首相は衆院解散を断念か
衆院解散をいつやるのかでいろいろ言われてきた。23日に会期末を迎える今国会中に解散に踏み切って総選挙で勝利し、9月の自民党総裁選で再選するシナリオと言われていたが、岸田首相は解散を断念するようだ。
自民党派閥による裏金事件や政治資金規正法改正をめぐっての対応などで内閣支持率は2割台と低迷し、党内では「首相では選挙を戦えない」との声がたかまっているという。公明も山口代表が、「信頼回復のトレンドを確認できるまでは解散すべきではない」と牽制した。
衆院補選や知事選で自民党への選挙民の目が厳しいことがわかった。この時期に解散すれば自民党は劣勢に立たされる公算が大きいと判断したのだ。
首相の伝家の宝刀である解散権を封じなければならない首相の胸中や如何に。一有権者としてはこの際思い切って衆院解散に踏み切り、国民の信を問うたらどうかと思うのだが。この辺で自民党は一度下野し、政権が交代するのを見たいものである。
これまでは圧倒的多数を擁した自民・公明の与党が数に任せてやりたい放題であった。緊張感のないまま国民のための政治がないがしろにされて来た感がある。
« ネットで知った点眼法すばらしい | トップページ | 政治資金規正法改正の問題点 »
「政治・経済」カテゴリの記事
- 石破内閣支持率(2024.10.04)
- 都知事先ポスター掲示問題(2024.06.23)
- 政治資金規正法が強行採決で成立したが(2024.06.21)
- 政治資金規正法改正の問題点(2024.06.07)
- 首相は衆院解散を断念か(2024.06.06)
コメント