東京都知事選
7日に投開票された東京都知事選は現職の小池百合子氏が圧勝して3選を果たした。
当初小池氏の対抗馬として立憲民主党の蓮舫氏は意外にも第3位に終わった。第2位は前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏であった。
都知事選で広島県から石丸氏が立候補したのはなぜかと思った。小池氏が蓮舫氏を抑えるために画策したのかと思った。それにしても第2位であったのは驚きだ。羽鳥モーニングショーでは、石丸氏がSNSで若い層を掴んだ作戦がよかったと言っていた。また、石丸氏の目的は広島県知事に立候補するためだと言っていた。都知事選で2位になったので弾みがついたであろう。
玉川コメンテーターは連坊氏はイメージが強すぎたと評した。立憲民主党と共産党などが応援にしたが蓮舫氏の参議院議員の時の得票と共産党の票を下回って3位に終わった。
朝日新聞によると、小池氏は街頭活動を控える戦術を取ったという。主要候補による告示後の討論会は1回だけで論戦の乏しい選挙であったとも。
候補者が56人もいてそのうち24人は同じ政治団体の関係者で、ポスター掲示の掲示枠の「販売」が行われ、おかしなポスターが張られたという。何とも奇妙な都知事選であった。法を改正してこのようなことが再度行われないようにすべきであろう。
東京都民ではないので全く関係ないが開票の結果に関心を持って観ていた。
同時に行われた都議会議員補欠選挙では自民党が不振であった。当然のこととはいえ裏金問題に都民は厳しい判断を下したのはよかった。立憲民主党も振るわず今後どうするか注目される。
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東京都知事選挙については都民でない私もその結果に大変興味をもって見ていたが、小池百合子圧勝には不愉快の極致、日本の政治風土に暗澹たる気持ちになってしまっている。
すなわち、前回もあったが学歴詐称については当時、彼女とカイロで生活を共にした女性や物心にわたって援助した朝堂院大覚というやや得体の知れない人物の証言からすればカイロ大学卒業は略、詐称だと思える。文藝春秋5月号で小池百合子の元最側近だった小島俊郎氏が「私は小池百合子の学歴詐称のもみ消しに加担してしまった」と爆弾告白を掲載したのは記憶に新しい。余談であるが彼は私の母校の旭丘高校4学年下の出身者で大変優秀で真面目な人物だったとのこと。
今回、選挙公報に小池百合子はまたしてもカイロ大学卒業と明記したので、彼は告訴している。多くの都民は学歴は問題でない、行政能力が高ければそれでよいという。確かに学歴よりも実力だというのは理解できるが、それと学歴を詐称することとはまったく別問題で、公職選挙法違反で、当選無効となるとんでもないことなのだ。私も昔、カイロ大学卒業という経歴をみて彼女は素晴らしいと思った一人である。これ一つにしても都知事としてまったく相応しくない人をまた選んでしまったことにあきれかえって物が言えないとはこのことであろう。それと腹立たしいのは学歴詐称の問題について大手のメディア、テレビ、新聞等は全く取り上げないことだ。私はこのことに限らず、本当のことを取り上げない、報道しない新聞は取るのを辞めようとさえ思う。最近はテレビでなくスポンサーに左右されないネット番組を見るようにしている。日本の報道の自由度が世界ランクで70位というのは宜なるかなである。
そして何よりも問題なのは嘘もつき続ければ人々はそれを忘れるか本当のことと思ってしまうと言う、モラルの欠如した社会風潮に拍車がかかってしまうことだ。今回の告発も裁判所は正義の味方ではないので?東京都知事に当選すれば権力者に忖度して、不起訴の可能性が大きいという。
大多数の都民の投票行動は自分にとって得か損かの短絡的な考えだけで投票しているとしか思えない。というより本当のことを知らない、知らされていないことだ。私の暗澹たる気持ちとはそういうことなのだ。今回郷原弁護士の小池都知事への落選運動が奏功しなかったのは残念至極である。
投稿: Toshi | 2024年7月 9日 (火) 19時51分
常々納得がいかないのは、その地域に生活している実態がないのに知事選に立候補できること。
こちら神奈川県にしても、神奈川都民などと言われ、徳川時代の藩主じゃあるまいに多くの時間を東京で過ごし、日々神奈川県民のことに考えをめぐらさなくても菅前首相の繰り人形のように動いていれば任期を全うでき、さらにはダラダラと再選を繰り返す。
今回の都知事選も掲示板に選挙ポスターが貼りきれない程の人数が出馬したが、少なくとも過去3年間は都内に居住し、これこれの政治活動をしてきた、あるいは行政職員として働いてきたことを証明することを必須にすれば、おふざけで立候補する人は減ったにちがいない。
そして街頭で大音量で喚き散らすのは禁止にして、公会堂、テレビ、ネットなどで公開討論会を行うべきである。どういう政策を行う予定があるのか、それがはっきり言えなければ立候補の資格なしにする。
投稿: たりらりら | 2024年7月 9日 (火) 12時41分