ガザの人道危機
ガザの人道危機が叫ばれている。イスラエルはガザに空爆を続け、さらに地上軍を送り込んで複雑な地下トンネルを攻撃し、ハマスを壊滅させると言っている。
テレビで空爆で破壊される様子を見たが、ビルなどが壊され瓦礫と化している。空爆により多くの民間人も巻き添えを食い、家などを失っている。ロシアによるウクライナへのロケット攻撃や空爆と同じ悲惨さである。
アメリカはイスラエルを支持して、国連にイスラエルの反撃を認める決議案さへ出した。
ロシアによるウクライナ攻撃、アメリカが後ろ盾のイスラエルによるガザ攻撃。おロシアは直接関係しているが、アメリカは間接的関係という違いだけだ。アメリカにはかつてベトナム戦争、イラク侵攻など直接的な関与の実績がある。
イスラエルの攻撃により、ガザ病院もふくめて破壊され、水道、電力、ガス、食料のない状態が続いている。ガザの人々はどうやって生き延びているのかと思うが想像もつかない。
エジプトからの救援物資トラック輸送はやっと2日間,37台が入ったが、国連は1日100台のトラックが必要だと述べている。新聞によると、「2万2千人のわずか1日分」の飲料水ボトル4万4千本で、ガザの220まんにんの1%向けの1日分でしかないという。
220万人分の支援をどうやってやるのだろうか。どのようにして配布するのであろうか。
大事なことは戦争をやめることだが、イスラエルじゃ「戦争の次の段階を準備」と言っている。
もともとハマスがイスラエルを攻撃したのがきっかけであるが、囲碁でいう「引き手」になってしまった。
日本は戦争を終わらせるように先頭に立つことが望まれる。ウクライナ侵攻と言い、ガザ攻撃と言い、戦争が如何に悲惨なものであるかを改めて見せつけた。
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