不可解な米英欧のイラン制裁、イスラエル支援
米国政府は、イランによるイスラエルへの報復攻撃を受け、イランのドローン生産などに関わる約20の個人・団体に制裁を課すと発表した。英政府と欧州連合も同様の措置を決め、イランに対する厳しい姿勢を示した。
バイデン大統領は「イランの攻撃を支援するすべての者の責任を追及するため、必要なあらゆる行動をとることをためらわない」と主張した。
また、EUのミシェル首脳会議議長は「イランはイスラエルだけでなく中東の国々の安定にとって脅威だ」と述べた。
もともとはイスラエルがシリアのイラン大使館を攻撃したことから始まったことである。分からないのは米国、英国、EUなどがどうしてイスラエルを支持しイランを叩くのかである。
イスラエルはパレスチナのガザを完膚なきまでに攻撃し市街を破壊し、子どもを含む市民を何万人も殺している。そしてさらにガザ攻撃を強めようとしている。その悪魔の残忍非道さはイランのイスラエル攻撃とは比べ物にならない。
そのイスラエルのガザ攻撃に対して米国、英国などはイスラエルに制裁を課すことなくむしろ支援をしている。いわばガザ攻撃の共犯者である。
大国がこのような態度をとっては世界の平和はやって来ない。こうした米英EUなどの行動に対してメディアの批判も見られないのも不思議である。
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