スマートニュースを見ていたら、「《がんの発症リスクをあげる食材》がんと食べ物との関係の最新研究で判明『リスクが20%も高くなる食材も』と専門医が警告」という記事があった。私は直腸がんなので時すでに遅しとは思うが読んでみた。
「近年になって、がんと食べ物との関係が徐々に明らかになり、がんのリスクを上げる食材がわかってきた」という。記事は産業医科大学第一外科の佐藤典宏先生による。
まずは、毎食のように食べている人が多いお米やパンなどの“主食”に要注意だという。私は一回目の食事はトーストを食べることが多い。夕食は白米のご飯を一膳食べる。退職後は1日2食なので1食分は糖質を減らしていることになるが、それでもがんになってしまった。
白米やパンには糖質が多く含まれているため、食べると血糖値が上昇する。血糖値が高い状態が続くと、がんが進行する可能性が高いという。血糖値が高いと言われたことはないのだが。
がん細胞にブドウ糖を与えると、細胞の増殖や転移に必要な運動能力が高まるというデータがあり、血糖値が上昇すると分泌されるインスリンも、がんを進行させることがわかっている。実際に、多くの研究で高血糖のがん患者さんは生存率が低いことが報告されているという。
主食の他には、特定の肉類にも注意が必要だという。ベーコン、ハム、ソーセージ、サラミ、コーンビーフ、ビーフジャーキーなどの加工肉は、製造過程で発がん性のある亜硝酸ナトリウムなどの食品添加物が加えられている。世界保健機関(WHO)の専門組織は、加工肉をタバコやアスベストなどと同じく『発がん性の十分な証拠があるグループ』に分類しているので、食べすぎないことだというのだ。
私はウインナをトーストの時に3本食べていた。ウインナがないときはコーンビーフを食べた。それがよくなかったのかもしれないと思っている。がんが分かってからはウインナは2本にしているが。
加工肉を食べたからといって、すぐにがんが進行するわけではないという。研究によると、加工肉は1日の摂取量が50g増えると大腸がんリスクが18%上昇することがわかっている。50gというのは、ウインナーだと1本20gとして2.5本、ハムだと1枚13gとして4枚程度。例えば毎朝のように、ハムエッグでハムを4枚食べていたり、ウインナーを2~3本食べていると、食べていない人よりも約2割、大腸がんのリスクが上がるという。たまに食べる程度がいいのかもしれないという。私が直腸がんになったのもウインナが原因とすればわかる気がする。
身体に必要な栄養素を多く含んだ玉子もがんと関係があるという。
海外で行われた33件の研究をまとめて解析を行った論文によると、玉子をもっとも多く摂取するグループともっとも少ないグループを比べたところ、心血管病、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクに差はなかったが、でしたが、がんによる死亡リスクだけは、およそ20%高くなっていたというのだ。
日本の研究でも卵を1日2個以上食べるとがんになるリスクが高くなるそうで、1日1個までにするとよいという。
また、卵を使っているマヨネーズにも注意が必要だという。
その他に、フルーツジュースの果汁には、皮に含まれる食物繊維など、がんの予防につながる成分が取り除かれてしまっていて、ほぼ果糖のみなので、それがいけないのだという。生の果物を食べることを勧めている。
私はジュース類は飲まない。その代わり毎日2回果物を食べている。でも、1個の物を妻と半分ずつにしている。
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