現代書道20人展
松坂屋美術館で2月4日まで開かれている「第68回 現代書道20人展を見てきた。朝日新聞社主催の書道展で、現代書壇を代表する作家が会派を超えて新作を発表する書道展だという。
私が名前を知っているのは樽本樹邨氏だけであった。昔の書家はみな亡くなってしまったのだろうか。
作品に付けられている経歴を読んで見て行ったが、青山杉雨氏と関係した書家が多かった。青山杉雨氏は愛知県出身で大きな力を持った書家だ。
昔ある書道展で青山杉雨氏が来たことがあったが、日展の有力な作家が青山氏に対し物凄く気を使って応対しているのを目の当たりにしたことがある。
今の代表的書家にも大きな影響力を持っているようであった。
20人展の作品は漢字が多く、仮名も少しあった。漢字は大胆にディフォルメした作品ばかりで、ずいぶん変わって来たと思った。漢字として読めない字もあった。結局、墨と筆を使った形象だということだ。
書で大切にされるのは、墨色とか勢いとか字のかすれなどだがそれは書きこんで身につけるものだ。
表現が自由になってきたことは良いことだと思う。あとは題材の文章とか、和歌とか詩の選び方が現代文になれば良いと思う。
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