ゼレンスキー大統領の安保理改革提案に賛成!
ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、国連安全保障理事会の首脳級会合で安保理の改革を訴えたという。ウクライナ侵攻のロシアの代表団に向き合う形式であった。
ゼレンスキー大統領は、「侵略で国連が行き詰っていることを認識すべきだ」と強調したという。
安保理は国際平和に「主要な責任」を負い、法的拘束力のある決議を唯一採択できる国連の中核である。しかし、その安保理で拒否権を持つ常任理事国のロシアが違法なウクライナ侵略をしたのに有効な手が打てないままである。
ゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻を止められないのは拒否権に大きな原因があると指摘。総会の2/3が決議案に賛成すれば拒否権を覆えせる方式を提案したそうだ。
ゼレンスキー氏の提案は誠に理に適っている。第二次世界大戦の戦勝国が安保理の常任理事国として拒否権を持ち、自国に不利な決議は拒否権を発動できるというのは民主主義に反する権利である。戦後78年間もその状態が続いてきたというのはとんでもないことである。ロシアのウクライナ侵攻で機能不全に陥った国連安保理を今こそ改革すべき時である。
ゼレンスキー氏はまた、常任理事国の枠を広げ、アフリカの国や日本、インド、ドイツなどが選ばれるべきだとしたという。78年間もの長い間、戦勝国のいわば独裁下に置かれてきた安保理は即刻民主化すべきである。ゼレンスキー大統領に賛成である。
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