突然浮かんだ文部省唱歌
13日の朝起きたとき、突然「秋の水澄み切った・・・」という童謡が浮かんだ。今まさに秋である。時期がぴったりであるのでおどろいた。この歌はもう70年以上は歌っていないはずだ。そんな唱歌がどうして突然浮かんだのか不思議である。
ただ、歌詞に違和感を覚えた部分があったので「秋の水澄み切った」と入れてネットで検索したらいっぱい出て来た。
違和感を覚えたのは「何百何千」という部分であった。赤トンボが「何百何千」はおかしいと思ったのだ。しかしその通りであった。間違えて覚えていたのは「そろって谷へ」であった。谷ではなく「上へ」であった。
題名はうろ覚えで「赤トンボ」だと思っていたらこれは合ったいた。その歌詞は次の通りである。
秋の水 澄み切った
流れの上を 赤とんぼ
何百何千 そろって上(かみ)へ ただ上へ
上っていくよ 上っていくよ
ちなみに2番は
秋の空 金色の
夕日に浮かぶ 赤とんぼ
何百何千 並んで西へ ただ西へ
流れていくよ 流れていくよ
この歌は文部省唱歌で昭和7年新訂尋常小学唱歌第3学年用として取り入れられたものだという。私は12年後に国民学校3年生になったから、その時覚えたのであろう。
この歌の作詞者、作曲者は不明だという。どうしてそんな歌が唱歌として採用されたのだろうか。「何百何千」とか「ただ上へ」など歌詞もあやふやである。
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