岸田首相の所信表明演説
岸田首相が国会で所信表明演説をした。「経済、経済、経済、私は何よりも経済に重点をおいてまいります」というくだりがあった。経済重視の姿勢を示したかったのだろう。
「増税メガネ」と揶揄される岸田首相、念頭にあるのは、「減税」を目玉政策に掲げて突き進むシナリオだと朝日新聞にはあった。しかし、演説には所得税一言も触れられていない。以前に言っていた訳の分からない「新しい資本主義」は消えてしまった。
岸田政権発足以来安倍政権の「アベノミクス」が継承されてきたが、今後も続けるのであろうか。
低所得者支援に使う交付金を拡大するほか、ガソリン代や電気・がず料金の補助を来春まで延長すると表明した。
また、日本経済の「需給ギャップが需要過多に転じたことを踏まえ「供給力の強化に熟足を移す」と表明。半導体や脱酸素への大型投資や、人手不足となる省力化支援に取り組むとした。
憲法改正へ向けての取り組みは安倍政権以来の懸案であり、岸田政権も具体化を進めたいのは念願だろうが、改正には反対である。
朝日新聞の記事によると、演説の分かりにくさや物足りなさを指摘する声が与党内から相次いだとあった。安倍派参院ベテランの「全体として抽象的。何がやりたいのか、分からなかった」と言う声を紹介しているが、同感である。
臨時国会では野党に頑張ってもらって、岸田政権の危なさを徹底的に追及してもらいたい。今の野党の状況では無理な願いだと思うが。
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