ジャニー喜多川氏による性加害問題
ジャニー喜多川氏による性加害問題について、29日、30日の新聞やテレビなどで大きく報道された。それ以前には国連の調査団も性加害があったことを認めていたが、ここに来てメディアが取り上げたのは、ジャニーズ事務所化設置した外部の専門家による「再発防止特別チーム」が29日に東京都内で記者会見を開き、性加害を認定する調査結果を公表したからだ。
調査報告によると、ジャニー喜多川氏は1950年代以降、2010年半ばまでの間、性加害を繰り返していたというのだ。少なくとも数百人の被害者がいるという。国連の報告も同じような人数であった。
ジャニーズ事務所の社長や取締役であった故メリー喜多川氏が1960年代前半にはジャニー氏の性嗜好異常を認識し、少年たちへの性加害が続いていることを知りながらも放置・隠ぺいしたのが被害の拡大を招いた最大の要因であるとした。
ジャニー喜多川氏による事務所所属の少年への性加害は、ジャニー氏の自宅に呼ばれ、風呂で性器を触られたり、ベッドで口淫されたり、射精をさせられたりしたという。その他にどんな性加害があったかは不明だが。
少年たちは最高権力者のジャニー氏の性加害を受けることでその後の扱いがよくなり、出世が早くなると思っていたという。
ジャニー喜多川氏が生きている間はこの問題をマスメディアは取り上げなかった。取り上げたのは週刊文春が1999年~2000年にやったことだけだという。何度も問題にすることができたはずなのに放置されたようだ。今回も3月にBBCが取り上げなければそのままになっていたかもしれない。
今になってやっと問題が大きく取り上げられたが当のジャニー喜多川氏は死んでしまっているし、姉のメリー喜多川氏も死んでいる。
生きている間に問題視して恥を知らめられるとよかったと思うのだが、ジャニー事務所の力がそれほど強かったということか。
性加害の被害者に対してジャニー事務所現社長が「知らなかった」と述べていたが。とんでもないことである。調査結果に基づいて然るべき謝罪と補償をすべきである。
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私が驚いたのは、タレントのデビ夫人が過日、そんなことは(少年への性加害)は昔からあったことで、今更問題にすることがおかしい。ジャニー喜多川氏はとてもいい人で、その人を告発することは恩知らずも甚だしい、とジャニー喜多川氏を擁護する趣旨の発言をしたことである。今もネットで大炎上しているらしい。
こんな時代錯誤をの発言を堂々とするデビ夫人をタレントとして出演させているテレビもおかしいが、江南市では先月デビ夫人を呼んで講演会を実施したそうである。最近週刊文春が官房副長官の木原誠二氏のスキャンダルを何週間にも亘って取り上げられている。所謂、文春砲である。事実としたならば政権を揺るがしかねない一大醜聞であるが、大手新聞社を初め、他のメディアは一切取り上げていない。あまりにも文春が独走して、その後を追うことは出来ないということもあるらしいが、大手メディアは明らかに政権を忖度している。私は新聞は必ずしも事実を伝得ないと思っている。出来たら購読を止めたいぐらいである。むしろネット動画の方が真実を伝えていてとても興味深い。特にデモクラシータイムズはお薦めである。
投稿: toshi | 2023年9月 1日 (金) 20時53分