首相長男の更迭
岸田首相は29日に、政務担当の秘書官を務める長男翔太郎氏をやめさせることに決めた。事実上の更迭となると新聞は書くが、あまりにも遅すぎる。
今年1月に首相の外国訪問に同行した際、大使館の公用車を使って観光名所をめぐったり、高級百貨店で土産物を購入したりしたが、首相は「公務」だとしてそのままにした。
昨年末に首相公邸で親族らと「忘年会」を開いて記念撮影をしていたことが週刊文春で報じられた。首相は不適切な行為だったとして、厳しく注意したと説明したが処分や更迭は否定していた。
それがここに来て、首相は記者団に「公的立場にある政務秘書官として不適切であり、けじめをつけるため、交代させることとした。任命責任は私自身にあり、重く受け止めている」と説明したが、自分の身内だからこそ厳しく事に当たるべきであって、あまりにも甘すぎたと言わざるを得ない。
G7サミットで点数を稼いだとしている首相だが、世論調査でも内閣支持率が上昇している。そんななかで翔太郎氏問題が足を引っ張ることになしかねないと危惧したのであろう。
6月1日付け退職になるので退職金やボーナスがネットでは問題視されているが、それは受け取らないという考えのようだ。いずれにせよ、首相はもっとしっかりとした人物を秘書官にすべきである。甘えて公私の区別もつけられないようは身内を任命したのが間違いであった。
« 悪夢の学徒動員、徴兵制 | トップページ | NHKのニュースの報じ方への疑問 »
「話題」カテゴリの記事
- 「世界的回転寿司人気の陰で」という番組を観て(2023.09.26)
- 食品 「値上げ疲れ」鮮明にという記事(2023.09.25)
- 彼岸花が咲いた(2023.09.22)
- 散髪代大幅値上げ!!(2023.08.28)
- ペット犬を飼う人がふえているようだが・・・(2023.08.12)
コメント