米国もロシアもイスラエルも残酷さでは同じ
3月10日の天声人語に、「1945年3月10日の未明、279機のB29爆撃機が東京の下町を襲い、30万発以上の焼夷弾を投下していた。10万を超える人命が奪われた」と書いてあった。
297機ものB29が空を飛び30万発もの焼夷弾をばらまいたのだが、1機当たり1010発余である。焼夷弾が新宮市に落とされるのを防空壕から見ていたことは前に書いたが、おそらく1機のB29だったと思う。キラキラと光りながらいくつかの焼夷弾が落ちていくのは、こういう言い方はよくないがとてもきれいであった。そのあと街が焼かれたのであった。
30万発以上の焼夷弾が落ちるさまはどんな様子であっただろうか想像もできない。おそらく空は物凄く明るかっただろう。そして東京の下町は焼け野原にされてしまったのだ。そして広島と長崎に原爆を投下し止めをさした。
米軍は東京だけでなく、全国の都市を爆撃して破壊した。いまウクライナはロシアに侵攻され、爆撃もされて破壊され多くの死者を出している。
パレスチナのガザではイスラエルによって攻撃され破壊されつくしている。そして子供を含む2万6000人にものぼる。
米国が日本に対してやったことは、ロシアやイスラエルがやっていることと同じかそれ以上に極悪なものであった。
人間はどうして悪魔になれるのであろうか。戦後日本は戦争をしないと憲法9条に明記した。これは非常に画期的で重要なことであった。米国によって書かされたのではなく、幣原喜重郎がいれたのであった。つまり日本人自身が過去の戦争を反省して戦争はしないと誓ったのだ。
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