米大学生のイスラエルへの抗議運動
5月1日のテレビニュースや2日の新聞で、米国各地の大学で、パレスチナ自治区ガザを攻撃するイスラエルやその後ろ盾となっている米政権に対する抗議活動が続いていると報じられた。
コロンビア大学で当局の要請を受けた警察が校内に入り100人以上が逮捕されたのがきっかけとなって、各地の大学に広がったのだという。
パレスチナ自治区ガザへのイスラエルの悪魔のような攻撃で何万人もの住民が死に、街が完全に破壊された。学生たちはそうしたイスラエルの対する抗議のデモである。学生たちはまた、大学の投資先を開示し、イスラエル軍が使う武器を製造する企業への投資を止めるように要求しているという。
大学当局は停学や退学にすると言っているが、学生たちは覚悟ができているとはなしているそうだ。
パレスチナの自治区ガザへのイスラエルの執拗な攻撃が続き、エジプトで停戦交渉が始まったが、完全停戦を求めるハマスに対して、イスラエルのネタニヤフ首相は完全な停戦はしないと述べている。
イスラエルは150人ほどの人質を返せと攻撃をしているが、ガザの方は3万5千人以上の命が奪われ、街が破壊されて、それが今も続いているのだ。
学生たちの抗議行動は良識を持った若者が米国に存在することを示している。イスラエル系の影響力が強い米国での抗議活動は素晴らしいと思う。
イスラエルは直ちにガザ攻撃を止めるべきである。
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当然ながら人それぞれの意見があるにちがいない。
学問研究の場を占拠するなど権利を履き違えていて言語道断。さっさと逮捕するのが当然と、はなから言う人達もいるだろう。
日本ではどう考えるべきなのか、18歳から29歳までの、抗議運動に賛成の人10人、反対の人10人にスタジオに集まってもらう。参考人としてアメリカやイスラエルなどの留学生を加えてもいい。そしてテレビ番組として3時間くらい討論してもらう。
今日は憲法記念日である。今回の抗議運動の背景は戦争である。戦争が拡大すれば兵隊として召集されるかもしれない日本の若者達も戦争に対する抗議運動の是非を考えるべき日といえる。
4月から報道と情報番組を強化すると宣言していたNHKは「チコちゃん」の拡大版などを放送している場合ではあるまい。
学生時代には戦争のことはもとより社会のことにまるで目を向けていなかった私の反省である。
投稿: たりらりら | 2024年5月 3日 (金) 22時22分