高齢者はガンの治療は必要ないという記事
スマートニュースに日刊ゲンダイデジタルの記事で「不本意な治療を受けないためにも…高齢者のがんには「治療しない」という選択肢もある」というのがあった。売れっ子の和田秀樹医師のものだ。
国立がん研究センターの調査によると、生涯でがんになる割合は、男性は3人に2人、女性は2人に1人です。50歳から10年でがんを発症するのは、男性5.2%、女性6.7%だが、30年後はそれぞれ43%、29%で年齢が上がるほど発症率はアップするという。
私も昨年3月に直腸がんが見つかった。それについてはブログで書いた。どうしてガンになったのかは分からない。
和田医師によると、高齢者を病理解剖すると、85歳以上でがんのない人は、いなかったという。
死因ががんだった人は大体3分の1で、残りの3人に2人はがんが死因にならないで共存し、ほかの病気で亡くなったことになるという。
高齢者にとって、がんはとてもありふれた病気なのだそうだ。和田医師は相談を受けることが多いそうだが、高齢者の場合、なるべく手術も化学療法も受けないことをお勧めしているという。
和田医師の経験によると、手術を受けた人と受けていない人を比べて、手術を受けた方が術後の回復がうまくいかず、消化器官を取られてやせ細り、見る影もなくなってしまうことはよくあるという。化学療法についても同様で、治療後に体力を落とし、長引く不調でつらい思いをされたまま亡くなる人が少なくないという。
私も和田医師や故近藤医師の本を読んでガンの治療をしないことに決めたのであった。
がんで自覚症状が現れるのはかなり進行してからで末期だという。それまでは、痛みをはじめとするつらさや苦しさはほとんどないそうだ。
私も今のところ便の回数が多いぐらいで他には自覚症状はない。
一般にがんは、高齢になるほど進行が遅いといわれるが、和田医師の経験からも確かにその傾向はあるという。なるべく治療をしないでがんと共存するという提案は、がんの特徴や経験を踏まえてのことだというのだ。
直腸がんが見つかって1年になるが、私の場合これからどうなっていくのか、3か月に1回程度医師に診てもらうだけである。
5kmの早朝ウオーキングも続けているし、ボランティアやコーラスもやっている。普通の生活ができている。
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