直腸がんと生きるー15ー
3日の朝日新聞beのフロントランナーは大腸をはじめ消化器のがんを患う女性のSNSコミュニティー「ピアリング・グループ」を立ち上げた佐々木香織さんであった。彼女自身直腸がんを患い、切除したが肺への転移が見つかり抗がん剤の副作用か排便障害が悪化したという。
2020年にユーチューブで自身のつらい体験を語ると、コメント欄は同じ悩みを抱える人の共感であふれたという。
昼となく夜となく波のように押し寄せる便意。我慢することができず漏らしてしまったり、トイレに行っても一度出出し切れず、日に何十回も駆け込まなければならなかったり。
こうした排便障害は、大腸のうち直腸がんを手術した人にかなりの確率で現れるという。そうした悩みの打ち明け合いがきっかけでSNSコミュニティを作ったというのだ。
私も直腸がんだが前から書いているように手術など治療は一切しないことにしている。障害といえば便が近いことである。食事の後は必ず便意を催すし、その他の時間でも便意を催すので1日に9回から10回はトイレに行く。
不思議なことに小便は便が出た後でないとでないのだ。だから洋式トイレに座ってすることになる。便はやわらかく1回の量は少ない。人差し指ぐらいの太さの便が出る。
心配なのは外出しているときだ。2月3日にはふれあいコンサートがあり出演したが、舞台に上がっているときに便意を催したらどうしようと思った。家を出る時2回トイレに行っておいたがそれでも心配であった。幸い家に帰るまで4時間ほどもったのでよかった。
この頃は駅や施設のトイレでも水で肛門を洗うトイレが多いので助かっている。
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