高校野球ベストエイトに残ったチームに驚く
8月19日に行われた全国高校野球記念大会の準々決勝に勝ち残ったチームを見て驚いた。青森の八戸学院光星、岩手の花巻東、宮城の仙台育英と東北勢が3校あった。そして茨城の土浦日大まで太平洋側縦一列である。
もう一つ驚いたのは、関西勢が1校も残っていないことだ。中国のおかやま山陽、九州の鹿児島の神村学園、最南の沖縄尚学。つまり神奈川の慶応とおかやま山陽を除いて北と南が8強に進んでいるのだ。
高校野球の強豪校もずいぶん変わったものだという印象である。
準準決勝では、仙台育英と岩手の花巻東が対戦したが、東北同士の対戦は酷だと思った。高校野球の対戦はどうやって決めるのか知らないが、同じ地域同士の対戦カードがいくつかあった。何とかならないものかと思う。
大谷翔平の母校の花巻東は仙台育英に苦戦をし0点で終わるのかと思って見ていたら、9回裏に4点を返すことができた。花巻東の苦戦は主砲の佐々木が打てなかったことにあると思った。大会屈指のホームラン打者が安打を1本も打てなかったのだ。最後も痛烈な一塁ゴロを育英の1塁手に好捕されてアウトになった。
熱中症が心配される中、休養日が設けられたことや甲子園の応援が元に戻ったのがよかった。
準決勝は、仙台育英と神村学園、慶応と土浦日大が対戦することに決まった。仙台育英が優勝できるか注目している。
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今大会での一番の注目は、慶應が脱丸刈り等の新しい指導、考え方で脳能力を伸ばしてきたことでしょう。ららさんには申し訳有りませんが、どこが勝つ負けるなどというのは刹那的な有閑者の野次馬的関心であり、見るもののそういう態度もまた、高校野球がいつまでたっても古い体質から抜けられない一つの原因だと考えます。命に関わる猛暑などとさんざんニュースで喧伝しながら、高校の一部活動を美化し最優先で放送するNHK、同調圧力で借り出される応援団や吹奏楽部、丸刈りの若者が土と汗にまみれてプレーする姿をすがすがしいなどと言って、自分はクーラーの効いた部屋でビールでも飲みながらご満悦の中高年、ここにはどういう意味があるのでしょうか。8月は戦争体験が新聞によく載ります。戦争に駆り出された若者とそれを都合のよいコマのように使ってきた権力者、そして戦争美化や恐怖政治に躍らされた一般庶民。ひと昔前までは部活での勝負至上主義、体罰指導に疑問を呈する指導者はいませんでした。そして組織最優先と連帯責任。政府や社会問題について批判しているららさんなら、高校野球という一見さわやかそうなイベントの底流にある、この国のちっとも変わらない体質に気づきませんか?より深い考察を期待します。
投稿: Isao | 2023年8月22日 (火) 00時05分