トランプ氏の人気の理由
トランプ氏は共和党の大統領予備選で女性のヘイリー氏に圧倒的にリードしている。共和党の大統領候補として民主党のバイデン大統領と争うのは間違いない。
前に大統領になったとき、米国の利益にならないとするパリ協定(温暖化対策を世界各国がどのように進めていくかの指針)から離脱するなど、国際社会、国際協力から背を向ける行動を取り続けた。そして、英国やフランス、ドイツなどの友好国とも疎遠な関係になった。
また、メキシコとの間の国境に壁を作り中南米から米国に入って来る人たちを阻止しようとした。それによって米国民の仕事が奪われないようにしたのであった。
そんなトランプ氏がなぜ米国で人気があるのか。ネットにその理由を説明した記事を見つけた。言いたいことを言い、やろうとする大胆なトランプ氏、支持される理由は2つだというのだ。
1つは、使う言葉や話す内容が単純で分かりやすく、しかもクリアーだからだという。
トランプ氏は「米国第一」、「米国民の雇用を守る」などと非常に分かりやすい内容、クリアーな発言をするので、米国民からは理解しやすい候補者となるというのだ。
今回も「America first!」を掲げている。単純明快である。また、「米国民の雇用を守る」などと非常に分かりやすい内容である。
2つ目は、1つ目とも関連するが、米国を守るという強い意思だ。トランプ氏は「ウクライナへの支援を停止する」、「外国の紛争に介入しない」、「中国製品から米国を守る」など、国家の安全と繁栄を守ることを誰よりも強くアピールしていることだという。
前回の選挙でトランプ氏がバイデン氏にやぶれたとき、ホッとしたものであった。しかしトランプ人気が大きいので今年の選挙でバイデン大統領に勝つかもしれない。民主党にはバイデン氏に代わる有力な候補がいないのが残念である。
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共和党の予備選挙で圧倒的な勝利を続けるトランプに対して、もしトラからほぼトラになったと世間では言われるようになった。私もテレビニュースを見るたびに暗然たる思いになる。どう見てもトランプは品性、知性に欠けているし、トランプの支持者も類は類を呼ぶのか同類である。品性と知性に溢れた大統領ががいい政治をするとは必ずしもいえないにしても、アメリカの大統領は世界の指導者でもある。自国第一と臆面もなく叫ぶ姿は醜悪にしか思えない。彼の英語は分かりやすいというが、中学生レベルの内容だという。かっての民主党のケネディやオバマ大統領の人類の理想を高らかに語る格調高いスピーチとは雲泥の差がある。こんな品性下劣な人物に有権者の半数に近い支持が集まるとは?私はまったく理解できない。政治家に期待することは理想や理念といったきれいごとではなく、自分にとって損か得かだけが判断基準である。またアメリカは超格差社会である。南部のプアーホワイト(レッドネック)層は北部のエリート層に対し、自分たちは完全に割を食っていると反感を募らせているという。トランプはそうした層にわかりやすい言葉で支持を広げているという。まるで150年ほど前の南北戦争の時代の分断の再現ようでもある。もしトランプが大統領になって日本にはもっと武器を買え、米軍の駐留費をもっと出せ、さもなければ米軍は撤退するぞと言われたら、日本政府はどういう対応をとるのだろうか。いささか品の悪い言葉であるが、へたをするとけつの毛まで抜かれるような気がするが?
投稿: Toshi | 2024年3月 6日 (水) 20時38分