物価上昇をもろに受ける年金生活者
2月7日の朝日新聞に「にっぽんの給料」という記事に「上昇すれど 物価に追いつかず」という見出しがあった。
厚生労働省が2023年分の毎月勤労統計調査(速報)を発表。物価を考慮した働き手1人あたりの「実質賃金」は前年比2.5%減であった。減少幅は比較可能な1990年以降では、消費増税のあった14年(2.8%減)に次ぐ大きさだった。
昨年は暮れにかけて物価の大幅上昇がありどうなることかと思ったことであった。
総務省が発表した2023年の家計調査によると、2人以上の世帯が使ったお金は月平均29万3967円であった物価変動の影響をのぞいた実質で、前年より2.6%減った。物価高が家計に打撃を与えたのだ。
支出の3割を占める食糧は、前年より2.2%減った。大半の品目で消費が減ったのだ。とくに魚介類や乳製品の落ち込みが大きかったという。我が家では魚介類はよく買うが乳製品は買わない。理美容サービスは伸びたというが、散髪代が4200円から6000円にもなったのだから当然である。
幸い新年になり野菜などの食糧は値下がりしたのでホッとしている。昨日八百屋へ行ったが、キャベツが一つ100円であった。コマツナも2袋150円と買える値段であった。
この記事で残念なのは働く人の給与を元にしていることだ。我々のような年金生活者のことは触れていない。年金生活者は物価の上昇の影響をもろに受ける。長年物価が落ち着いていたのでよかったのだが、昨年のようなことがあると生活できなくなる。年金生活者のことも考えてほしい。
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