リンゴの効用
11月5日は「いいリンゴの日」だそうだ。05日の0をリンと発音しての語呂合わせのようだ。
秋はリンゴに限らず、柿、ミカンなど果物の季節である。ところが今年の秋はリンゴがあまり獲れないのか値段が高騰している。夏の高温と水不足の影響だと思われる。1個200円前後もしているのでリンゴの好きな私もなかなか手が出ない。
先日のテレビで、ミカンは夏の高温と日照で甘いみかんが豊作だと言っていたが、スーパーで見る限りそんな様子は見られない。値段も高いように思う。
柿はどうなのか。これまでは和歌山などの種なし柿を買っていたが、安くても1個108円、高いと140円ぐらいする。それでも種なし柿の安いのを見つけて買って食べた。これから富有柿が出て来るが柿の値段はどうなるだろうか。
昨年まではリンゴをよく食べていたが、今年は高くて食べられないと予想している。そんなとき、スマートニュースに「リンゴの効用について」の記事があったのは皮肉である。
「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」(英国)、「毎日のリンゴ1個は、医者の費用を節約できる」(スペイン)ということわざがあるようにリンゴは健康にいい果物だ。子どもの頃、病気になると母がリンゴを下ろし金で摺ってくれたのを思い出す。
リンゴに関する研究が進んだ結果、リンゴがもたらす健康効果は思ったより大きいことがわかってきたそうだ。
現代人の食生活は内臓脂肪が蓄積しやすいが、内臓脂肪が蓄積すると、高血圧や高血糖、脂質異常といった生活習慣病を引き起こすだけでなく、動脈硬化が進むことにも。狭心症や心筋梗塞、認知症、がんといった怖い病気への引き金になるという。
池谷敏郎博士は内臓脂肪対策に「リンゴファーストを!」と提唱している。朝食と食事の初めにリンゴを食べるのだ。
リンゴを食べるとビタミンC、βカロテン、カリウムといった良質な栄養が摂れる。また『食事の初め』に繊維質が豊富なリンゴを食べることで、血糖値の急な上昇を防ぐ効果が期待できるという。
また、リンゴに含まれるリンゴポリフェノールは肺をきれいにしてくれる食材としても注目されており、気管支炎や喘息、肺がん、COPD(慢性閉そく性肺疾患)などのリスクを減らす効果が期待できるそうだ。
小林暁子医師は食物繊維に注目して述べている。消化を司る腸にとって大事なのは『食物繊維』だ。食物繊維を摂取することで腸内細菌が正しく働き、体の健康が保たれるのだ。残念なことに現代日本人の食物繊維摂取量は減少傾向。1950年代には1日20グラム以上摂取されていたが、2010年には13.7グラムにまで減少しているそうだ。私は食物繊維を摂るように野菜や果物などを食べている。
食物繊維の摂取が減少すると、便秘症のみならず、認知機能の低下や慢性腎臓病などのリスクが高まる可能性もあるという。
リンゴは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維、2種類の食物繊維が持つ成分をバランス良く含んでいるので、食物繊維の摂取不足にも、リンゴが効果をもたらすという。
ネットで調べると、リンゴは世界には何と約15000種類もあるそうで驚きだ。でも、カナダ、アメリカ、オーストラリアなどに行ったとき、日本のようなリンゴは見かけなかった。大きさも小さかった。中国に行ったときはリンゴは少なかった。その後中国には日本のリンゴが密輸されて増えたと聞く。東南アジアでは日本からの輸入のリンゴが評判だと聞いたことがある。
日本には約2000種類のリンゴがあるそうだ。日本のリンゴは品種改良によって美味しいリンゴが多い。最近でも新しいリンゴが売られている。
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