マイナ保険証でウソをついた岸田政権
マイナンバーカードや紐づけられたマイナンバー保険証に関係した重大な間違いが連日新聞やテレビで報道されている。
マイナンバーカードを普及させるためにエサとしてやっているマイナーポイント事業で、ポイントを別人に誤って付与する事例が全国90自治体で113件確認したと総務省が発表した。
ポイントを受け取れなかった人と、二重に受け取った人がいることになった。しかし、これらの人への対応については把握できていないという。
もっとけしからんのは、マイナンバー保険証で、別人の情報がひもづけられていたのが7300件もあったことだ。岸田政権はこの事実を2月に知っていたにもかかわらず、5月12日まで国会に説明していなかった。岸田政権は紙の健康保険証を廃止し、マイナンバー保険証にしようとマイナポイントをエサにしている。
すでに、病院にかかった場合、マイナー保険証を使うと安くなっている。「マイナンバー法等改定案」はすでに衆院を通過しているが、岸田政権は上記の別人の情報紐づけ事件をひた隠しにしていたのだ。そして河野デジタル相は「マイナンバーカードと健康保険証の一体化には様々なメリットがある」と強調していた。
河野大臣は紙の保険証で誤入力が起きているとして「そうしたことを防ぐ意味でもマイナンバーカードで多くの方に受診して頂くことが望ましい」と答弁した。
しかし、紙はダメだが、マイナカードの保険証なら誤入力は起きないというのは真っ赤なウソであったのだ。
私はもともと健康保険証とマイナカードは別にすべきだという考えであった。一緒にすると持って歩くのは非常に危険である。落とす心配の他に、聞くところによると、すれ違っただけで情報を読み取られるいう。
すでに法案は参院に回っているから絶対多数の与党によって可決されるのはまちがいないだろう。なんとか健康保険証は現行のままにできないものか。
どうせ一体化するなら、ポイントの期限が切れる5月末までにマイナ保険証にしようか迷っていたが、この事実を知ってやらないことにした。
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