エノコロクサの群生
山崎川の瑞穂スタジアムの対岸に新しく建物が建設された。3月31日に完成となっていたのに未だ完成していない。その川沿いの道に沿った部分が造成されて何もない土地になっていた。
その場所に春にエノコログサが群生して全体を覆ってしまった。(下の写真)エノコログサはあちこちでちょっとしたところにも生えているのを見かける。道端に数本だけ咲いているのもある。非常に繁殖に強い草だと思うのだが、写真のように群生しているのは初めて見た。
エノコログサは子どもの頃猫じゃらしと呼んでいた。この草で猫をじゃらすと面白かった。エノコログサという名を知ったのは大人になってからである。
ネットで調べたら、ユーラシア大陸が原産地で、強い繁殖力を持ち、全世界の温帯や荒地に自生しているとあった。やはり繁殖力が強いのだと確認できた。
イネ科の帰化植物で、日本国内における歴史も長く、アワ作が伝わった時代に渡来してきたと考えられているという。
アワの祖先となる種であるため食べることもできるそうだ。食べられるとは全くしらなかった。
穀物なので、種子の部分を脱穀・脱稃して食用とするという。脱穀ははたきなどで叩き落とし、ざるで受け取ってからやる。脱穀後はすり鉢ですり潰し、水選する。
粒のままでも製粉しても食べることができるというので秋に実をつけたら取ってやってみたいと思う。
「エノコログサ(狗尾草)」と呼ばれているのは、神社の狛犬のしっぽのように見えるから。犬っころ草(いぬっころくさ)が転じてエノコログサという呼称になったとされ、漢字でも「狗(犬)の尾の草」と表記する。ちなみに中国語で犬は狗と書く。
花言葉は「愛嬌」「遊び」「おままごと」だそうだ。季語は秋。
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