初めて知ったムラサキカタバミという名
子どもの頃住んでいた南紀新宮には、道端などに四葉のクローバーのような葉をした植物が地べたいっぱいあり、薄紅色の花を咲かせていた。どこへ行っても見られた。この植物を茎から取って、葉と葉を絡み合わせて引っ張り切れたほうが負けという遊びをした。それで「相撲取り草」と呼んでいたが、本当の名はわからなかった。
大人になって名古屋に住むようになってからはあまり見なくなったが、たまに見かけると何という名前か知りたかった。
先日たまたま道端のコンクリートの間に見つけたので、グーグルカメラで撮って調べたら「ムラサキカタバミ」だと知った。80年以上も経ってやっと知ったのであった。
それでネットで調べたら、ムラサキカタバミの原産地は南アメリカ。 日本へは江戸時代の後期に観賞用として渡来、それが各地で野生化・繁殖した帰化植物とあった。カタバミの種類は何と約850種類もあるという。鑑賞用の花であったとはおどろいた。
名前の読み むらさきかたばみ。ききょうかたばみともいうようだ。繁殖力が強いので野生化したのであろう。この花を駆除するのは大変だという。要注意外来生物に指定されているそうだ。
ムラサキカタバミの花言葉には「心の輝き」「喜び」などで、「心の輝き」はカタバミが仏具や真鍮の鏡などを磨くために用いられ、「鏡草」とも呼ばれたことに由来しているという。鏡や仏具を磨くのに使われたとは驚きである。
またスペインやフランスで、カタバミは「ハレルヤ」と呼ばれているため、そこから「喜び」という花言葉が生まれたそうだ。花びらを閉じる際には、葉も半分に折りたたむようにして閉じていく。そこから「喜び」という花言葉が生まれたともいわれる。
子どもの頃実にありふれた雑草であったが調べてみるとなかなかいい花である。
13日に市役所近くで見つけた「オオキカタバミ」
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