高齢者がガムを噛む効果
ネットニュースを見ていたら、「ガムを噛む習慣のある高齢者 身体・認知機能が高い傾向に」という記事があった。
ガムを作っているロッテと東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢機構長らのグループとの共同研究で「ガム噛み習慣のある高齢者は、口腔機能のみならず、身体機能、認知機能が高い」ことが明らかになり、国際科学誌「Geriatrics & Gerontology International (2024年)」に掲載しているという。
それによると、65歳以上の高齢者に対し、30分/週以上ガムを噛んでいる人をガム噛み習慣郡として、非ガム噛み習慣群と健康状態について比較。「オーラルフレイル(口腔機能の些細な衰え)」では、ガム噛み習慣群のほうがオーラルフレイルの優勝率が0.58倍と低いという結果になった。
このほかにもガム噛み習慣群は、握力でもわずかながら強く、開眼片足立ちでも5秒近く長くでき、認知機能試験では、わずかに点数が高いという結果になっているそうだ。
戦後進駐軍が来ると彼らはガムを噛んでいた。進駐軍が通るとガムを頂戴と言ってねだったものであった。
子どもの頃は風船ガムが流行り、子どもらはみんな風船ガムを噛んでは膨らましていた。できる風船の大きさを競ったこともあった。
今から70年ほど前、私が大学生の頃、ガムを嚙むと脳の働きがよくなると言われ、ガムをよく噛んだことがある。
昔から食事の時によく噛むことが勧められてきた。子どもの頃は親からよく噛んで食べるようにやかましくいわれたものであった。
何もガムでなくても口を動かして噛むということがよいのだ。噛むことの効果としては、上記の他に、ロッテのガム噛み効果の研究では、頭皮の血行を良くしたり、表情筋を鍛えたり、ストレスをやわらげたりと、さまざまな効果があるという。
週に30分程度のガム噛み行動するだけでも、ガム噛みしていない人に比べて良い結果が得られているという。
私はいつもガムをポケットに入れているのだが噛まないので駄目だ。これからはガムを噛むようにしようと思う。
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