ユニークな現代文の書
知人の書道展を見に中区役所ギャラリーへ行ったついでに、近くの部屋でやっていて書道展を見た。それぞれ自由な発想で書いていてユニークな作品もあり、書の技量もしっかりしていた。どういうグループかと思いながら見て回った。旭丘高校書道部の同窓生たちの書道展だと後で知った。
中でも私の眼を引いたのが下の写真の現代文であった。近代詩文と言えば書かれるのはみな現代人の詩や歌などである。
これまでにいろんな書道展を見たが、このような政治批判の現代文を書いたものを見たことがなかった。
「戦争を知らない戦後生まれの政治家ばかりの国会の昨今では、政治家はいなくなって職業化した金の猛者の政治屋ばかり。日本の将来を考える政治家は皆無に等しい。一世紀前の政治家には私財を投じた本当の政治家がいた。戦争に負け民主国家になり政治が民衆の許に・・・・。なのに職業政治家の台頭。銃弾に倒れた安倍晋三元首相の長期政権では悪のデパート。この悪人のどこに民衆が引かれたのか不思議でならない。今になり次々と問題が出て来る。マスコミがもっと早く取り上げていたならと思う。岸田文雄首相は安倍元首相さえできなかった戦争のできる国への変貌という悪政策を完遂させ、安倍元首相よりも後世に名を残したいとの想いが強いのか。戦後先人が築いた平和国家の名を覆す、戦争のできる国にに変貌させようとしている。これが戦争を知らない政治屋なのだ。」(喜寿の今井魯川書)
墨と筆を使って書くのが書であるが、中国の古代の名人の書を習うので漢字を使って中國の古文を書くことが多い。仮名は平安時代にできたがその頃の和歌を書いた名筆を学ぶ。したがって仮名は和歌を書くことが多い。
近代詩文という分野ができて現代の詩や文章を書くが、ここに紹介したような現代の散文が書かれることはない。このような現代文がどんどんと書かれるべきだと思う。
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