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2023年6月 5日 (月)

直腸がんと生きるー1ー

 2023年3月2日に梅村医院で名古屋市の後期高齢者健康診査を受けた。3日に大腸がんを調べるため便の潜血検査も受けた。すると結果は+であった。

 医者が念のためもっと詳しい潜血検査を受けるようにと言ったので、再び潜血検査を受けたら、便定量値が1500,便定量値2も1500であった。かなり多いので精密検査を勧められた。

 それで野垣病院で検査を受けることにした。野垣病院は以前に痔で何度かかかったことがあるからであった。

 3月14日に血液検査や梅毒検査など事前の採血があった。

 3月30日に大腸のレントゲン検査をした。大腸にバリュウムを入れてレントゲンで撮影するのだが、空腹にしなければならなかった。大腸を膨らませて、バリュウムを入れるのは楽ではなかった。

 結果を聞いたのは3月31日であった。肛門から人差し指を入れたぐらいの所に異常が見られるということで、さらなる検査を勧められたが、野垣病院は痔が専門なので病診連携のある市大病院を紹介された。

 4月3日に野垣病院で撮ったデータのCDと紹介状をもって市大病院に行った。消化器内科と外科で診察を受け、内視鏡検査についての説明を聞いた。この日は心電図や肺機能検査、X線検査、CT,超音波などいろいろな検査をした。

直腸がんの疑いということで、4月11日に大腸の内視鏡検査などをやることになった。検査について詳しい説明をした小冊子を貰い、読んでおくように言われた。

 

 こんなことなら初めから市大病院に行って内視鏡検査を受ければよかったと思ったが、後の祭りであった。

 内視鏡検査も空腹にしておかなければならなかった。肛門から内視鏡を入れて大腸全体を調べるのでかなり時間がかかった。

 4月17日には鼻から通す胃カメラの検査もあった。喉を通すより楽だということであったが楽ではなかった。

 結果は4月20日に消化器内科と外科外来で聞いた。直腸がんでステージ2であった。手術についての説明を聞いた。切り取ることができないくらいなので、大腸の手術をして人工肛門になると言った。

とうとうがんにかかってしまったかと思った。でも,平静であった。この歳まで生きたし、高齢になればがんにかかるのは2人に一人だ。

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コメント

身体が不調をきたす、これは万人が避けられないことですから仕方がありません。
誰が言い出したのかは知りませんが「どうせ死ぬならガンがいい」。私が十代後半で父親が脳出血で倒れて以来、私自身も脳梗塞で入院し、脳卒中の患者は数多く見てきましたが、身体が自由に動かせないだけでも困るのに重度で脳も働かない寝たきりの状態はまことに悲しいもの。それを思えばガンのほうがいいのかもしれません。
地震でメチャメチャに倒壊した家屋の映像を見たあとに大規模水害で水浸し、泥まみれ、さらには押し流された家屋の映像を見ると地震のほうがましのように思えたりするのに似て、病気の場合もどれがいいとは言えないのかもしれません。
しかし、一般的には30代40代と比較して高齢になるとともにガンの進行はおそくなるようです。今年87歳になる私の叔母は乳ガンで、医師からはこれ以上処置の方法はないと言われ、気休めの薬を飲みながらすでに十何年かが経っているようです。

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