コーヒーについては、これまで身体によくないとか、いや体に良いとか相反する説がいろいろあった。でも、最近の研究ではコーヒーは身体の健康によいというのだ。以下はスマ―トニュースにあった記事からのものである。
1.特定のがんのリスクを低減す可能性
イギリスの医学誌『BMJ』の研究レビューによると、コーヒーには1000以上の物質が含まれ、その多くには抗炎症作用や抗腫瘍物質がある可能性が高い。
その研究によると、コーヒーを飲むことは黒色腫や白血病、前立腺がんや子宮内膜がんのリスク低減につながるという。
さらに、2017年の南カリフォルニア大学の研究では、コーヒーを飲む人は飲まない人と比べて大腸がんの発症リスクが26%低いことがわかっている。1日に2.5杯以上飲んだ人はがんになるリスクが54%低かったという。
私は直腸がんになったが、コーヒーは毎日1杯飲むだけなので少なかったのだろうか。
2. アルツハイマー病のリスク回避
歳を取ると認知症が心配になる。過去10年間の研究から、コーヒーを飲むことと認知症リスクの低減には関係があることがわかっているという。うれしいはなしではないか。
コーヒーある大量のカフェインが、脳の働きを高めることに関わっている可能性があるという。お茶にも含まれるカフェインは取りすぎるとよくないと言われてきた。寝る前にコーヒーを飲むと眠れない人もいる。
でも、血中のカフェイン値が低い人は、高い人と比べて認知症を発症する可能性が高いことがわかっているというのだ。毎日何杯飲めばよいのだろう。
3. パーキンソン病のリスク回避にも効果的
4. DNAへのダメージ予防
2018年に行われた研究で、深煎りのコーヒーを飲むと、男女ともにDNAのダメージを防ぐ可能性があることがわかっという。
5. 心臓の健康を保護
心臓の保護に役立つ可能性があることも判明したという。カフェインで突然の心不全や脳卒中のリスクが高くなるので、心拍リズム異常の患者はカフェインを避けるようアドバイスされてきた。しかし、2018年4月に発表された研究では、コーヒーを飲むと心房細動の頻度を最高13%減らすことができると示唆しているそうだ。
また、コーヒーを飲む人は、控えている人と比べて心臓血管病で死亡する可能性が19%低く、脳卒中で死亡する可能性は30%低いこともわかっているという。
6. 長寿に役立つ
米国内科学会の学術誌『Annals of Internal Medicine』に掲載された2022年の研究で、1日に1.5〜3.5杯コーヒーを飲むと、心臓病やがんによる死亡を含めたあらゆる原因による死亡の可能性が低く、死亡リスク減少につながるという。
7. 健やかなメンタルヘルスに
コーヒーを飲む人と飲まない人を比較した研究では、コーヒーを飲んだ人は鬱症状になる可能性が低いだけでなく、ストレスを感じることも少なかったという。
8. 運動能力促進に繋がるかも!
2018年の研究では、カフェインがアスリートの持久運動能力のタイムトライアルに有益な結果をもたらしたことがわかったという。
日本人は長年お茶を飲んできた。コーヒーを飲むようになったのはいつごろからだろう。「お茶でも」というと今ではコーヒーを意味する。
コーヒーにはお茶にないいろいろな成分が1000種類も含まれているというからお茶よりもよいのかもしれない。
ただ、この記事では1日にどのくらいのコーヒーを飲むとよいかは書かれていないのが残念である。過ぎたるは及ばざる如しで、コーヒーも飲みすぎるとよくないはずだ。コーヒー茶碗に何杯がよいかと量を示した研究がほしい。
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