英国王戴冠式
チャールズ英国王の戴冠式が行われた。傍らにはカミラ王妃が座っていた。ダイアナ妃と離婚していなければ…と思った。ウイリアム皇太子やヘンリー王子はどう思っているのだろう。
それにしても英国は面白い国だ。国王が不倫をしても許容されるのだ。ずっと以前にはエドワード8世の米国人シンプソン夫人との王冠をかけた恋があった。もし、それがなければ、エリザベス女王もチャールズ国王もなかったはずだ。
戴冠式にはカミラ王妃の前夫も招待されたという。本当におおらかな国だ。おおらかと言えば、戴冠式のパレードの沿線に、王制に反対する若い人たちのグループがいたことだ。「NOT MY KING」などのプラカードを掲げて声を上げていた。
英国王は大英帝国の王でもあり、カナダやオーストラリアやニュージーランドもその中にある。でも、オーストラリアなどは英国王をいだくことに反対の国もある。
英国は多宗教・多民族の国なので、それを反映した式典となったという。戴冠式用のロープをユダヤ教徒が、指輪をヒンドゥ教徒が、ブレスレットをイスラム教徒が、手袋をシーク教徒が国王の手元まで運んだという。いずれも上院議員たちだ。「あらゆる信仰の擁護者でありたい」と望む国王の意向だという。
聖書を読み上げる聖職者に女性が初めて登場した。聖歌もウエールズ語やスコットランドのゲール語、アイルランドのゲール語でも歌われた。多様性を重視するチャールズ国王の意向を忖度してのことのようだ。
かつて世界の中心と言われた英国だが、エリザベス女王の葬儀とチャールズ国王の戴冠式で大きな注目を集めた。
国王は関心が深いと言われる地球環境問題や宗教間の対話などにどのような持ち味をだしていくのであろう。
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