二つの戦争から教訓を得よ
イスラエルのガザ攻撃が連日のニュースとなって、ロシアのウクライナ侵攻があまり報道されなくなってしまったのは残念である。
今年の最大の悪はイスラエルのガザ攻撃とロシアのウクライナ侵攻である。どちらも勝手な理由をつけて戦争を起こし拡大させている。
一般の人が殺人の犯罪を犯せばどこの国でも罪に問われる。何人も殺せば死刑のある国では死刑になる。
しかし、戦争の場合はどれだけ人を殺しても街などを廃墟にしても罪に問われない。ロシアはウクライナよりはるかに強力な軍事力を持ち、イスラエルもハマスよりはるかに強力な軍事力をもって相手を欲しいがままに攻撃して、相手が降参するまで徹底的にやると言っている。
21世紀になってもこのような戦争が地球上で行われているのは、人間が如何に愚かであるかを示すものである。それに対して国連という組織があってもどうにもできないでいる。
米国は一方でウクライナを支援しながら、他方ではイスラエルを応援するという矛盾をさらけ出している。
キリスト教もユダヤ教も全く無力である。無差別の殺人を放置するのは宗教といえるのか。
戦争は絶対にやってはならない。戦争が無ければどんなに幸せになれるか。今行われている戦争を通じて世界の人間は真剣に考え、戦争をやめさせるように働きかけることが喫緊の課題である。
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