児童生徒の視力低下
29日の朝日新聞に「子どもの視力低下 止まらず」という記事があった。文部科学省が28日に公表した2022年度の「学校保健統計調査」で、子どもたちの視力が低下し続けている実態が浮かんだという。
裸眼視力が1.0未満だった割合は、幼稚園 24.95%、小学校 37.88%、中学校 61.28%、高校 71.56%だった。小・中・高ともにグラフで見ると年々増加している。
子どもの視力低下について、文部科学省はスマホやタブレット端末の利用時間増加が要因とみているそうだ。
国の「GIGAスクール構想」のもと、21年度末までに全国の公立小中学校児童生徒に1人1台の情報端末が配備された。
私が勤めていた頃は最後の頃にやっと学校に1台のパソコンが配備されたのであった。30年間で一人1台と変わったのは驚くべきことだ。
授業で週3日以上使う学校が、小学校では9割、中学は8割を超えたという。
学校の授業の他に家でも宿題などで使うこともあるだろう。それに今の子どもは生まれたときからPCやスマホに子守をさせるといわれてきた。子どもたちの多くはスマホを持っているようだ。私が退職する頃はテレビゲームに夢中と言われていたが、今はスマホである。
私が子どもの頃は毎日外で遊んでいた。テレビすらなかった。そんな時代だから眼鏡を掛けている子どもは1人もいなかった。
私は高校2年の時に近視になり眼鏡をかけるようになった。外で過ごしていたのにどうして近視になったのか。昔は本を読むときの姿勢だと言われていた。ただ、私の場合視力は以来全く変わらず、眼鏡は同じである。新しいのが欲しいからたまに買うが、実際は買わなくても使えるのだ。また、この歳になっても裸眼でどんな小さい字でも読める。だからスマホでネットニュースを読んでいる。
子どもの視力低下に文部科学省も対策を検討中だという。外で過ごす時間を増やすことが大切だと思う。
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