蛙の話し
「♪ カエルの歌が 聞こえて来るよ グアッ グアッ グアッ」という歌がある。輪唱で歌われる。小学校の3年生ぐらいの音楽で習う。
名古屋のような都会の真ん中に住んでいるとカエルを見ることもない。毎朝歩いている山崎川ではこれからウシガエルが鳴くのが聞こえるはずだが、まだ聞かない。
子どもの頃は南紀新宮に住んでいたので近くには田んぼが広がっていた。新制中学校に通うときはその田んぼの中の道を歩いて行った。
小川の岸を歩くとオタマジャクシの群れが泳いでいるのを見ることができた。子どもはオタマジャクシなどは馬鹿にして相手にしなかった。
そんな具合だからカエルは至る所にいた。家にいてもカエルの合唱を聞くことができた。
近くにドブ川があってそこにはカエルがいっぱいいた。草の葉をちぎって糸で巻きカエル釣りをしたものだ。
子どものことだからカエルを捕まえると麦藁のストローを尻の穴に挿して口で空気を入れカエルのお腹を膨らませるという残酷な遊びをやったこともあった。
後年小学校の教員になって、5年生の理科でカエルの学習があった。カエルを捕まえてきてもらってそれを観察させるのであった。自分が子どもの頃はそんな学習は必要がなかった。日常的にカエルに接していたからだ。
ずっと昔、今住んでいる家の玄関口に毎年大きなヒキガエルが来た。でもいつのころからかそれも見なくなった。
カエルを見るにはどこか田舎へ行くしかない。
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