新型コロナ第9波が始まったというが
新型コロナは5類移行後新聞などに感染状況が発表されなくなり、状況がつかめなくなった。街では相変わらずマスクをしている人が多いが、私は電車の中の他はマスクをしない。そんな中、26日に岸田総理と専門家が意見を交わし、専門家側からは第9波の入り口にある可能性が指摘された。
政府分科会の尾身委員は、「第9波の入口という見方は多くの人がしている」と指摘したうえで、高齢者を守るためのワクチン接種の検討をあらためて呼びかけた。
スマートニュースを見ていたら、「『第9波の入り口』」11週連続で増加の新型コロナ 『第9波は“最大”の可能性』と指摘の医師も【解説全文】名古屋大学病院 山本尚範医師」という記事があった。CBCテレビで放送されたものようだ。
4月下旬から感染者数が増え続け、5月7日が863人で、8日も432人という数字が出ているという。それからもう1カ月半も経ってしまった。
そんな古い記事がどうして今頃出ているのか不思議だが、1か月以上も前に第9波が始まっていると指摘したからだろうか。
山本医師は「(第9波は)始まっていると思います。この山はおそらく今までで一番大きくなる可能性を含んでいるというふうに思います。というのは、日本はやっぱりまだ感染した人が人口の4割弱なんですね。欧米は8割方感染して“ハイブリッド免疫”を持ってますから、そういう意味では、日本はまだ感染の余地が残っているということになります」と言っている。
ハイブリッド免疫”というのは、いわゆるワクチン接種した人と感染した人、二つの免疫を持っているということだという。日本はそれがないから、まだ感染する余地があるということになるということだ。
欧米を見ても、人口の8割ぐらいの人が感染して、ワクチンを何回か打った状態になると、だんだん減ってくるという傾向があるので、まだ日本は少し増える可能性があると指摘する。
問題はワクチンを打つべきかどうかということである。それについて山本医師は、「今オミクロンは、かなり免疫を逃れる力が強いですので、感染を予防する効果はあるんですけれども、2か月~3か月ぐらいは少なくともあるだろうと。ただ、打っていても感染することはあるということですね」と言っている。2~3か月経過したら、感染する可能性は十分考えられるという。
重症予防効果については、「(重症化予防効果は)非常に多くありまして、全くワクチンを打っていない人は日本ではほとんどいませんが、全く打っていない人と、ワクチンを、いわゆるブースターというか、追加接種まで4回5回打った人を比べると、10倍から20倍ぐらい、亡くなる確率を減らせるというデータがあります。半年ぐらいは少なくとも効果が続くであろうと」いう。
ワクチン接種のデメリットである、接種後の副反応疑いが、2万7000件近くあるそうだ。ワクチン接種後の死亡疑いは、2000件近くあるという。一方で、新型コロナで感染して亡くなった方は、7万4654人だという。
新型コロナとインフルエンザで比較すると、重症化率でいうと60から70代で、インフルエンザよりも低い。そして80歳以上も、インフルエンザよりもコロナの方が重症化率が低くなっているという。
致死率を見ると、新型コロナとインフルエンザで、インフルエンザよりも、60から70代は少し低い。80歳以上も、少し低くなっているという。
迷うのは重症化しにくいのであれば、わざわざデメリットもあるのに、ワクチンを打った方がいいのか、打たない方がいいのか迷うことだ。打たない方がいいんじゃないかという考え方もあるが、これについて、山本医師は「日本の、特に高齢者の方はワクチンの接種回数が非常に多いんですね。世界で見ても、今突出して多い数になっていますので、その効果もあって、この致死率の低さっていうのは実現しているというふうに思います。」という。「高齢者の方、持病があるような方は、1年に1回ぐらいは、追加接種をする方が安全かなという気はしています」
「気はしています」とちょっと引いた言い方をしている。私は4回まではワクチンを打ったが、5回目を打とうか迷った時、5回目のデメリットについていろいろ言われたことがあり、そのまま5回目を打たずに過ぎている。接種券については5回目のものは有効だと保健所では言っていた。未だに迷っている。
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