コトバ遊び
8日の朝日新聞beの「街のB級コトバ図鑑」に子どもの頃に遊んだ懐かしいコトバが出ていた。
日本語も切り取り方によって新しい響きが生まれるといい、日本語の響きをうまく使った例は「渋谷ヒカリエ」「あべのハルカス」など。それぞれ「光へ」「晴るかす」で、純然たる日本語だが、従来にない印象をうけると書いている。
ハルカスは大阪の街を遥か彼方まで見られるので「遥かす」だと思っていたが「晴るかす」とは。
この文脈の中で、「こうした試みは昔からあり、まんじゅうを「オストアンデル」、傘を「フルトサス」と呼んだ例が明治時代の雑誌にでている。日常語も工夫次第で新鮮になると結論付けていた。
ここで取り上げられた「オストアンデル」が私が子どもの頃に遊んだ言葉である。「ヒネルトジャ―」というのもあった。蛇口のことである。その他は思い出せないが。
ネットで調べたら、オストアンデルという大判焼きの店が横浜にあることがわかった。また沖縄にこの名前のバンドがあるようだ。
こういう外国語のように日本語で表現する言葉遊びは昭和初期にはやったようだ。砂糖は「アリヨール」うなぎは「サイテヤーク」、袴は「スワルトバートル」だそうだがこの三つは知らない。
こういうコトバ遊びは対面でなければ面白みがないと思う。ネット時代では流行らないのだろう。
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