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2023年6月

2023年6月30日 (金)

ディスクトップが真っ黒になった

 28日朝にパソコンの電源を入れて15分ぐらいしてから見に行った。15分ぐらい待つのは私のパソコン、東芝ダイナブックはまだ買って1年余りなのに動作が重いのだ。電源を入れてパソコンが使えるようになるまでいつも15分ぐらいみている。

 もう使える状態になっているかと思ってパソコンの所に行ったら、なんとパソコンのディスクトップ画面が真っ黒であった。真っ黒な背景の中にアイコンが並んでいた。

 それでパソコンの電源を切って再び立ち上げたが、やはりディスクトップが真っ黒であった。今日のブログがアップされていないとLINEにあったのでブログを書くアプリを操作したら、問題なく操作できた。

 ディスクトップは真っ黒だがアプリは操作できるが、真っ黒では感じが悪いので東芝のサポートに電話をした。

 サポートのスタッフは遠隔操作で対応してくれた。その結果ディスクトップの色に黒が選ばれていることが分かった。ディスクトップにはいつも足立美術館の庭園の写真を入れてあるのが真っ黒になっていたのだ。

 サポートのお陰でディスクトップは通常の画面にもどったのでよかった。どうしてこんなことになったのかは不明であった。また起きるようであったらサポートに電話をしてもらえばよいと言った。

 パソコンの動作が重いし、パソコンを買い替えなければならないかと思ったが、しばらくは辛抱して使えそうなのでホッとした。

2023年6月29日 (木)

新型コロナ第9波が始まったというが

 新型コロナは5類移行後新聞などに感染状況が発表されなくなり、状況がつかめなくなった。街では相変わらずマスクをしている人が多いが、私は電車の中の他はマスクをしない。そんな中、26日に岸田総理と専門家が意見を交わし、専門家側からは第9波の入り口にある可能性が指摘された。

 政府分科会の尾身委員は、「第9波の入口という見方は多くの人がしている」と指摘したうえで、高齢者を守るためのワクチン接種の検討をあらためて呼びかけた。

 スマートニュースを見ていたら、「『第9波の入り口』」11週連続で増加の新型コロナ 『第9波は“最大”の可能性』と指摘の医師も【解説全文】名古屋大学病院 山本尚範医師」という記事があった。CBCテレビで放送されたものようだ。

 4月下旬から感染者数が増え続け、5月7日が863人で、8日も432人という数字が出ているという。それからもう1カ月半も経ってしまった。

 そんな古い記事がどうして今頃出ているのか不思議だが、1か月以上も前に第9波が始まっていると指摘したからだろうか。

 山本医師は「(第9波は)始まっていると思います。この山はおそらく今までで一番大きくなる可能性を含んでいるというふうに思います。というのは、日本はやっぱりまだ感染した人が人口の4割弱なんですね。欧米は8割方感染して“ハイブリッド免疫”を持ってますから、そういう意味では、日本はまだ感染の余地が残っているということになります」と言っている。
ハイブリッド免疫”というのは、いわゆるワクチン接種した人と感染した人、二つの免疫を持っているということだという。日本はそれがないから、まだ感染する余地があるということになるということだ。
 

 欧米を見ても、人口の8割ぐらいの人が感染して、ワクチンを何回か打った状態になると、だんだん減ってくるという傾向があるので、まだ日本は少し増える可能性があると指摘する。

 問題はワクチンを打つべきかどうかということである。それについて山本医師は、「今オミクロンは、かなり免疫を逃れる力が強いですので、感染を予防する効果はあるんですけれども、2か月~3か月ぐらいは少なくともあるだろうと。ただ、打っていても感染することはあるということですね」と言っている。2~3か月経過したら、感染する可能性は十分考えられるという。

 重症予防効果については、「(重症化予防効果は)非常に多くありまして、全くワクチンを打っていない人は日本ではほとんどいませんが、全く打っていない人と、ワクチンを、いわゆるブースターというか、追加接種まで4回5回打った人を比べると、10倍から20倍ぐらい、亡くなる確率を減らせるというデータがあります。半年ぐらいは少なくとも効果が続くであろうと」いう。

 ワクチン接種のデメリットである、接種後の副反応疑いが、2万7000件近くあるそうだ。ワクチン接種後の死亡疑いは、2000件近くあるという。一方で、新型コロナで感染して亡くなった方は、7万4654人だという。

 新型コロナとインフルエンザで比較すると、重症化率でいうと60から70代で、インフルエンザよりも低い。そして80歳以上も、インフルエンザよりもコロナの方が重症化率が低くなっているという。

 致死率を見ると、新型コロナとインフルエンザで、インフルエンザよりも、60から70代は少し低い。80歳以上も、少し低くなっているという。

 迷うのは重症化しにくいのであれば、わざわざデメリットもあるのに、ワクチンを打った方がいいのか、打たない方がいいのか迷うことだ。打たない方がいいんじゃないかという考え方もあるが、これについて、山本医師は「日本の、特に高齢者の方はワクチンの接種回数が非常に多いんですね。世界で見ても、今突出して多い数になっていますので、その効果もあって、この致死率の低さっていうのは実現しているというふうに思います。」という。「高齢者の方、持病があるような方は、1年に1回ぐらいは、追加接種をする方が安全かなという気はしています」

 「気はしています」とちょっと引いた言い方をしている。私は4回まではワクチンを打ったが、5回目を打とうか迷った時、5回目のデメリットについていろいろ言われたことがあり、そのまま5回目を打たずに過ぎている。接種券については5回目のものは有効だと保健所では言っていた。未だに迷っている。

2023年6月28日 (水)

直腸がんと生きるー7-

 スマートニュースを見ていて今売れっ子の和田秀樹医師の記事を見つけた。直腸がんの自分に参考になると思って読んでみた。

 ガンが発生するメカニズムについては完全には解明されていないのだが、現在の研究では「細胞のミスコピー」を原因とする説が有力になっているという。人間の身体は細胞がその人固有の遺伝子の情報に基づいて同じ細胞を再生産しつづけることによって形作られるものだが、その過程で前の細胞を正確にコピーできず、「ミスコピー」が生じることがあり、それがガンのもとになるのだ、という考え方であると和田医師はいうが、この考え方はよく知られていることだ。

 ミスコピーの細胞は、若いうちはNK細胞(ナチュラルキラー細胞)と呼ばれる免疫細胞が殺してくれるのでガンにならずに済むが、40代や50代になるとNK細胞の活性度が若い頃の半分ぐらいに落ちてしまうという。一方ででき損ないの細胞は年をとればとるほどたくさん生成されるため、高齢者ほどでき損ないの細胞が身体に残りやすく、ガンにもなりやすくなるという。

 でも、身体に残ったでき損ないの細胞がほんとうにガンになるにも10年、20年といった時間がかかるという。私の直腸がんは実際は70代にでき始めていたということか。
 

 ガンは若いほど進行が早いという傾向もあり、50代くらいではまだ進行が早く、転移のリスクも高いという。年寄りのガンは進行が遅いことが多く、激しい転移もあまり見られないそうだ。私も幸いなことに転移はないことが分かった。
 

 和田医師は、高齢者のガンを切除することには消極的な立場だという。たとえば胃ガンの患者の場合、手術でガンをすべて切除できたとしても手術後は栄養がじゅうぶん入ってこなくなるので、その後の衰弱が激しくなりがちで、高齢者ではその衰弱のほうが心配だと考えるからだという。
 

 ごく大雑把な目安としては消化器系のガンなら60代までは手術し、70歳をすぎれば余命のことを考えても切らないほうがよいと和田医師はいう。
 

 私の場合、外科の医師は高齢者には手術は勧めないが、見たところ若く元気なので勧めると言っていた。
 

 近藤誠医師はガンは切除するなと言っているが、和田医師も切除に消極的で、この二人の本を読んで、私は手術をしないことにしたのである。
 

 米寿まで生きたので、大手術をして身体に大きなダメージを与えるよりも、何も自覚症状がなく、普通の生活を送っている現状を維持してQLO優先の生活をしたいと思っているのだ。

2023年6月27日 (火)

危険な食品添加物

 日本の食品添加物の基準は欧米に比べて非常に低いということが言われている。そのため我々がスーパーやコンビニで買う加工食品にはいろんな危険な添加物が入っているという。どんな添加物が危険なのかを知っておくことが大事だ。

 ネットニュースを見ていたら「スーパーの加工食品は『険な添加物』だらけ」という記事があったので早速読んでみた。

 スーパーで売っているレトルト食品の原材料表示を見ると、しばしば「リン酸塩」という単語が入っているという。これはおいしそうな色を付け、食感を良くする『魔法の添加物』で、様々な加工食品に使われているという。この成分を過剰摂取していると、カルシウムの吸収が抑制され、骨粗鬆症や腎機能の低下をきたすという。

 マーガリン(植物油)には、トランス脂肪酸やジヒドロ型ビタミンK1が含まれており、過剰に摂取すると心筋梗塞や脳卒中のリスクが上がるとされている。トランス脂肪酸の危険性についてはかなり知れ渡っているはずだ。

 このトランス脂肪酸はマーガリンだけでなく、揚げ物や菓子パン、ケーキ、チョコ、スナック菓子の他に、アイスクリームや手巻き寿司のネギトロなどにまで含まれていることがあるそうだ。私はパンなどを買うときマーガリンに注意していたが、スナックやアイスなどには注意していなかった。

 更に驚いたのは、食品表示には「マーガリン」ではなく、ショートニング、ファットスプレッドなどと馴染みのない呼称で書かれているので注意が必要だというのだ。

  売り上げを伸ばすために食品添加物を分かりにくく表示しているという。消費者としては困ったことだ。

 多くの食品添加物が生み出されてきたが、厚労省が安全と認めていても、今後人体に与える影響は、まだ誰にも分かっていないという。

 その添加物の中でも、とくに危険なものは何か。食品の黒ずみを防ぎ、ピンク色に保つために使われる発色剤の亜硝酸ナトリウムが第一にあげられるそうだ。

 亜硝酸ナトリウムはハム、ソーセージ、明太子、たらこ製品によく含まれている。これを過剰に摂ると、『大腸がんになる可能性が高まる』と、WHO(世界保健機関)が公式発表しました。亜硝酸ナトリウムと豚肉に含まれるアミンが化学反応を起こして『ニトロソアミン』という発がん性物質に変化するのだそうだ。

 私は朝食はトーストであるが、そのときの副食にウインナーやベーコンを必ず食べていた。それで直腸がんになったのかもしれないと思う。がんが分かったとき、ウインナーやベーコンはガンの元になると聞いて、食べる量を減らしている。

 明太子やたらこなどの魚卵は、特にそのアミンが多く含まれているため注意が必要。国立がん研究センターは、塩漬けの魚卵を頻繁に食べていると、胃がんの発生リスクが高まることを発表しているそうだが、これらの食品はほとんど食べていない。

 また、加工肉や、はんぺん、かまぼこなどに含まれる保存料のソルビン酸、安息香酸なども発がん性が報告されているという。はんぺん、かまぼこ、ちくわはよく食べるので用心しなければと思う。

 安息香酸ナトリウムは、清涼飲料水によく使用されているがこれも危険だという。

 見た目を色鮮やかにするために使われる着色料にも危険が潜んでいるそうだ。カラメル色素は、製法の違いにより、4種類あり、アンモニウム化合物を加えて作るIII、IVには発がん性の疑いがある4-メチルイミダゾールが含まれているという。日本ではIII、IVの生産が圧倒的に多いとされているが、簡略名で記載されているので、どの種類なのか見分けることができないという。

 あたかも健康に良いと謳いながら、実は危険な食品添加物を使っている加工食品は多々ある。糖質ゼロを謳ったビールやコーラは砂糖が入ってないので健康に良さそうだが、砂糖の代わりにアスパルテームやスクラロース、アセスルファムKなどの人工甘味料が入っているものがあるから要注意だという。

 スクラロースは有機塩素化合物とも表示され、猛毒のダイオキシンと同じ仲間であり、免疫力を低下させる恐れがある。

 アスパルテームには発がん性の疑いがある。

 アセスルファムKは肝臓へのダメージが懸念されるという

 食品表示では、原材料の後に添加物を表示する規則になっているが、量が多い物から順番に記載されているので、順番をきちんと確認して、リスクの低い食品を選ぶことが大切だという。

2023年6月26日 (月)

ウオーキングを応援する嬉しい研究

 スマートニュースを見ていたら、「『ウォーキング』で記憶力は改善する…米大学の研究で立証」という記事があった。
毎日早朝ウオーキングをしているのでこれはいい情報だと思い早速読んでみた。その研究をしたのは、米メリーランド大学の研究チームである。

 71-85歳の高齢者33人を対象にウォーキングの実験を実施したのだ。そのやり方は、被験者はトレッドミル(室内用のランニング・ウォーキングマシン)でウォーキングをした。1週間に4回ずつ、12週間にわたり歩いた。

 ウォーキング終了直後に被験者に短い文章を読ませ、内容を記憶して答えてもらい、記憶力を評価したのである。

 その後、磁気共鳴機能画像法(fMRI)で脳を撮影し、認知機能をコントロールするデフォルト・モード・ネットワークと、前頭頭頂ネットワーク、サリエンスネットワークの連結性を比較した。

 デフォルト・モード・ネットワークは、脳の中でもエネルギー消費量が60-80%と高い部位で、記憶すべき情報と不要な情報を整理する役割を果たしている。

 前頭頭頂ネットワークは、認知的努力を要する課題の遂行に関わる部分だという。

 サリエンスネットワークとは、外部の環境の変化に対して体を安定した状態に保つために、注意や認知制御といったプロセスに関与する。

 この連結性研究の結果、12週間トレッドミルでウォーキングを実施すると、三つのネットワークの連結性が強化されたことが分かった。同時に、読んだ内容を記憶して話す能力も高まったというのだ。

 研究チームは、脳細胞を連結して指示を出す脳の「白質」が、ウォーキングのような有酸素運動をしたときに自ら変化し、脳内のネットワーク間の連結性が強化されると推定した。
研究チームはまた、「軽度認知障害やアルツハイマー型認知症は、脳のネットワーク間の連結が弱くなることによって発生する」として「ウォーキングは脳のネットワーク間の連結を強化し、軽度認知障害・アルツハイマー型認知症の進行を食い止める効果がある」と説明した。

 この研究がいうように、ウォーキングが脳のネットワーク間の連結を強化し、軽度認知障害・アルツハイマー型認知症の進行を食い止める効果があるのならウオーキングをしているものにとって大変ありがたい研究だ。

 ブログで何度か書いたように、私は42年余りウオーキングを続けて来たが、米寿までQLOを保ってこられたのはウオーキングのお陰かも知れない。

 早朝ウオーキングでいろんな人を見かけるが、これまで見たことのない新しい顔を見ることが多くなった。ジョギングやウオーキングで有酸素運動をすることが大事だと始める人が多くなったのであろう。

 若い人だけでなく、高齢の女性や男性も多くなった。杖をついている高齢者もよく見るようになったし、足元がおぼつかない歩き方をする人も見かけるようになった。

2023年6月25日 (日)

初めて知ったペリーの鋭い眼力

 スマートニュースを見ていたら、次の記事のタイトルが目にとまった。

 「黒船」が日本にきたとき、実は「ペリー」もまた「驚愕」していた…彼が「日本人」について語った「驚くべき内容」というものだ。

 ペリーは当時の日本のどんなことに驚愕したのかと思って読んでみた。それは記事の最後の部分にあった。

 ペリーが驚いた日本人の技術力

 世界がヨーロッパの列強によって植民地化されていく中で、その動きから隔絶されたかのような「鎖国」という長い眠りについていた日本。ついにその波が到達したのは、1853年にペリーが率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊の艦船4隻が、江戸湾入り口の浦賀沖(現在の神奈川県横須賀市浦賀)に来航したことだそれまで交流のあった外国といえばおもには側の朝鮮や中国そして唯一の西洋国オランダであった。そこへ太平洋から突如、異国の船が出現したことは衝撃的であった。

 「太平の眠りを覚ます上喜撰(蒸気船)たった4杯で夜も寝られず」という狂歌が作られたほどであった。

 日本の近代化はこのとき始まったといってもよいだろうと記事は言う。

 記事によると、ペリーには、長い歴史をもつ閉ざされた神秘の国の扉を最初に開けるのは、新興国の米国でありたいという強い意識があったようだという。ペリーは彼の個人的な願望で日本に来たとは思えないのだが、記事によると、日本についての資料を読み込んで研究したというのだ。そして、彼は、幕府を開国させるには毅然とした態度で圧力をかけることが必要であると確信し、多数の新式大砲を備え、防水・腐食のためのタールを黒々と塗った「サスケハナ」を旗艦とする大型蒸気船をそろえて視覚的にも威圧感を強めたのだという。

 旗艦の「サスケハナ」という名は如何にも日本的だが、調べてみたら、米国ペンシルベニアを流れる川の名で、「広く深い川」という意味だそうだ。この4隻の「黒船」により、日本は200年以上も閉ざしていた港を開かざるをえなかった。

 記事は続けて次のように書いている。ペリーの日本来航時のエピソードをまとめた『日本遠征関連逸話集』(在NY日本国総領事館のウェブサイト)によれば、ペリーは寺子屋や藩校などで学ぶ日本人の教育水準の高さや、職人の腕のよさ、礼節を尊ぶ国民性に感嘆しているという。
 

 中国や他の東洋諸国では女性が夫の従属物のように扱われ無知の中に放置されているのに対し、日本女性は夫の伴侶であり、教育や品位があるとし、既婚女性のお歯黒は奇異ではあるが一夫多妻制もない日本は、道徳や規範において東洋諸国のなかで異質であると、好感を表しているというのだ。

 とくにペリーは日本人が潜在的にもっている技術力の高さを見いだしたという。ペリーは次のように述べたという。

 「日本人は非常な精巧さと緻密さを示している。そして彼等の道具の粗末さ、機械に対する知識の不完全さを考慮するとき、彼等の手工業上の技術の完全なことはすばらしいもののようである。日本の手工業者は世界におけるいかなる手工業者にも劣らず熟練して精通しており、国民の発明力をもっと自由に発達させるならば、日本人は最も成功している工業国民にいつまでも劣ってはいないことだろう。他の国民の物質的進歩の成果を学ぶ彼等の好奇心、それらを自らの使用にあてる敏速さによって、日本国民と他国民との交通から孤立させている政府の排外政策の程度が緩和されるならば、彼等はまもなく最も発達した国々の水準まで達するだろう。日本人が一度文明世界の過去及び現在の技能を所有したならば、強力な競争者として、将来の機械工業の成功を目指す競争に加わるだろう」

 ペリーの見る眼は確かであった。開国をした日本はヨーロッパから工業技術や経済や法律や政治制度などを学んで取り入れて急速に欧米に追い付いたのであった。

 この記事を読むまではペリーのことは何も知らなかった。ペリーの凄さに驚くと共に、日本人であることを誇らしくも思った。

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2023年6月24日 (土)

アマゾンが提訴されてよかった!

 22日のニュースパスに次のような記事があった。

 「アマゾンは人々をだまし、多額の費用を支払わせた」...米連邦取引委が提訴」という見出しで、次のように書いてあった。
 

 「米連邦取引委員会(FTC)は21日、米IT大手アマゾン・ドット・コムが利用者を誘導して同意なく有料会員サービス「アマゾンプライム」に入会させているとして、ワシントン州の裁判所に提訴した。消費者保護の法律違反にあたり、罰金などの金銭的制裁や違反行為の差し止めを求めた。」と。続けて、

 「発表では、アマゾンは十分な説明がないまま利用者をプライム会員に登録するよう誘導したほか、解約の手続きを煩雑にしていたと指摘した。FTCのリナ・カーン委員長は『人々をだまし、多額の費用を支払わせた』との声明を出した。

 この記事を読んで、「やっぱりそううだったのか!」と納得した。米連邦取引委はよくやってくれたと喝采した。

 私はアマゾンを利用するのは年に2~3回シューグーという靴底修理剤を買うときだけである。何故利用をしないようにしているかというと、米連邦取引委が指摘するように、注文品をカート入れると、勝手にプライム会員に登録されてしまうのだ。そしてプライム会員になると、月額14・99ドル(約2100円)か年間139ドルで、無料配送や動画視聴の提供を受けられると表示される。プライム会員は有料だが1か月は無料期間である。その間に解約すれば課金されない。

 私はアマゾンプライムの動画や音楽などのサービスを使うつもりはないので、解約をするのだがそれが面倒である。
 

 アマゾンは、「私たちは利用者が簡単にプライム会員に登録、解約できるウェブサイトを設計している」と反論しているというが、利用者を誘導して同意なく有料会員サービス「アマゾンプライム」に入会させようとしているのは間違いない。

 アマゾンともあろうものが、こんな姑息な手段でプライム会員を増やすという詐欺行為をしていたことがはっきりしたのはよかった。改善されるかどうか見ものである。

2023年6月23日 (金)

金は元気なうちに使えという和田医師

 「80歳の壁」がヒットして以来、次々と本を出して売れっ子になった、老年医療の専門家である和田秀樹医師が書いた「幸齢者」からダイジェストした記事をネットで見つけた。

 和田医師は、長年にわたり老人医療の現場で大勢の高齢者を診てきて、1つ気づいたことがあるという。たとえば、ヨボヨボになる、歩けなくなる、寝たきりになる、認知症がひどくなる……といったことが起こる。そうなると、人間は想像以上にお金を使えなくなるというのだ。

 たしかにそんな状態になったら自分で出歩いて金を使うことはできないであろう。ただ、高齢者施設の利用などで金は必要になる。知り合いの女性で、最近夫が高齢者施設に入り15万円ほどかかることになったが、年金をすべて使ってしまうので自分の生活をする金が足りなくなったというのだ。

 和田医師は、「自活が徐々に難しくなって、特別養護老人ホームや介護つきの有料老人ホームなどに入ることになったとしても、介護保険が利用できるので毎月の費用はおおよそ年金の範囲内に収まるものです。」という。

 確かに知り合いの女性の場合も、夫の分は夫の年金の範囲で収まっているが、自分の生活費に苦慮しているのだ。

 施設に入るようなことになったとき、「無理して蓄えなんかしなくてよかった」「もっと人生を楽しめばよかった」「損した」という心情になる高齢者がたくさんいるという。其れはそうかもしれない。老後のために金を残した場合は後悔することもあるだろう。

 和田医師は、だからこそ、マインドリセットをして、お金は有意義に使えるときに使ったほうがいい、心が満たされるような使い方をどんどんしたほうがいい、というのが、提案だというのだ。

 私はケースバイケースだと思う。自分の財政的状態を調べて、どのくらい使ってもよいかを考えることが大事であろう。
老後のために2000万円残そうなどと言われたことがあって、老後の金が心配だという人が多くなったようだ。

 ただ、和田医師がいうように、子どもに残そうとか孫に残そうとかいうのなら、それはやめて、自分のために使って少しでも楽しい老後を送った方がよいというは傾聴に値する。

 私は戦前戦後の厳しい時代を経験しているので、金をセーブして使う生活をして来た。おそらく私と同じ高齢者は多いと思われる。

 和田医師の提案も一理あると思うので、残り僅かな老後を出来るだけ好きなものを食べてやりたいことに金を使って行きたいと思うようになった。でも、意欲が衰えて来たことは確かで、行動に移すことにしんどさを覚えるようになった。

 和田医師は何歳ぐらいの高齢者を対象にアドバイスをしているのか不明だが・・・。結局のところ、人間、死ぬ間際に残るのは「思い出」しかないと指摘する。

 「もっとおいしいものを食べておけばよかった」「世界一周旅行に行っておけばよかった」「退職金で、欲しかったポルシェを買っておけばよかった」……やりたいことがあるなら、全部やっておくべきだと。

2023年6月22日 (木)

傘をささなくても平気な?欧米人

 20年ぐらい前に友人とカナダへ行ったとき、ハリファックスで小雨が降っていた。私たちは折り畳み側をだしてさしたが、周囲を見渡すと傘をさしている人はほとんどいなかった。カナダ人やアメリカ人は雨が降っていても傘を差さなくて平気なことに驚いたものであった。それからはどうして西洋人は雨が降っても傘を差さないのかと疑問に思って来た。

 先日、ネットニュースを見ていたら「欧米人はなぜ雨でも傘を差さないのか?」という記事があった。見だしを見てやはり欧米人は傘を差さないのかと思った。

 その記事はドイツ人の例であった。ドイツ人は、十中八九……というより10人中10人が、雨でも傘は差さないと答えたというのだ。ドイツには「砂糖じゃないから溶けない」という諺があるのだそうだ。

 記事によると、「朝から雨が降っていれば別だが、天気予報で雨が降るとわかっていても、傘を持って行かない」

傘を持つのが面倒だ」

「もし降ったとしても、上着にフードがついているから、それをかぶれば良い(布製であっても!)」

「傘を使うと、手が塞がってしまうし、雨があがった後、濡れた傘を持ち歩くのがうっとうしい」

 たしかに傘を持つのは面倒だし、濡れた傘を持つのはうっとうしと私も思う。日本ではいろいろなタイプの折り畳み傘があるが、そういう気持ちに答えたものであろう。折り畳み傘は日本の専売だと思っていたら、記事によるとドイツが発祥で、ドイツの折り畳み傘は頑丈にできているそうだ。
 

 「雨は水だから。濡れても何の害もない」という究極の発言もあったそうだ。日本では大気汚染がひどかった頃雨に汚染物質が溶け込んでいるから気を付けるように言われたことがあった。

 今日本では梅雨のシーズンだが、ドイツなどには梅雨がないそうだ。また、雨が降ってもすぐやむことが多いとか。そういえばイギリスやドイツやフランスを旅行した時も雨にはあまりあわなかった。

 また、日本と違って湿気がないという。日本はじめじめとして蒸し暑さがひとい。日本に来た西洋人はどう感じているのだろうか。やはり傘は差さないのであろうか。

 

 

2023年6月21日 (水)

朝日新聞の世論調査を見て

 19日の朝日新聞に全国世論調査の結果が載った。それによると、岸田内閣の支持率は前回5月の46%よりも下がって42%だった。それにしても42%もの支持率があることに驚いた。

 昨日も紹介したように、サンデーモーニングのコメンテーター青木理氏は戦後最悪の内閣だと言っていた。岸田内閣は防衛費の大増額をし、迎撃ミサイルトマホークを買うなど専守防衛を捨て、米国の言いなりになって戦争をする国に替ええようとしている。

 マイナカードやマイナ保険証については昨日書いたとおりだ。世論調査でもトラブルへの政府の対応が「適切ではなかった」が72%というが、少ないくらいだ。

 健康保険証を廃止し、マイナ保険証として、マイナンバーカードと一体化することについては「反対」が56%であった。男性は賛否同数だが、女性の反対は64%だった。女性の方が見方がよい。

 「異次元の少子化対策」についても「期待ができない」が73%あったが、これも少ない感じだ。

 自民党と公明党の連立については、解消する方がよいが55%だった。「平和と暮らしを守る」を掲げる公明党は自民党と一緒になって悪政をしている。「下駄の雪」を続けることが公明党の最大の利益なのだろう。

 選挙があったらどこに投票するかについては、自民党の補完勢力である維新が18%もあり、立憲は10%に過ぎなかった。日本の政治は良くならないことを示唆している。岸田政権は安泰だ。

2023年6月20日 (火)

マイナ保険証に注意すべきこと

 現行の健康保険証が2024年秋に廃止され、マイナンバーカードに健康保険証が紐づけされて健康保険証として使う「マイナ保険証」が義務化されることが決まってしまった。

 医療機関ではすでに窓口にマイナ保険証用の器械が設置されている。私はマイナ保険証には反対なのでまだ現行の健康保険証を使っている。ただ、その場合ペナルティとして診療料金が少し高くなるようだ。

このマイナカードやマイナ保険証については難しくて分からないことだらけだ。そのせいか、日本中で様々なトラブルが起きていることが報じられている。

 そんな中で、ネットを見ていたら、「荻原博子 2024年秋、紙の『健康保険証』が廃止に!更新方法、暗証番号、不同意の示し方…。話題の『マイナ保険証』注意事項を徹底整理」という記事を見つけた。

 来年秋以降は、「マイナ保険証」を紛失したり、取得していない人には、「資格確認書」が発行される。これは今のところ1年間の暫定措置だそうだ。私の場合はこれに該当することになる。

 面倒なのは、その後は、決定ではないが、1年ごとに役所の窓口に行って更新することになりそうだというのだ。結局面倒な状態にしておいて、半強制的にマイナ保険証に変更させようということなのだろう。

 萩原氏によると、「マイナ保険証」は5年ごとに更新する必要のある電子証明書の一種なので、更新するには自分で役所の窓口などに出向かなくてはならないこと。その場合、役所によっては予約が必要となるので、注意が必要だという。

 これまでの紙の保険証は、何もしなくても2年ごとの更新の度に役所から新しい保険証が送られてきたので安心であった。
マイナ保険証にすると、便利になるのかと思ったら、5年ごとに自分から役所に行かなければならないというのは大変だ。
歩けない人とか認知症の人とか、病気の人などは役所に行って更新できないではないか。ネットにはそうした人たちは健康保険証がないことになってしまうとあった。高齢になるといつどうなるか分からない。無保険になってしまったら高額な料金を自費ばらいということになる。
 

 また、更新には有効期限通知書と暗証番号が必要で、暗証番号を忘れてしまうと、丸1日は更新した保険証を使うことができないという。さらに、マイナンバーカードを申し込んだ時に設定した6桁から16桁の暗証番号も必要で、暗証番号をメモして覚えておかなくてはならない。メモしておいてもそれを忘れてしまったらどうにもしようがない。

 さらに、有効期限は、マイナンバーカードが10年、マイナ保険証などの電子証明が必要なものは5年と、それぞれ異なるのも困ったことだ。その上「不同意」も場合でも「不同意」を申し出ないと「同意」にされてしまうのも困ったことだ。
 

 今までの「健康保険証」は月初めに1回提出すればいいという病院が多かったのだが、「マイナ保険証」は通院のたびに提示しなければならないというのだ。大事なマイナンバーカードを毎回持ち歩くというのは非常に危険である。カードを紛失すると、再発行に最短でも5~10日かかるという。
 

 マイナンバーに関しては、もう1つ、高齢者が注意しなくてはいけないことがあるという。年金の振込先となる「公金受取口座」に関する制度のこと。政府は、「マイナンバーカード」を申請した人が銀行口座も一緒に登録すると7500円相当のポイントがもらえるキャンペーンを展開してきた。荻原氏は注意を呼びかけている。 
 

 私の様に自分の口座が知られてしまうのは嫌だからと登録しない人もかなりいる。他人に覗かれる事故も多発している。こうした人が、役所からの通知をついうっかり放置して「(口座開設に)不同意」とする書面を期限までに送り返さないと、自動的に同意したことにされてしまうというのだ。「不同意」を申し出ないと「同意」とみなす手法は、今後、児童手当などにも拡大されていく方針だという。


 岸田政権は、国民に不都合なことを強制している。マイナ保険証などには反対が多い中強行してしまった。18日のサンデーモーニングで青木理コメンテーターは、岸田政権を戦後最悪だと断じていた。その通りだと思う。

2023年6月19日 (月)

黒いアゲハチョウが落ちていた

 17日、日本語ボランティアの帰り道県庁西の歩道を地下鉄の駅に向かって歩いていたら、道に黒いものが落ちていた。何だろうと思って近寄って見ると大きなチョウの死骸であった。

 Gogleカメラで撮影したら、カラスと出た。おかしいのでもう一度撮影したら、今度は「カラスアゲハ」と出た。カラスアゲハかと納得して、普通のカメラで写して置いた。Gogleカメラで写した物は消えてしまうからだ。

 家に帰って調べたら、カラスアゲハとクロアゲハの2種類あることが分かった。カラスアゲハは羽が青色に輝いているそうで、私が見たのは下の写真のように真っ黒の羽であった。

 ただ、この写真からはクロアゲハかどうかの判定は私には無理だ。羽に輝きがないからカラスアゲハではないと思うのだが。
いずれにせよ、喜寿の歳になって初めて黒いアゲハチョウを見た。子どもの頃は南紀新宮の山や畑や野原を駆け回っていたが、黒いアゲハチョウは見たことがなかったのだ。

 我が家の柚子の木にはアゲハチョウが来て卵を産み付け、幼虫になり、やがて成虫になって飛んでいく。

 黒いアゲハチョウの仲間は、日本には8種類あるとネットに出ていたが、模様などから該当しそうなのは、グロアゲハとジャコウアゲハである。いずれにしても珍しい蝶を見たものだ。

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2023年6月18日 (日)

直腸がんと生きるー6-

 直腸がんが判明して2か月あまりになるが、今のところ体調に変化は感じない。毎朝のウオーキングは続けているし、買い物とかボランティアとか趣味の活動なども続けている。

 市大病院でがんの手術をしないと正式に決めるのは7月に入ってからである。その後愛知国際病院に行って経過観察などをお願いする予定である。

 毎日やっていることはと言えば、河村さんの「末期がんからの生還」に書かれている「タラノ木」のお茶を飲むことだ。1日に1.5リットルぐらいのタラノ木茶を作っておいて、時々飲むようにしている。

 どのくらい飲むとよいかは分からないし、人それぞれのやり方で飲んでいるようだ。私も水分補給を兼ねて自分流に飲んでいるのだ。果たして自分にも効果があるかどうかは分からないが一縷の望みを「タラノ木茶」にかけている。

 もし改善されれば「タラノ木茶」への実証ができることになる。これからどうなっていくのか楽しみでもある。

 「タラノ木茶」の他に、ネットでビタミンDがよいと書いてあったので、ビタミンDも毎日1錠ずつ飲むようにしている。ビタミンDを含む食物としてはキノコ類がある。

 肉はがんに良くないと言われるが、蛋白質を摂るためには必要なので肉類も食べるようにしている。

 近藤誠医師は健康診断や大便潜血反応検査などはしない方がよいと書いている。「がんの逆襲」をもう少し早く知っていれば、潜血反応検査はしなかったと思う。医師の勧めに従ってやったので直腸がんが判明してしまったのだ。何も知らずにそのまま過ごせたのが、知ってしまったのでがんを意識して生活せざるを得なくなった。

知ってしまったけれど、がんの手術をしなければ知らなかったのと同じである。経過観察をしながら生きていくことができると考えれば知ってしまったこともよいことだと言える。

2023年6月17日 (土)

衆院解散の大義なし

 国会が会期末に近づいてきた。今憶測されているのが、衆議院の解散である。岸田首相は先の記者会見で情勢をよく見極めて判断すると述べた。ところが15日、今国会での解散を見送ると表明した。そして不信任案が出されれば即否決するように茂木幹事長に指示したと言った。

 自民党の幹部は、立憲民主党などが内閣不信任案を出せばそれが解散の大義になると発言していた。5月のGサミット以降、内開支持率の上昇を背景に与党内では今国会会期末での解散論が出ていたという。

 不思議でならないのが、自民党は公明党と共に圧倒的多数の議席を持っていてやりたい放題である。それなのにどうしてこの時期に解散を模索していたのであろうか。

 総選挙をすれば巨額の税金が使われることになるし、選挙運動で時間もさかねばならない。そうまでして解散をする理由はないと思うのだ。もし、解散をすれば身勝手というものだ。

 野党側から見れば、議席が非常に少ないので与党に正面からの対決ができない。総選挙によって議席を増やすことができれば野党としての力をつけることができる。

 しかし、現状はというと、野党は小党分立で、その上互いに協力することが見られない。だから議席を増やす可能性は少ないと思われる。

 無駄な金と時間を使わずに、現状で行って、国会での審議を尽くすことが肝要である。幸いというか、首相が会期末解散をしないと表明したので解散はなくなった。

ネットでは、自民党は議席を減らす可能性があると見たのだろうという見方も出ていた。

 与党側には解散するべき理由はないし、野党側にも解散のメリットはみられない。何度も繰り返すが、金と時間の無駄である。

2023年6月16日 (金)

「どうする家康」での長篠・設楽が原の戦い

 6月11日のNHK大河ドラマ「どうする家康」は有名な長篠・設楽が原の戦いであった。この戦いがどう描かれるかを注目していた。

 というのも、その数日前の「歴史探偵」で長篠の戦いが取り上げられ、そこで最新の研究によると、武田軍に対して織田信長が取った戦法は、通説になっている「三段撃ち」ではなかったと言っていたからだ。三段撃ちでは、鉄砲隊が参列になっていて、一番前の鉄砲隊が撃つと最後尾の3列に下がり、2列目が前に出て撃つというやり方である。ところが、このやり方では時間がかかるので武田の騎馬隊が進む速さに対応できないというのだ。

 それで取られた方法は、最前列の鉄砲が撃って、打ち終わって後ろに下がると、空いた場所へ次の鉄砲が入って撃つというものだ。このやり方なら遅れることなく撃てるというのだ。

 ドラマでは新説のやり方は取られず、通説の三段撃ちで描かれていた。私は「歴史探偵」で紹介された「先着自由撃ち」が理に適っていると思う。火縄銃は打つ準備をするのに時間を要するという。だから三段撃ちでは列全員の準備が揃うのに時間がかかってしまうのだ。

 準備が出来た者から空いたところに出て撃てば間断なく撃つことができる。武田の騎馬隊が馬防柵を突破できたのは1ケ所だけだったと歴史探偵では言っていた。

 ドラマだから新説が採用されなかったのだろうが「歴史探偵」でとり上げたのはよかった。

2023年6月15日 (木)

自転車用ヘルメットを買った

 6月13日に空気を入れてもらうために自転車店に行った。店にはいくつかのヘルメットがあった。ヘルメットが品薄というのでこれまで買わなかったのだが、見せてもらうことにした。

 私の頭に合うサイズのヘルメットが黒、青、小豆色の3色あった。値段は5580円であった。他の店を見ていないので高いか安いか分からいが、思い切って買うことにした。製品はCanvas sportsでメーカー品だと言った。

 店主が名古屋市の補助が貰えると言った。そういえば市の広報に書いてあったことを思い出した。店主は区役所へ行けば申請書類を貰えると言った。

 家に帰ってから区役所に電話をした。用意するものは領収書と補助金を振り込む口座とヘルメットに関することだと言った。ヘルメットを被っていけば分かると言った。

 それでヘルメットのマニュアルを持って行った。行くときは初めてヘルメットを被った。とても暑い日なので頭の中に汗をかく感じであった。特にあご紐は汗に濡れそうで気持ち悪かった。

 昭和区役所に行くと3階の4番が手続きの場所であった。申請書類には記入カ所がたくさんあったが、係の人が付きっ切りで分からないところを教えてくれた。領収書は添付しなければならないのでコピーが要るのなら取ってっ来るように言った。私はおかしいと文句を言った。役所がコピーを取るべきだと思ったのだ。

 補助金は購入価格の半額だが、最大が2000円であった。私の場合は2000円ということであった。それで3580円で買えたことになる。補助金は2か月後ぐらいに振り込まれると言った。

 帰ってから妹に聞いたら、妹はインターネットで2500円で買ったと言った。どんな製品かはわからない。知った店で買った方が安心感がある。

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2023年6月14日 (水)

全仏オープンでの加藤選手への不当な判定

 テニスの4大大会、全仏オープンの女子ダブルス3回戦で、加藤未唯(ザイマックス)がプレー間にボールを返球した際ボールガールに球があたった。対戦相手のチェコとスペインの選手は審判に訴え、審判は「危険行為」として「警告」にした。対戦相手はさらに抗議をしたので運営責任者が出てきて失格とした。

 一旦「警告」と決まった判定を相手チームの抗議で「失格」としたことは理解しがたいものであった。このやり方について世界で批判が出たのは当然である。

 それでこの処分について、大会の統括責任者であるモレスモ・トーナメントディレクターが11日、記者会見で「4大大会規則に基づた判断で、かなり明確」と語った。(フランスメディアが報じた)

 同氏は「多くの選手は不公平と言っている。(一方で)ボールガールを7、8分泣かせる行為をした場合は何か意味があると聞く」と意見が分かれているとしたという。また、「判定はビデオを見ずに、運営責任者と主審の判断によって行われた。 私たちは、非常に明確なグランドスラムのルールを参照にしている」と説明した。

 「非常に明確なルールを参照」と言っているが、ビデオ判定を出来る時代にそれをしないルールなどいい加減である。
 

 加藤選手はこの失格による罰則で、ポイントと賞金が没収されている。加藤選手が不憫でならない。一度は警告を言い渡されながらも対戦相手が主審に抗議し、判定が変わった点も物議を醸しておるのは当然である。他選手からも失格を疑問視する声が相次いでいるという。プロ選手協会も「不当な判定」と加藤擁護の声明を出している。

 加藤選手のポイントや賞金が返されることを願っている。
加藤選手はこの不運を乗り越えて、混合ダブルスでは自身初の4大大会優勝を達成したのは見事である。

2023年6月13日 (火)

消防局の巨大地震対策冊子

 名古屋市消防局から、「南海トラフ巨大地震から生き延びる!」という冊子が届いた。南海トラフ地震はいつ起こっても不思議ではないということでテレビ等でも警戒が呼びかけられている。

 この冊子は参考になることが書いてあるが、これまでトラフ地震が起きてないからよかったものの、もう少し早く配布されてもよっかったのではないか。

 住宅の耐震対策や非常持ち出し品の例などが書いてあるが、その他によかったのは、下の写真にある自宅周辺の災害リスクを確認するための地図である。

 学区を中心としてその周辺地域を含んだ地図で、危険度を色分けしてある。それによると、我が家は、想定震度6弱、建物倒壊危険性5%未満、液状化の可能性中、火災危険性100棟以上500棟未満、となっている。

 建物倒壊危険性は我が家の場合耐震補強をしてあるものの築50年以上の木造家屋で安い木材でできているので危険性が高いと思っている。

 液状化の可能性はないのではないかと思っていたが、この地図では中に入っているのでがっかりした。

 非常用持ち出しについては、何十年も前に作ったのが物置にいれてあるはずだか点検はしていない。この際改めて作らなければと思っている。

 アンケート調査用紙が入っていて、
   

  1.寝室のテレビ等の転倒防止対策をしているか。
  

  2.消火器や消火スプレーなどを設置しているか。

  3.感震ブレーカーを設置していあるか。

  4.火災警報器を設置してあるか。

  5.住宅用火災警報器の作動確認を定期的に行っているか。
 

 以上5項目に答えると、希望の防災用品を無料でくれるとあった。

 南海トラフ大地震はいつ来るか分からないのでよい刺激になった。

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2023年6月12日 (月)

直腸がんと生きるー5ー

 市大病院で直腸がんと診断されたがセカンドオピニオンを取りたいと思った。娘が知り合いなどに聞いて愛知国際病院がいいと言った。婿が愛知国際病院と電話でコンタクトを取ってくれた。そして5月30日に院長と会う予約をしてくれた。

 どうして院長に会うのかと思っていたが、後で分かったのだが、院長は消化器の専門医であった。

 市大病院の担当医に紹介状とデータのCDをもらった。

 愛知国際病院は日進市にある。5月30日には東京から娘と婿が来て一緒に行ってくれた。鶴舞線で黒笹駅まで行って、そこから歩いた。アプリのマップを頼りに歩いたのだが、途中で山地の方に行った。若いアベックが来たので道を確認したら間違っていないと言った。キリスト教会を目指していくとよいようであった。

 藪の中の道を歩いて行くと、牛の牧場があった。その辺りはいい田舎の風景であった。婿は喜んでいたが、こちらは歩くのに精いっぱいで風景どころではなかった。HPには駅から徒歩15分と書いてあったが、それどころではなかった。

 やっとのことで国際病院に着いた。キリスト教系の病院であった。こんな不便なところなのに患者が来ていた。他の人は車で来ている様であった。

 約束の午後3時半に診察室に入った。院長は話しやすそうな医師であった。パソコンでデータを映して説明をしてくれた。市大病院の医師よりずっと詳しく、分かりやすく説明をしてくれた。

 手術はしたくないことを伝え、経過を見てくれるか尋ねたらOKであった。15km以内なら往診もするが、遠い場合は医者を紹介できると言った。それで次に診察を受ける日を予約した。

 セカンドオピニオンは自費診療なので11000円であった。歩く道は牧場や藪の道だ尋ねたらそうだと言った。娘と婿は新幹線の時間があるので先に帰った。

 私は会計をすませてからタクシーで帰ることにした。タクシーを呼ぶと2時間以上かかることもあると言ったが、名鉄タクシーに電話したらすぐに来た。黒笹駅まで街の中の道を走ってすぐに着いた。料金は870円であった。娘たちは黒笹駅まで来た道を歩いたと言っていた。

 愛知国際病院は愛知牧場の持ち主がクリスチャンなのでその土地を譲ってもらって建てたのだという。プロテスタントの教会も同じであった。

 病院にはホスピスもあるし、緩和ケアのしてくれるのでちょっと遠いがよさそうだと思った。

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2023年6月11日 (日)

初めて知った、パイナップルの食べごろ

 スーパーで値ごろなフィリピン産パイナップルを売っていたので、久しぶりに買って来た。見たところはまだ青いので熟させようと置いておいた。

 次の日、葉っぱを切り取るのを忘れていたのを見て、葉っぱを切り取った。葉っぱをつけておくと養分をとられるからだ。

 切り取った葉っぱにDOLEのタグがついていて、パイナップルの効用とか保存法とか食べ方などが書いてあった。

 妻がそのタグに「パイナップルは、収穫後に時間を置くことで熟す果物ではありません。買った時が食べごろですので、出来るだけお早めにお召し上がりください」と書いてあるのを見つけた。

 パイナップルを買うと、これまでは少し熟させるために置いておいてから食べていた。そんな必要はなかったということをこの歳になって初めて知った。

 それでその晩にパイナップルを切って、食後のデザートとして食べた。甘くてとてもおいしかった。買ったらできるだけ早く食べてというのは間違いではなかった。

 ちなみに1日の摂取目安量は可食部80g(1/6~1/10カット)としてあった。好きなだけ食べればよいと思うのだが。

 我が家では1回に半分を2人で食べるので、1人分は1/4ということになる。上記の目安より多少多いだろうか。

 保存には冷蔵庫がよいとしてあった。

2023年6月10日 (土)

直腸がんと生きるー4ー

 前回はたまたま書店で見つけた近藤誠医師の「がんの逆襲」という本を読んで、直腸がんの手術をしないことにしたと書いた。

 そのあとで知人たちとモーニングをしたとき、Yさんが持っていた「どうせ死ぬんだから」という本を貸してくれた。著者は今売れっ子の和田秀樹医師である。この本も大変参考になった。

 「はじめに」の部分で、次のように書いている。「1988年に高齢者専門の総合病院である浴風会病院に勤務して以来、およそ35年にわたって高齢者を診て来た中で生じた結論が『人間どうせ死ぬのだから、いまを楽しみ、いまを充実させたほうが、先の心配をするより、よほど現実的』だということです」

 日本はガンで死ぬ国だ。がんは体の中の出来損ないの細胞が増殖して起こると考えられているが、そのできそこないの細胞を掃除してくれる免疫細胞はストレスによって活性が大幅に落ちる。我慢することががん死を招くこともある。

 和田医師は58歳の時にすい臓がんの疑いがあると言われたが、治療を受けずに残りの人生を好きに生きる決意をしたそうだ。たとえ手術がうまくいっても体力はかなりおちるようだし、化学療法ではずっと寝て暮らすことになり、食べたいものを食べ、やりたいことができなくなると考えたからだという。結果的にはすい臓がんは見つからなかったそうだが。

 私の場合、近藤誠医師が書いているように、健康診断や潜血反応検査などを受けなければそのまま過ぎて行ったわけである。

 直腸がんとわかっても、毎朝の5km早朝ウオーキング、日本語を教えるボランティア、趣味のマジック、男声合唱、たまにはカラオケ、好きな酒の晩酌、毎日続けているブログ、妻に代わっての買い物・・・生活のQLOは保っている。

 がんの手術をせずにこのまま生きてどうなるかを見てみたいと思っている。

2023年6月 9日 (金)

直腸がんと生きる―3ー

 近藤誠医師の「がんの逆襲」を読んで、直腸がんの手術を受けないことにしようと思った。

 「がんの逆襲」に書いてある次の説明を読んだ勇気づけられたのだ。

 がんの逆襲がいちばんわかりやすいのは、「手術」だというのだ。手術は、メスで皮膚を切り裂き、胸やお腹にを傷つけることがという。つまり「人工的な大ケガ」なのだ。

 胃、肺、食道、大腸、前立腺、乳房,子宮などを大きく切り取ったり、丸ごと全適した上、リンパ節までごっそり取るような大手術になりやすいという。

 私の場合の外科医の説明はまさにそうであった。肛門の付近から直腸やリンパ節を切り取って縫合し、腸の一部をお腹に出して人工肛門をつけるというものであった。手術には全身麻酔では5時間ぐらいくらいかかるかも知れないと言った。働いている若い人なら絶対に手術をするべきだ。回復がしやすいからだ。でも、私は高齢だが元気そうだから手術を勧めると言った。

 本にはこんなことも書いてあった。「手術をするとがんが暴れる」「空気に触れたからがんが怒った」外科医たちは昔から仲間うちでヒソヒソと言い交わしてきたというのだ。外科医たちは経験的に、メスを入れるとがんがよく急に勢いづいて、再発や死期が早まることを知っているからだ。ただし、空気は無関係と。

 また、メスが入って血管が切れると、血液と共にがんの細胞も流れ出て傷口に取り付く。そこでがん細胞が爆発的に増えて、近藤医師が「局所転移」と呼ぶ再発が起きると書いている。そしていろいろな有名人ががんで亡くなった例を挙げてある。素人の私が読んでも納得のいく説明である。

 がんに、逆襲されないために守るべき8か条を挙げている。

①検査を受けない。不幸の始まり。→確かに今思うと潜血検査を受けたのがしっぱいであった。受けなければ知らぬが仏であったのだ。

②病院に近づかない。血液検査などでがんを見つけられるから。

③「がん」と診断されても、苦痛がないんなら忘れる。放置する。中年過ぎれば体のどこかにがんがある。共生が一番。私は高齢だし、今のところ自覚症状はない。共生すべきである。

④がんの手術はしない。この本を読んで手術を受けないことにした。

⑤放射線をかけすぎない。

⑥固形がんに抗がん剤は打たない。抗がん剤、分子標的薬、オプジーボ・・・すべて延命効果は父兄で、毒性が強すぎる。

⑦バランスよく何でも食べる。特に肉、週製品、卵など動物性たんぱく質をしっかりと摂って、正常細胞を丈夫に。肉食はガンになりやすいと言われているが、っ近藤医師は逆のようだ。

⑧本書(がんの逆襲)で知識を身につける。

2023年6月 8日 (木)

医者は儲かる!

 顔にたくさんのシミがある。直径5mmぐらいのものは表面がざらざらしていて気になって仕方がない。中には触っていて自然にざらつきがなくなったものもあるが。

 一度皮膚科で診てもらおうと考えていた。近くに美容皮膚科というのがあるクリニックができたので、思い切って行ってみることにした。

 診察室に入ると、女性の医師であった。シミをとれないか尋ねた。すると自由診療になるから、1つとるのに5000円と言った。私は高いと言ってそんなに高いならやらないと言った。

 医師はイボのようなものと大きいのと二つを保険で2000円ぐらいで取ってあげると言ったので、試しにやってもらうことにした。

 施術室に入り、ベッドの上に横たわった。初めに局部麻酔の注射をそれぞれの部位にした。医者は痛いですよといったが、ものすごく痛かった。叫びたいぐらいであった。こんな痛い麻酔はこれまでにしたことがなかった。こんなに痛いのはまっぴら御免だと思った。

 そのあとレーザーかなにかでこすっていた。いしゃはとてもきれいに取れたと言った。患部に薬を塗ってテープを貼った。
初診料を含めて2040円であった。

 そのあと薬局で薬を感染防止、痛み止め、塗り薬の3点を貰った。580円であった。

 もし残りをやるとすると自由診療で1カ所5000円だから10万円以上かかるだろう。簡単なやり方だと思うのだが、5000円とは!医者は儲かるなと思った。

2023年6月 7日 (水)

直腸がんと生きる―2ー

 4月27日に市大病院の外科の担当医から説明があった。東京から婿が来てくれて一緒に説明を聞いてくれた。

  医者は手術について肛門を残すやり方や直腸やリンパの切り取る部分などについて図を描いて説明した。さらにストーマ(人工肛門)の造設についての説明もあった。

 手術をして人工肛門にすると、入院中に扱い方について練習をし、慣れたら退院できると言った。肛門を残す場合は、2度手術をしなければならないということであった。

 市大病院では、前回書いたように、手術を前提としたさまざまな検査をしたが、いずれも何も問題はなかった。直腸がん以外にはすべてよかった。その点は嬉しかった。

 いろいろ説明を聞いて、どうするかは考える時間を貰うことにして、次に担当医と逢う日を予約した。

 この日、婿がらくだ書店へ行くと言ったので一緒に行った。書店の入り口に積んである本を見ていたら、「がんの逆襲」という本があった。著者は有名な近藤誠医師であった。たまたま見つけたのだが、がんが見つかったばかりなので読んでみようと思い買った。

 書き出し部分は、「本書は、がんと闘わず長生きするための心得集です。がんの9割を占める『固形がん』(胃がん、肺がん、大腸がん、乳がんののような、かたまりを作るがん)と、うまく共生する方法をお伝えします。」と始まっていた。

「がんは、むやみに手出しをすると思わぬ反撃に出て、体を不自由にします。叩くとキバを向いて、あなたを逆襲してくるのです」

「CT検査でがんになる。手術や抗がん剤治療で免疫力が落ちる。転移が早まる。放射能の掛け過ぎで骨折する。うつ、ボケ、不眠、ケモブレイン(薬害で脳機能が低下)などに見舞われる。
激やせして体調不良や感染症を招く。

 痛み、痺れ、尿漏れ、脱毛などの後遺症、副作用に一生苦しむこともある。
がんを見つけ出そう、やっつけようとすると、しっぺ返しのように起きる災難をひっくるめて、僕は『がんの逆襲』と呼ぶことにしました。」と続いていた。

 近藤医師は癌で死ぬことが一番良いと他の著書で言っていた。また、手術をしないで生きて実証したいと言っていたが、残念ながら2022年8月に虚血性心不全で急死してしまった。残念でならない。

2023年6月 6日 (火)

口と歯の健康週間

 6月4日の朝日新聞に日本歯科医師会の大きな広告があった。6月4日は虫歯予防デーであった。
 

 ネットで調べたら、元々は日本歯科医師会が1938年まで実施し、一度廃止されたという。私が3歳の時にはなくなったのだ。どうして廃止したのか。ChatGPTに聞いたが分からないという返事であった。それから68年後の2001年に一般社団法人・日本記念日協会が改めて記念日に制定したのだ。

 広告では6月4日~10日は「歯と口の健康週間」だとあった。そして歯科医院での定期的なチェックを勧めていた。定期的なチェックを受けている人の割合は、45%だそうだ。私は定年後は年に3~4回歯のクリーニングを受けている。そのおかげか80歳の時「80,20」の表彰を受けた。私の数少ない表彰状の一つである。米寿になった今も変わりがない歯の健康を保っている。

 口の状態や生活習慣をチェックという10項目のチェックリストが載っていた。1つでも当てはまったら歯科医院へ行くようにと勧めていた。

  〇歯や口内に痛みはない。

  〇かみ具合で気になる点もない。

  〇奥歯でしっかりとかんでいる。  

  〇歯磨きで出血はない。  

  〇歯茎のブヨブヨもない。

  〇冷たいものや熱いものがはにしむることはない。

  〇仕事などが忙しくて歯科医院にいけないことはない。

  〇糖尿病、脳卒中、心臓病で治療は受けていない。

  〇間食はあまりしない。

  〇タバコは吸わない。

 勤めているときは歯槽膿漏があったが、50代に定期健診と徹底したブラッシングで治した。

 歯のクリーニングは保険が一部しか使えないのは1万数千円、保険が使えるやり方でも5~6千円かかるがやった方がいいと思う。

2023年6月 5日 (月)

直腸がんと生きるー1ー

 2023年3月2日に梅村医院で名古屋市の後期高齢者健康診査を受けた。3日に大腸がんを調べるため便の潜血検査も受けた。すると結果は+であった。

 医者が念のためもっと詳しい潜血検査を受けるようにと言ったので、再び潜血検査を受けたら、便定量値が1500,便定量値2も1500であった。かなり多いので精密検査を勧められた。

 それで野垣病院で検査を受けることにした。野垣病院は以前に痔で何度かかかったことがあるからであった。

 3月14日に血液検査や梅毒検査など事前の採血があった。

 3月30日に大腸のレントゲン検査をした。大腸にバリュウムを入れてレントゲンで撮影するのだが、空腹にしなければならなかった。大腸を膨らませて、バリュウムを入れるのは楽ではなかった。

 結果を聞いたのは3月31日であった。肛門から人差し指を入れたぐらいの所に異常が見られるということで、さらなる検査を勧められたが、野垣病院は痔が専門なので病診連携のある市大病院を紹介された。

 4月3日に野垣病院で撮ったデータのCDと紹介状をもって市大病院に行った。消化器内科と外科で診察を受け、内視鏡検査についての説明を聞いた。この日は心電図や肺機能検査、X線検査、CT,超音波などいろいろな検査をした。

直腸がんの疑いということで、4月11日に大腸の内視鏡検査などをやることになった。検査について詳しい説明をした小冊子を貰い、読んでおくように言われた。

 

 こんなことなら初めから市大病院に行って内視鏡検査を受ければよかったと思ったが、後の祭りであった。

 内視鏡検査も空腹にしておかなければならなかった。肛門から内視鏡を入れて大腸全体を調べるのでかなり時間がかかった。

 4月17日には鼻から通す胃カメラの検査もあった。喉を通すより楽だということであったが楽ではなかった。

 結果は4月20日に消化器内科と外科外来で聞いた。直腸がんでステージ2であった。手術についての説明を聞いた。切り取ることができないくらいなので、大腸の手術をして人工肛門になると言った。

とうとうがんにかかってしまったかと思った。でも,平静であった。この歳まで生きたし、高齢になればがんにかかるのは2人に一人だ。

2023年6月 4日 (日)

SNSの凄さを知った

 私はUTUBEは滅多に見ないが、UTUBEの威力を知る出来事があった。知人の河村光恵さんが、タラノ木を煎じたお茶を義母とご主人と長男に飲ませて末期ガンを直したという経験を「末期がんからの生還」という本にして知りあいなどに配っていた。それはかれこれ50年以上も昔の話しである。

 そしてタラノ木をガンにかかった人に勧める活動をして来た。その中でタラノ木茶を飲んでガンがよくなったという人が次々に出て来た。河村さんはそうした人の実例を加えて「末期がんからの生還」という本を補強したり、自筆の漫画を入れた本を作ったりしてきた

 そうしたことがガンの治癒に関するデータを集めている人の目にとまり「統合医療でがんに克つ」という雑誌にも掲載された。

 それを読んだミュージシャンの浅井しんや氏が、河村さんの自宅までやってきて、河村さんへのインタビューとがんサバイバー3人へのインタビューをした。そしてUTUBEにアップロードした。

 UTUBEでその動画を見たカンを患う人から河村さん宅へ電話がかかってくるようになった。北は北海道から南は沖縄まで全国から電話が来るようになった。しかも、朝早くから時には夜の12時頃でも電話があったという。休む間もないくらいで大変であったという。

 私が河村さんを訪ねた6月1日の午後も神奈川や群馬や四国などから電話が来ていた。河村さんはそれに丁寧に答えていた。

 その話を聞いてSNSの凄さを初めて知った。UTUBEだけでそんな風だからツイッターにも出せばとんでもないことになるかも?と思った。

 ちなみにUTUBEは、https://youtu.puVbP41PJH0

 「浅井しんや がん」でもヒットする。

2023年6月 3日 (土)

マイナ改正法案成立でガックリ!

 1日の朝日新聞によると、マイナンバー法など関連法改正案が31日、参院特別委員会で、可決された。反対したのは立憲民主党と共産党だけだ。2日の参院本会議で成立することになった。

 改正の柱は、現在の保険証を廃止し、「マイナ保険証」としてマイナカードに一体化することだ。私は健康保険証の廃止に反対であったが、残念でならない。

 来年2024年秋には健康保険証が廃止されることになるが、カードの申請・取得は義務ではないため、申請したくないひとや申請が困難な高齢者などには、「資格確認書」を健康保険組合などが発行するという。

 私はカードは作ってあるが、「資格確認書」は貰えるのであろうか。とにかく今回の改正は分からないことだらけである。共済組合に電話をしたら、まだ決まってないので答えられないとそっけない返事であった。

 新制度では、公的年金などの受給者は、政府からの通知に対して一定期間内に」拒否の意思表示をしないと、自動的にその講座をマイナンバーにひもづけるという。これもさっぱり理解できない。

 政府や自治体役所や共済組合などはよくわかるように説明をしてくれるのであろうか。

 国民の生活の根幹にかかわるころを決めてしまった自民・公明・維新・国民民主などには腹が立って仕方がない。

2023年6月 2日 (金)

NHKのニュースの報じ方への疑問

 31日の朝、スマホに着信音が2回続けてなった。何だろうと思って見たら、北朝鮮がミサイルを発射したのであった。

 しばらくしてテレビをつけNHKニュースを見たら、Jアラートが沖縄に出され、関連のニュースをやっていた。見ているうちに首相官邸に岸田首相が到着した画像になり、記者が声をかけていた。

 岸田首相は2本立っているマイクの前で記者の質問に答えて簡単に話した。ミサイルが発射されたことや詳しいことは分からないというようなことを言って、これから2階で対策会議をすると言った。

 そのあともNHKニュースを見ていたが、沖縄県庁からの中継とか石垣島からの中継とか韓国からの中継などがあった。その途中で、首相への記者の質問の場面を何回か繰り返して見せていた。何度も見せることがと思いながら見ていた。

 8時近くになると、官邸からの中継で女性記者が出ていたが、その記者も先ほどの首相が話したことを繰り返していた。それも3回ぐらいあったと思う。

 首相に記者が質問して答えたことを20分ぐらいの間に合計6回ぐらいやったが、まだ対策会議前の話しで詳しいことは何もわかっていないのにNHKはどうして何回も繰り返したのか。引き延ばすための時間稼ぎだったのか。NHKニュースのやり方に大きな疑問を感じた。

 そのあと羽鳥モーニングショウを5分ほど見たが、ミサイルがレーダーから消えたとか黄海に落下したようだなど視点が違っていた。

2023年6月 1日 (木)

首相長男の更迭

 岸田首相は29日に、政務担当の秘書官を務める長男翔太郎氏をやめさせることに決めた。事実上の更迭となると新聞は書くが、あまりにも遅すぎる。

 今年1月に首相の外国訪問に同行した際、大使館の公用車を使って観光名所をめぐったり、高級百貨店で土産物を購入したりしたが、首相は「公務」だとしてそのままにした。

 昨年末に首相公邸で親族らと「忘年会」を開いて記念撮影をしていたことが週刊文春で報じられた。首相は不適切な行為だったとして、厳しく注意したと説明したが処分や更迭は否定していた。

 それがここに来て、首相は記者団に「公的立場にある政務秘書官として不適切であり、けじめをつけるため、交代させることとした。任命責任は私自身にあり、重く受け止めている」と説明したが、自分の身内だからこそ厳しく事に当たるべきであって、あまりにも甘すぎたと言わざるを得ない。

 G7サミットで点数を稼いだとしている首相だが、世論調査でも内閣支持率が上昇している。そんななかで翔太郎氏問題が足を引っ張ることになしかねないと危惧したのであろう。

 6月1日付け退職になるので退職金やボーナスがネットでは問題視されているが、それは受け取らないという考えのようだ。いずれにせよ、首相はもっとしっかりとした人物を秘書官にすべきである。甘えて公私の区別もつけられないようは身内を任命したのが間違いであった。

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