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2024年6月15日 (土)

給食費無償化の動き

 13日の朝日新聞一面トップ記事は「小中給食無償化 実施3割」であった。公立小中学校の児童生徒全員の給食費を無償化している自治体が、2023年9月時点で、全国の3割にあたる547あったことが文部科学省の調査で分かったとあった。

 給食費の無償化の自治体が3割もあることに驚いた。私が38年前に退職するまで給食費を集金していた。現金を袋に入れて持ってくるので大変な仕事であった。朝一で教室に行き登校する児童から給食費を受け取った。

 戦後私が小学校の4年だったころ給食が始まったが、その頃は食事ではなく、米軍放出のトマトジュースであった。慣れるまでは臭くて飲むのに大変だった。その後ミルクになった。ミルクも臭かった。そしてパンも付くようになった。パンは嬉しかった。

 就職したときは粉ミルクで作ったミルクとパンなどであった。給食費がいくらだったかは覚えていない。

 給食費を払わないのは保護家庭と準保護家庭であった。クラスには4~5人いた。給食費を持ってこない子たちへの偏見はなかったと思うのだが本当のところは分からない。

 名古屋の貧困地域の小学校に勤務した時、給食費を払えない子がいて家庭訪問したら、その子に家の冷蔵庫には食べ物が全くなかったので驚いたことがある。すぐにパンなどを買って与えた。

 給食はそういう子たちにこそ大事なのだ。給食費の無償化の動きはいつ頃から始まったのか知らないが、無償化が広がるのはいいことだ。

 ただそれには予算が必要で、新聞によると、公立小中全国実施なら5千億円必要だという。教員給与増など予算に限りがあるというのだ。

 給食費は物価高騰などで上がり続けており10年間で13%ほど上がったという。値上がりの状況は都道府県により差があるのは当然だ。最も小さいのが滋賀県で、最も大きかったのは鹿児島県だという。

 給食費無償化はどのようないひろがっていくのだろうか。

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