で売られているものであることに気づいた。
子供の頃に飲んだラムネは、やはり店のおばさんが木でできた玉押しでビー玉を落としてくれた。小学校の低学年では少し力が足りなかったのかもしれない。
どうしてそれほどの力が必要なほどビー玉が密着しているのか、それも内側から。子供には不思議であったが、その謎を解くこともなく歳をとってしまった。
自然災害に備えて少し缶詰を買ったが、暑いのでミカンなどの果実の入ったものを食べてしまっている。
ところが缶切りを使わないプルトップ缶を開けようとして力が足りないことがたびたびある。歳をとったと思い知らされる。
台風というのは中心が移動するにつれて強風や大雨になるのが通例であったが、台風10号ではまだ九州にあるのに静岡県から神奈川県にかけて恐ろしい雨になっている。常識が通用しないのは困ったものだが、ある意味では面白いのかもしれない。
投稿: たりらりら | 2024年8月30日 (金) 23時15分