連坊氏の都知事選立候補表明の背景
7月7日投票の東京都都知事選に立憲民主党の連坊参議院議員が立候補を表明した。無所属で出るというが立憲民主党をバックにするのかと思っていたら、テレビで都庁のいろんな党の部屋を回り挨拶をしてるのを見た。共産党の部屋にも行っていたので?と思ったが、都知事選で市民と野党の共同候補の実現を目指してきた「候補者選定委員会」が共闘候補に立憲民主党の連坊参議院議員を擁立する故決定したことがわかった。
幅広い市民グループを含めた野党と市民の共同候補としてバックアップ体制を広げることができたのだ。
連坊氏は「反自民党政治、非小池都政のオール東京」を掲げて立候補した。連坊氏は選定委員会の会合で「自民党政治を支えている小池都政は終わらせないといけない」と強調した。
小池都知事は2期8年を務めたが、もともとは自民党員で都知事を辞めて国政に復帰し、首相を目指すとも伝えられてきた。いわば隠れ自民党ともいえる存在である。学歴詐称問題はどうなったのかしらないが、どこ吹く風である。
小池氏氏と連坊氏はともに女性である。東京都民はどちらを知事に選ぶのか。物価高で庶民が苦しんでいるなかで裏金問題などで国民の怒りがどう反映するのか見ものである。静岡県知事選挙でも自民党に大きな衝撃を与えたが、都知事選挙は比べ物にならないインパクトがある。
連坊氏には必ず勝利をして欲しい。
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家康が江戸に幕府を置いてからすでに400年以上が経つ。それ以前は何度も都や幕府が移動している。その原因はさまざまであろうが、何らかの不都合があったからという点は共通しているのではないか。
東京がこれだけの長期間、政治の中心であり続けてきた結果の不都合も相当にあるのではなかろうか。遷都論が言われてからすでに何十年にもなるが結論を先延ばしにするだけで東京はますます異様に巨大化し、一極化も止まらない。
巨大になりすぎると、一か所に集中しすぎると、生物は突然死する運命にあるようだ。
文化庁は京都に移転するらしいが、その他の中央官庁も日本各地へ移転すべきである。国会は当面の間は東京に置くとしても、答弁に必要な上級職だけが東京に残ればいい。その他の職員との連絡など現状でもパソコンや電話であろう。
コンパクトシティなどというカタカナ語も日本の場合は各地の集中に眼目があるようだが、それよりも大事なのは東京の巨大化を止めることであろう。そういう知事は登場するのか。
投稿: たりらりら | 2024年6月 1日 (土) 22時42分