岸田改造内閣発足
13日、第二次岸田改造内閣が発足した。目玉は5人の女性閣僚である。朝日新聞などによると低迷している支持率を上昇させ、さらには衆院を解散した場合の勝利を狙っているという。
過去には安倍内閣で女性活躍担当相を設け、女性議員を充てて支持率を上げた例があるという。女性の登用で支持率を上げるとは、有権者は何と甘いものよと思う。
私は女性登用をすることには賛成である。これまで日本は女性を低く見て政界だけでなく、一般社会でも上位部署での女性の活躍が少なかった。そのため世界での日本の評価は低かった。「隗より始めよ」での女性登用ならよいのだが、支持率狙いならお粗末だ。
女性閣僚の中で高安早苗経済安全保障相は再任すべきではなかった。安倍元首相に近く靖国参拝にも行ったウルトラ右翼である。総務省の文書を「捏造」と言っている。
11人の新閣僚がいるが、新閣僚には世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点を認めていた議員が4人もいるという。教団への解散命令を視野に入れた手続きを担う文科相の盛山正仁氏大丈夫?首相は「現在は関係を一切有していないということを前提として任命している」と述べた。荻生田氏を官房長官にしたかったようだが、旧統一教会との距離の近さが指摘されており断念したようだ。
マイナンバーカードやマイナ保険証で様々なトラブルを出しながら強引に進めている河野太郎デジタル大臣も留任した。衆院選挙があればこの問題で自民を追い込むべきだ。
自民党の体質そのものの世襲大臣が8人もいて、女性大臣で若いのに抜擢された加藤鮎子氏、地方創生相の自見英子氏は世襲だから男性議員からの反対が少ないだろうということであったようだ。
岸田首相は「この内閣は変化を力にする内閣だ」と述べたが、国民の目から見ると悪い方への変化が見えて来る。
防衛力の抜本的増強、マイナンバーカード問題などはその最たるものだ。国民は岸田政権のやり方をしっかりと見て行かなければならない。女性大臣5人の目くらましに気を付けよう。
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