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2023年5月

2023年5月31日 (水)

悪夢の学徒動員、徴兵制

 28日、TBS系「サンデーモーニング」にこれまで見たことがないコメンテーター出演していた。日本学術会議前議長、京都大学前総長で総合地球環境学研究所所長の山極壽一氏だと出ていた。

 番組では、広島で行われたG7サミットについて取り上げた。その中で共同文書「広島ビジョン」について紹介した。「ロシアによる核兵器のいかなる使用も許されない」としただけで、すべての国を対象に「核の使用は許されない」という記述はなかった。

 それに関して山極氏は、昨年制定された国家安全保障戦略について話し、「言い方の問題だと思うんだけど、“日本を攻撃したら大変なことになると、相手国に思わせるような武力を持たなければならない”と明記してあるわけですよ。軍拡競争に参加するってことでしょ」と指摘した。

 そして、「私がすごく心配するのは、『自衛隊員の数を増強することはない』と書いてあるんだけど、戦争というのはロシアとウクライナの問題を見ても分かるように兵士の数の問題ですから、」と話した。

 続けて「いずれは学生が動員されるんじゃないか、これはすごく私は不安です」と懸念を示し、「学徒出陣という、負の歴史を背負う各大学はそのことを肝に銘じなければならない。学生を戦地に行かせることだけは決してしたくない」と太平洋戦争時の学徒動員を述べた。

 私の年代の者には戦時中の学徒動員はよくわかる。ただ、軍国教育を受けた子どもだったので素晴らしいことだとエールを送っていた。2度とあってはならないことだと考えるようになったのは戦後の平和教育を受けてからである。

 テレビでは自衛隊への志願者が減っていると言っていた。少子化や有効求人倍率が高いことが影響しているという。防衛省は採用年齢の引き上げをしたが苦戦しているそうだ。

 今のところは徴兵制度がないが、そのうちに徴兵制を作るかもしれない。戦前の反省の上に立って徴兵制度は作らせてはならないのだ。

2023年5月30日 (火)

小便を立ってするか座ってするか?

 昔は日本の便所には男性用の小便器が必ずあった。朝顔と呼ばれていたようで、レストランなどの男性トイレには「朝顔の外に零すな竿の露」とか「急ぐとも心静かに手を添えて外に漏らすな松茸の露」などというメッセージがはってあるところがあった。

 駅のトイレやスーパーのトイレなど公共の男性トイレを使うことがよくあるが、便器の外に一杯小便が溜まっているのを見る。いつもマナーが悪い人が多いなと思う。

 近頃は家庭のトイレは洋式便器が多くなり、しかも日本の場合は暖房水洗便座が多くなった。それで洋式便器で男性が小便をするとき、立ってするか座ってするかが問題となる。「笑点」では三遊亭小遊三がよく座ってやらないと奥さんに叱られると言っていた。

 その点は西洋でも同じらしく、ネットニュースを見ていたら、次のような記事があった。

 イギリスの世論調査会社ユーガブが、世界各国で男性の排尿時の姿勢を調査したところ、国や年齢層によって、座る人と座らない人の割合に大きな差があることが判明したというのだ。

% who sit down to pee "every" or "most times"

 ドイツ62%、スエーデン 50%、デンマーク 44%、オーストラリア 40%、フランス 35%、カナダ 34%、

スペイン 34%、イタリー 34%、ポーランド 27%、英国 24%、米国 23%、メキシコ 21%、シンガポール 20%、

 ドイツ人男性は座る派が一番多く、「いつも座る」が40%で「ほとんど座る」が22%となり、「絶対に座らない」は10%しかいなかった。

 ちなみに日本はこの調査にはないが、別の調査で70%とあった。日本はダントツで座ってする男性が多いようだ。

 座って排尿することは、男性の健康に良いという研究結果も出ている。ライデン大学医療センターの研究者によれば、座ると膀胱(ぼうこう)がより速く、より完全に空になるということだ。また、座るほうが静かな空間で一息つくことができ、考える時間も持てるため、精神衛生上良いという意見も多い。

 そう言えば日本にはトイレのことを「勘考場」ということがある。何かを考えるのによいという意味だ。日本人やドイツ人は考え事をする人が多いのか、はたまた家族思いが多いのか。

 私は立ってする。理由は座ってすると小便量が少なく、後で必ず立ってするとたくさん出るのだ。歳を取ってそういう生理現象になってしまったようだ。

2023年5月29日 (月)

ガムをかむか?

 27日の朝日新聞be between読者とつくる欄の記事は「最近、ガムをかんでますか?」であった。
かんでいるは32%、かんでないは68%でかんでない人が約7割もあった。

 ガムをかむ理由は、眠気覚ましが一番多く、くち寂しさを紛らわせたい、食後の歯磨きの代わり,口臭対策などが多い。

 かまない理由は、捨てる場所に困るが一番多く、歯の詰め物が取れる、おいしくおもわない、行儀が悪くみえる、飴キャンデーを選ぶなどが続いた。
戦後すぐアメリカの駐留軍の兵士がガムをかんでいて、子どもたちがガム頂戴とねだっていた。そしてガムが売られるようになり私もガムをかむようになった。風船ガムがはやったころがあり、みんなはガムをかんでプーっと膨らませていたときもあった。

 記事のよると、大手のが菓子製造会社がガムをつくるのをやめたという。ガムは人気がなくなったのだろうか。

 大学生の頃ガムをかむと頭に良いと言われたことがあって、それでガムを毎日かんでいたものであった。beの調査では、ガムをかむ理由の中に「脳を活性化したい」というのもあることはあった。私は今でもポケットにガムを入れているが最近はかんだことはない。 

 26日のNHK「所さん 事件ですよ」であるガムの会社がガムをかむことと頭髪の関係を研究していて、ガムをかむとすぐに頭皮の血行がよくなり、頭髪に良い刺激を与えることが分かったと言っていた。

 もっともガムでなくても、するめのような硬いものをかんでもよいそうで、私は酒の肴にスルメの割いたものを買って食べているのでそれもありのようだ。

2023年5月28日 (日)

マイナ保険証でウソをついた岸田政権

 マイナンバーカードや紐づけられたマイナンバー保険証に関係した重大な間違いが連日新聞やテレビで報道されている。
マイナンバーカードを普及させるためにエサとしてやっているマイナーポイント事業で、ポイントを別人に誤って付与する事例が全国90自治体で113件確認したと総務省が発表した。

 ポイントを受け取れなかった人と、二重に受け取った人がいることになった。しかし、これらの人への対応については把握できていないという。

 もっとけしからんのは、マイナンバー保険証で、別人の情報がひもづけられていたのが7300件もあったことだ。岸田政権はこの事実を2月に知っていたにもかかわらず、5月12日まで国会に説明していなかった。岸田政権は紙の健康保険証を廃止し、マイナンバー保険証にしようとマイナポイントをエサにしている。

 すでに、病院にかかった場合、マイナー保険証を使うと安くなっている。「マイナンバー法等改定案」はすでに衆院を通過しているが、岸田政権は上記の別人の情報紐づけ事件をひた隠しにしていたのだ。そして河野デジタル相は「マイナンバーカードと健康保険証の一体化には様々なメリットがある」と強調していた。

 河野大臣は紙の保険証で誤入力が起きているとして「そうしたことを防ぐ意味でもマイナンバーカードで多くの方に受診して頂くことが望ましい」と答弁した。

 しかし、紙はダメだが、マイナカードの保険証なら誤入力は起きないというのは真っ赤なウソであったのだ。

 私はもともと健康保険証とマイナカードは別にすべきだという考えであった。一緒にすると持って歩くのは非常に危険である。落とす心配の他に、聞くところによると、すれ違っただけで情報を読み取られるいう。

 すでに法案は参院に回っているから絶対多数の与党によって可決されるのはまちがいないだろう。なんとか健康保険証は現行のままにできないものか。
どうせ一体化するなら、ポイントの期限が切れる5月末までにマイナ保険証にしようか迷っていたが、この事実を知ってやらないことにした。

2023年5月27日 (土)

世界一小さい昆虫?を見た。

 25日の朝、ウオーキングから帰ってきて風呂に入ったときのことだ。湯船からでようとしたら湯船の縁にボールペンの先で付けたような黒い点があった。風呂はきれいに洗ってあるのに変だなあと思った。

 よく見ると、0.2mmもないぐらいの小さな黒い点は羽のある虫だと分かった。小さくても昆虫の仲間だろうと思った。足の数を数えた訳ではないが羽があったので勝手にそう思っただけだ。

 食事をしていると小さな虫が飛んでいたり、ヨーグルトの所に小さな昆虫を見ることはあるが、それらは風呂で見た黒い昆虫らしきものより大きい。

 黒い昆虫らしきものは風呂の戸が開いている隙間から入って来たのだろうが、それにしても餌になるようなものがない風呂場にどうして入って来たのかと思った。しかも湯が張ってある湯船の縁で私が湯船に浸かっていたのだ。風呂から出ようとしても慌てて逃げる様子もなかった。

 こんな小さな昆虫らしきものを見たのは88年の人生で初めてであった。それにしてもこの小さな昆虫らしきものは普段どこで生活をし、どこで繁殖をするのだろうと思った。羽があるから飛んで仲間や相手を見つけるのだろうが、繁殖するにはオスならばメス、メスならばオスを探さねばならない。たった1匹見ただけだがどこかにまだ仲間がいるのだろうと思った。

 更に思ったのは、この昆虫らしきものはどこかで調べられて記録されているのだろうかということだ。こんな小さな虫でも図鑑などにあるのか。名和昆虫研究所に把握されているのだろうかと思った。

 ネットで調べたら、ギネスブックにある一番小さい昆虫は0.2mmだとあった。また別の所には「世界最小の昆虫」とう異名を持つ種は、北米に生息する体長0.139mmのホソハネコバチの一種とあった。

 私が見たのは一体何という昆虫?なのだろう。新種なのか?

2023年5月26日 (金)

180度変わった紫外線の見方

 今年の5月は暑い日が多い。それでNHKトリセツショーや民放の羽鳥モーニングショーなどで「紫外線」について取り上げていた。羽鳥モーニングショーでは1日に浴びる紫外線の許容量は、半袖のシャツ半パンツの場合8分間だと言っていた。それ以上になると紫外線の影響を受けるというのだ。

 NHKトリセツショーでは紫外線対策のためのクリームの塗り方をやっていた。何でもクルクルと指で輪を描くように塗るとよいそうだ。羽鳥モーニングショーでは1日に何回も塗るように勧めていた。

 私はこれまでの人生で紫外線について一度も気にしたことはなかった。日焼け止めのクリームも買ったことがない。

 オーストラリアに行ったとき、現地の人たちは日焼け止めクリームを持参してこまめに塗っていたが、それを見て白色人種だから日焼けしやすいのだろうと思っていた。

 私が子どもの頃は戦時中であったが、夏には真っ黒に日焼けすることが勧められていた。戦後も同じであった。私の住んでいた南紀新宮は川や海に近く、夏の間は毎日川や海に行き体を焼いていた。体を「焼く」と言っていた。友達と競って焼いていたものであった。一日中裸で陽を浴びるので、最初の3日間くらいは皮膚が赤くなって、寝る時ひりひりと痛かった。赤いのがなくなって黒くなると皮膚はなんともなかった。

 2学期が始まると学校では誰が一番黒いか競い合った。先生も黒いのを誉めそやした。

 私が教員になった頃でも夏休みに体を黒く焼くことは勧められていた。紫外線は身体を黒くして健康で丈夫にすると言われていたのだ。今とは真逆であった。

 私は成長する過程でも、大人になってからでも、紫外線で焼いたので、高齢になった今、顔や胸などに茶色いシミがある。胸は見えないのでよいが顔は目立つので困っている。

 紫外線が良くないと言われるようになったのはいつ頃からだろうか。今の学校では日焼け止め対策などを指導しているのだろうか。

2023年5月25日 (木)

郵貯銀行のATMでの送金に気を付けよう

 郵貯銀行のATMで払込書を使って送金をした。最初は自分の送金を貯金通帳を使って送金したが、払込料金は先方負担なので問題なく無料で送金できた。

 次に、妻に頼まれた分を払込書を使って現金で送金した。1480円送るのだが金額が不足と出た。おかしいなと思いながら不足分を足して送金した。出て来た領収書を見ると、手数料110円が加算されていた。

 驚いてスタッフに尋ねたら、現金で送ると手数料が110円かかるのだと言った。いつもは通帳で送っていたので手数料はかからなかったので、現金の場合は手数料がかかることを知らなかったのだ。

 それにしても現金で送金すると手数料がかかるのが理解できない。素人考えでは通帳やキャッシュカードを使った方が面倒だと思うのだが。現金だとどうして煩瑣になるというのだろう。

 郵貯銀行はATM利用で硬貨を引き出すと高い手数料をとるようになったが、払込みも気をつけなかればならない。たった1480円の送金で110円の手数料はべらぼうだ。郵貯銀行に100万円預けても利息はほぼゼロなのだ。がめついとしか言いようがない。こんなことならコンビニで送金をすればよかったと後悔している。

2023年5月24日 (水)

名言を思いついたと思ったのだが

 毎朝ウオーキングに出かける時、空の様子を見る。歩いている間、空の変化していくのを見ている。また、買い物に行くときなども空の雲の様子を眺める。面白い形の雲が見られると嬉しい。

 雲の形はすぐに変化をする。だから写真に撮ろうと思うと、すぐに撮らないと形が変わってしまう。

 この数日のことである。いつものように空を見ながらウオーキングをしていたら、「雲は空に描かれた絵」というコトバが浮かんだ。なかなかいいコトバを思いついたと思った。

 次の日もまたウオーキングをしていて「雲は空に描いた絵である」というコトバが浮かび、こちらの方がいいなと思った。

 その次の日、今度は雲を眺めながら歩いていて「雲は空に風が描いた絵だ」というコトバが浮かんだ。絵を描くにはそれを描く人がいるはずだと思ったのだ。空に絵を描けるのは風しかいないと思ったのだ。我ながら名言!と思った。

 でも、家に帰ってこの名言は誰かが言ったコトバかもしれないと思った。それでチャットGPTに調べさせようと思いついた。調べてみたら、次の回答がでた。

「『雲は、空に風が描いた絵である』という言葉は、フランスの詩人であり作家であるシャルル・ボードレール(Charles Baudelaire)によって言われたとされています。彼は19世紀に活動し、詩集『悪の華』などで知られています。ただし、この言葉の正確な出典や詳細な文脈については、明確に特定されていない場合もあります。」

 我ながら名言を思いついたと思ったのだが、それを言った人がいたのだ。ただ、不思議なのは自分に名言を聞いた覚えがないし、なぜ、突然頭に浮かんだのかも分からない。それに3日間もかけて言葉を修正しているのも奇妙である。
無意識のなせる技か、それともたまたま自分が思いついたコトバと一致したのか。

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                 上の写真の空が1時間ほどで変わった

2023年5月23日 (火)

G7広島ビジョンをめぐって

 核兵器についての「広島ビジョン」について、どのように報じられているかネットで調べた。

 毎日新聞は 核兵器廃絶を目指す「カクワカ広島」という若者の団体を取り上げた。「核軍縮に焦点を当てたG7サミットの首脳声明『広島ビジョン』が発表されました。率直なところ、内容に驚きはありませんでした。残念なのは、せっかく首脳たちが広島に来て平和記念公園を訪れ、原爆資料館を視察し、さらに被爆者の小倉桂子さんとの対話もしたのに、声明には『被爆者』という言葉がどこにもなかったことです。被爆者という言葉なくして核廃絶を語るのは難しいと思います。広島に来て、見て、聞いたことが文書に反映されていない。首脳たちがどう感じたかが出てきてこそ説得力が出ると思うのですが、これならば広島に来なくても発することができた内容です。」
 

 「広島で開かれなくてもできた内容だ」というのはその通りだ。聞く耳を持つと自称する岸田首相はよく聞くべきだ。

 日経新聞は簡単に「広島ビジョンとは 核抑止・核軍縮の両立探る」としただけだ。

 中国新聞は地元だけに次のように報じた。
 

 「先進7カ国(G7)の首脳たちが19日に合意した『広島ビジョン』は、サミットでは初の核軍縮に特化した文書だ。それ自体は評価すべきだが、肝心の中身は自分たちの核保有・核依存を堅持したに等しく、被爆地広島にとって受け入れがたい。
G7メンバーの米英仏の核は不問に付している。4月のG7外相会合を踏襲し、核兵器は『防衛目的のために役割を果たし、戦争および威圧を防止すべき』と主張。核兵器は役に立つ、核抑止は必要―。そう再確認した形だ。」

時事通信のインタビュー

(ICAN)のダニエル・ホグスタ暫定事務局長は、先進7カ国首脳会議(G7サミット)で19日に発表された核軍縮に向けた声明「G7首脳広島ビジョン」について「新しい内容がなく期待外れ」と厳しく批判した。時事通信とのインタビューで語った。
 

 ホグスタ氏は、被爆地の広島にG7首脳が集まったことを評価しつつ、「平和記念資料館や被爆者との面会で感じたことがあるはずだが、声明に全く反映されていない」と指摘。「写真を撮って献花するだけでは意味がない」と嘆いた。

 朝日新聞は22日朝刊の社会面で平岡元広島市長を取り上げた。

 1991年から2期8年にわたって広島市長を務めた平岡敬さん(95)は「岸田首相は、ヒロシマの願いを踏みにじった。」と憤りを隠さない。「広島に集まるならば核を全否定し、平和構築に向けた議論をすべきだった」しかし、G7首脳が19日に出した核軍縮・核不拡散に関する「広島ビジョン」では、核抑止力維持の重要性が強調された。「一貫して核と戦争を否定してきた広島が、その舞台として利用された。議長国・日本の岸田首相は罪深い」と指摘する。
 

 朝日新聞によると、カナダ在住のサーロー節子さんは、G7首脳声明を読み失望した。「これだけしか書けないのか。死者に対しての侮辱だ」。核兵器禁止条約についても一言も触れなかった。「サミットは大変な失敗でした」と述べた。
 

 核禁止を目指すべきなのに、核抑止力についても両論併記され、むしろ抑止力が強調された感がある。G7には米国など核を保有する国があるとはいえ、残念である。議長国の日本は米国の核の傘の下にあり、核禁兵器止条約の批准もできていない。
被爆地広島でG7を開いた、平和記念資料館を視察した、慰霊碑に献花をしたというだけでは広島まできた意味がないといえよう。

2023年5月22日 (月)

G7首脳の原爆資料館訪問

 主要7カ国首脳会議が岸田首相の広島で始まった。首脳らは原爆資料館をそろって訪問した。岸田首相が「被爆の実相」を伝える展示について説明したという。首脳らの表情は険しく、厳粛な表情だったという。朝日新聞は「首脳らは被爆地で開くサミットで『核兵器のない世界』の実現に向けて取り組む姿勢をアピールした形だ」と報じた。

 残念なのは原爆を投下した米国のバイデン大統領や核保有国の英仏首脳への配慮から、具体的な視察の内容やどんな展示を見たかは非公表とされたことだ。

 原爆資料館には約40分滞在し、そろって出てくるところがテレビで映された。そのあと慰霊碑に行き献花をする様子や記念撮影や広島市長から原爆ドームの説明を受ける様子などがテレビで放送された。

 G7首脳らが原爆資料館したことや慰霊碑に献花したことなどから始待ったことは良かったと思う。何を見てどう感じたかを知る由もないが、見たこと感じたことで核なき世界にしようと行動するきっかけになればと思う。

 核のない世界を作ることは核を作った人類の責任である。この地球は人類だけのものではないのだ。地球には他の星にはない多様な生物が生きているのだ。それらの生物たちにも影響するのだ。

 理不尽なロシアによるウクライナ侵攻が続いており、ロシアは核兵器の使用も辞さないと脅している。地上から核がなくなるまで、NO MORE HIROSIMA, NO MORE NAGASAKIを叫び続けなければならない。

2023年5月21日 (日)

デイサービスでボランティア

 マジックの知人に誘われて天白区にある小規模デイサービスにマジックボランティアで行った。ボランディアは他にハーモニカをやる人が2人と腹話術をやる人が1人でみんなで4人であった。

 最初にハーモニカボランティアがやった。高齢者が知っているような昔の歌の歌詞を用意してきて、ハーモニカの演奏で利用者さんたちが歌った。荒城の月、長崎物語、異国の丘、東京音頭などであった。演奏はなかなか上手であった。


 次がマジックで私の出番であった。RINNG OF ROPE,猿蟹合戦、。紅白レコード、新聞からシルク、などをやった。
高齢の利用者ばかりなので、説明をしながらやった。他に参加型のマジックとして1~15の中から選んだ数を当てる、みなさんの問題、矢印の方向をやった。

 ノリノリのご婦人がいてやりやすかったし、みんなが不思議がってくれたのでよかった。

 最後は腹話術のボランティアの人がやった。可愛い男の子の人形を抱いての腹話術で利用者を巻き込んでやっていた。

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2023年5月20日 (土)

ジャニー―喜多川氏の性加虐問題

 ジャニーズ事務所創業者ジャニー喜多川氏による所属タレントへの性虐待について、被害を受けた元ジャニーズJrからの告発が相次いでいる。ここに来てNHKも17日のクローズアップ現代でジャニーズと性加害問題を取り上げていた。そこでは被害者が出て証言をしていた。

 この問題の発端は、3月に報道された英国のBBCのドキュメンタリ番組だという。そこでは複数の元ジャニーズJrが10代の頃、ジャニーズ氏による性加害を受けたと証言したという。

 日本では週刊文春が99年10月からジャニー氏による性虐待を追及してきた。その手口は履歴書をジャニー氏が見て、気に入った子を合宿所という自宅に泊まらせ、好き放題にさせたあと、マッサージをすることを口実にして身体を触り、その流れで性行為に及んだのだという。そして翌朝1万円を渡したという。

 ジャニー氏は妻のメリー氏と共にジャニー事務所の絶対的権力者で、それに逆らうことはできない状況であったのだ。

 ジャニーズ事務所が文芸春秋を相手に、名誉棄損の民事訴訟を起こしたが、03年の東京高裁判決は「原告喜多川が、少年たちが逆らえばステージの立ち位置が悪くなったり、デビューできなくなるという抗拒不能な状態にあるのに乗じ、セクハラ行為をしているとの本件記事は、その重要な部分について真実であると認定、04年に確定した。この点についてはクローズアップ現代でも取り上げていた。

 驚いたことにジャニー喜多川氏の性虐待は判決後も続いていたのである。

 ジャニー喜多川氏の地位利用したやり口は実に汚い。喜多川氏は妻がいるのに、若い男の子を好むというのはバイセクシャルなのか。

 この問題について14日ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子社長のお騒がせしておりますという動画と社長名の書面をサイトに公開した。しかし、ジャニー喜多川氏が死んでいるので正逆亭の事実認定は「容易ではない」と認めなかった。知らぬ存ぜぬを通すようだ。しかし、この問題は、徹底的に実態を解明することが大事である。

2023年5月19日 (金)

1日2食で十分

 私は60歳で定年退職後1日2食にしている。それを27年間続けているが何の不自由もない。体重はほぼ一定に保っている。一日2食だと妻が食事を作る手間が1回分省ける。

カ ロリーの計算はしたことがないので分からないが、痩せることもないし動けないこともないので問題はないと思っている。

 世間には朝食を食べよとか3食摂れという人もいるが、3食食べるようになったのはいつ頃からか、チャットGPTで調べたら、次の様な回答があった。


 日本人が1日3食を食べるようになったのは、明治時代(1868年〜1912年)以降の近代化の過程でした。明治時代になると、西洋の文化や習慣が日本にも導入され、食事スタイルも変化しました。それまでは主に2食(朝食と夕食)が一般的でしたが、明治時代には欧米の3食制が導入され、日本人の食事パターンも変化していきました。

 明治時代以降、日本の都市部では西洋の生活様式が広まり、労働者や学生などが外で働くことが増えました。このため、1日3食を摂ることが必要とされるようになりました。また、食品の供給や流通の改善により、食材の入手が容易になり、食事のバリエーションも増えました。

 ただし、地方や農村地域では、昔から2食や1食で済ませる習慣が残っている地域もあります。食事のパターンは地域や個人の生活環境によって異なる場合もあるため、一概にすべての日本人が1日3食を摂るようになったとは言えませんが、明治時代以降、日本での1日3食の摂取が一般的になったとされています。

 西洋文化や習慣がもたらしたものであったのだ。それを習慣的に続けて来ただけなのだ。高齢になるとエネルギーの必要性も少なくなるし、若いときとちがって食べる量も減る。だから1日2食で足りているのだと思う。ちなみに私は間食はあまりしない。

2023年5月18日 (木)

山崎川のオオキンケイギク

 今、山崎川の所々にオオキンケイギクの黄色い花が咲いている。ところがその前に「オオキンケイギクを抜いています。ボランティアグループ」という張り紙がしてあった。

 オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月~7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせる。強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていた。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまう。それで平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止された。

 山崎川の上流の川名の近くの岸にはオオキンケイギクが一面に群生しているところがある。とてもきれいである。

 昔岐阜の木曾三川公園に行ったとき、セオオキンケイギクが見渡す限りに咲いているのを見たことがある。黄色い花はじつにきれいであった。オオキンケイギクは駆除されただろうか。

 山崎川のオオキンケイギクはその後もまだ残っている。いつ引き抜くのであろうか。花がある程度終わってからだろうか。そうだとすると種が広がるのではないか。オオキンケイギクを繁茂させないようにするためには、種子を地面に落とさない、もしくは種子が付く前に引き抜いて駆除を行うことが大切なのだ。

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2023年5月17日 (水)

旧統一教会の合同結婚式と献金

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が7日、韓国で合同結婚式を開いたとテレビが報道した。教団によると日本からも約550人参加し、世界56カ国から約2600人が参加したという。

 合同結婚式だけでなく、韓鶴子総裁の80歳の誕生を祝うための行事が連日行われたという。

 安倍元首相を殺害した事件で日本では統一教会が表にでて批判されているが、相変わらず活発な活動を続けているようだ。
大規模な合同結婚式も教会の勢力を誇示するものである。また天苑宮という大理石の白亜の大殿堂を建設したが、その資金500億円はほとんど日本から集めてものだという。相変わらず献金活動が行われているようだが、不思議なことに献金はこれまでと同じように日本からである。世界56カ国に信者がいるのに韓国も含めて多額の献金をしているのは日本人だけというのはどういうことなのか。

 献金はノルマではなくあくまでも信者の意思だと教会幹部は言っているが、自分の生活を破綻させてまで巨額の献金をするのは全く理解できない。天の父母様の声だというが、父とは教祖文鮮明、母とは韓鶴子総裁のことだろう。

 日本は戦前に朝鮮に多大の損害を与えたので日本人から金を取り上げるのは当然だという理屈のようだ。しかし自分の生活を破綻させてまで献金したり教団のための資金稼ぎの活動をする気持ちが分からない。どのようにしてそこまで洗脳するのか。

 参考 ネットには次のような記事があった。合同結婚式をする理由がよくわかる。

 ルーツは小さなセックス教団

 米国政界に影響を及ぼすほどになった統一教会だが、KCIAと結び付く以前は小さな「セックス教団」に過ぎなかった。教義の根幹は「文鮮明が女性信者とセックスをして血を清める」という驚くべきものである。このことは側近だった朴正華(パク・チョンファ)氏が告発本『六マリアの悲劇』(恒友出版、1993年)に記している。同書を参照し、統一教会の教義の根幹を紹介する。

 人には原罪がある。これはキリスト教の教えと同じだが、統一教会は、原罪を清めるためには「文鮮明とセックスしないといけない」という意味不明な教義となってしまう。これには補足が必要だろう。

 旧約聖書では、神様が最初に誕生させたアダムとエバ(イブ)は楽園「エデンの園」で暮らしていた。「善悪を知る知恵の木の実は食べないように」と言われていたが、あるときヘビにそそのかされて禁断の果実を食べてしまう。これが人類の「原罪」である。

 文鮮明氏はその解釈を利用する。実はそのヘビというのが「サタン(悪魔)」であり、エバはサタンの誘惑に負け、肉体関係を持ってしまったというのだ。エバはサタンの血で汚れた身体のまま夫のアダムともセックスしたため、人類は悪魔の血を引くこととなった。

 悪魔に奪われたエバを取り戻す使命を果たせなかったイエス・キリストに代わって、文鮮明氏は「再臨メシア」として神によって送り出され、母であるマリアを含む「6人のマリア=6人の人妻」の血を3回のセックスによって清めることで浄化が広がっていく、という理屈なのだ。そうして文鮮明氏は多くの女性信者とセックスし、財産をも奪い取ったとされていたのである。

 やがて、「血わけの儀式」は、教祖との直接的なセックスから、教祖が選んだ信者同士の結婚によって汚れを浄化するという理屈に変わり、統一教会の象徴ともいえる「合同結婚式」が誕生したのである。

2023年5月16日 (火)

岸田首相が載ったタイム誌表紙問題

 有名人の写真を表紙に載せることで知られる米国のタイム誌が岸田首相を載せたが、そこに次のようなキャプションをつけている。

JAPAN'S CHOICE 


  PRIME MINISTER FUMIO KISIDA WANTS TO ABANDON DECADES OF PACIFISM_AND MAKE HIS COUNTRY A TRUE MILITARY POWER
(岸田首相は何十年も続いた平和主義を捨て、日本を真の軍事大国にすることを望んでいる)
 

 記事の中でタイムは「日本の選択」というタイトルの記事で「世界3位の経済大国に見合った軍事的影響力を持つ国にしようとしている」と伝えた。
 

 そして、日本の軍事力強化を巡る論争が大きいと指摘した。「日本の『平和憲法』(9条で軍隊保有禁止など規定したことから付けられた別称)と相反しているうえに、日本の防衛力の増強が地域の安全保障状況を悪化させかねないという意見もある」と評価した。
 

 このタイム誌の表紙問題は、日本のメディアが取り上げたが、「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では辛坊キャスターが「これはいかん」と述べたという。羽鳥モーンイングショーやサンデーモーニングでは事実を伝えただけであった。

 この表紙について、外務省は岸田首相の記事を掲載した米国時事週刊誌「タイム」に対して「題名と内容が違う」として異議を伝えたという。

 私はタイムのキャプションは真実を伝えていてよかったと思う。岸田首相は防衛費を大幅に増額し、国民生活をよくするためには金を使っていないし、トマホークを買って米国を喜ばせ、反撃能力を向上させたと言っているのだ。

 安倍首相以来閣議決定という姑息な手段で専守防衛と平和憲法をないがしろにしてきたが、岸田首相はその仕上げをしようとしているのだ。タイム誌はよくぞ言ってくれたと言いたい。

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2023年5月15日 (月)

実に不思議な夢を見た

 変った夢をよく見るが、12日の夜に見た夢は実に不思議であった。それは「テルマエロマエ」というコトバが出てきたのだ。このコトバが7つぐらい並んでいた。見たことも聞いたこともないコトバなので調べようとするのだが、夢の中では調べられなかった。夢はそのコトバだけで続いていた。朝目が覚めたときその言葉を忘れないように覚えて置いた。そして時間の余裕ができたとき、スマホのチャットGPTにその言葉を入れて尋ねた。

 「『テルマエ・ロマエ』とは、ヤマザキマリによって創作された日本の漫画作品です。物語は、ローマ時代の古代ローマと現代の日本を舞台にして展開されます。
 

 主人公であるルシウス・モデストゥスは、古代ローマの浴場設計士です。彼はある日、浴場での突然の事故によってタイムスリップし、現代の日本の公衆浴場に現れます。そこでルシウスは、現代の日本の浴場文化や技術に驚きながらも、そのアイデアを古代ローマに持ち帰り、浴場の改良や発展に貢献していくというストーリーが展開されます。
 

 この作品は、古代ローマの歴史や文化と現代の日本の風習を巧みに組み合わせたユニークなコンセプトが話題となりました。また、歴史や建築、風呂文化などの要素をユーモラスに描いた作風も人気を博しました。

 『テルマエ・ロマエ』は、コミックスとして連載されたほか、アニメ化や映画化もされました。その独特な設定や斬新なストーリーが、多くの人々に楽しまれた作品です。」と出た。
 

 私はヤマザキマリはイタリアに住んでいる漫画家で今は日本に来ているというという程度のことしか知らない。私は漫画は読まないのでどんな作品を書いているのか全く知らない。ましてや「テルマエ ロマエ」など知る由もなかった。それなのにそのコトバが突如夢に現れたのである。

 いったいいつどこで「テルマエ ロマエ」がインプットされたのだろう。全く心当たりがなく不思議でならない。

2023年5月14日 (日)

初めて知ったムラサキカタバミという名

 子どもの頃住んでいた南紀新宮には、道端などに四葉のクローバーのような葉をした植物が地べたいっぱいあり、薄紅色の花を咲かせていた。どこへ行っても見られた。この植物を茎から取って、葉と葉を絡み合わせて引っ張り切れたほうが負けという遊びをした。それで「相撲取り草」と呼んでいたが、本当の名はわからなかった。

 大人になって名古屋に住むようになってからはあまり見なくなったが、たまに見かけると何という名前か知りたかった。

 先日たまたま道端のコンクリートの間に見つけたので、グーグルカメラで撮って調べたら「ムラサキカタバミ」だと知った。80年以上も経ってやっと知ったのであった。

 それでネットで調べたら、ムラサキカタバミの原産地は南アメリカ。 日本へは江戸時代の後期に観賞用として渡来、それが各地で野生化・繁殖した帰化植物とあった。カタバミの種類は何と約850種類もあるという。鑑賞用の花であったとはおどろいた。

 名前の読み むらさきかたばみ。ききょうかたばみともいうようだ。繁殖力が強いので野生化したのであろう。この花を駆除するのは大変だという。要注意外来生物に指定されているそうだ。

 ムラサキカタバミの花言葉には「心の輝き」「喜び」などで、「心の輝き」はカタバミが仏具や真鍮の鏡などを磨くために用いられ、「鏡草」とも呼ばれたことに由来しているという。鏡や仏具を磨くのに使われたとは驚きである。

 またスペインやフランスで、カタバミは「ハレルヤ」と呼ばれているため、そこから「喜び」という花言葉が生まれたそうだ。花びらを閉じる際には、葉も半分に折りたたむようにして閉じていく。そこから「喜び」という花言葉が生まれたともいわれる。

 子どもの頃実にありふれた雑草であったが調べてみるとなかなかいい花である。

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    13日に市役所近くで見つけた「オオキカタバミ」

2023年5月13日 (土)

コーヒーとガンの関係の研究

 近藤誠著の「がんの逆襲」の最後は、コーヒーとがんの関係について書かれている。日本ではコーヒーが好きな人が多い。「お茶にしよう」はコーヒーのことである。私は毎朝の食事がパンなのでコーヒーを飲む。

 コーヒーについては、これまで「よい」というのと「悪い」というのが交互にあったが、最近は1日に4~5杯程度のコーヒは健康に良いということになっている。

 近藤医師は次のように書いている。「コーヒーは発がん物質が検出されていないだけでなく、数ある飲み物の中で『がんを遠ざける可能性が高い』という論文が最も数多く発表されている」と。
 

 日米の大規模調査の結果は「コーヒー好きは肝臓がん、大腸がんが少ない」そうだ。
 

 WHOも2016年に「コーヒーについての、25年にわたる千以上の論文を再調査した。コーヒーに発がん性は認められず、、むしろ20以上のがんのリスクを減らすことが期待できる」と発表したという。

 日本の国立がん研究センターは、全国の40~69歳の男女約9万人にヒヤリングをし、その後の体調を約19年追った。そして「コーヒーを1日に3~4杯飲む人の肝臓がんの発症率は、飲まない人の1/4。抗炎症成分などがC型肝炎の進行を抑え、肝臓がんへの移行を食い止めると考えられる」とした。

 また、岐阜大学グループが行った、住民3万人の大規模調査「高山スタディ」であ、大腸がんリスクを減らすコーヒーの効果が、女性で強くでたそうだ。

 海外では、北イスラエルの大腸がんの男女5100人以上と、大腸がんにかかったことのない男女4000人の食習慣、運動量、喫煙の有無などを比較した研究がある。

 「エスプレッソ、インスタントコーヒー、ノンカフェインなど、どんな種類のコーヒーでも、1日に2.5杯以上飲む人は、飲まない人よりも大腸がんのリスクが50%減少」としている。

 コーヒーはガンの予防効果があるようだが、ガンにかかってしまった人にはどうなのだろう。がんの進行をおさえるのだろうか?


2023年5月12日 (金)

博物館浴という記事

 9日の朝日新聞に興味深い記事があった。タイトルは「『博物館浴』に癒し効果?」としてあった。「浴」という字が使われていることに?と感じたが、森林浴のように使っているようだ。

 博物館や美術館で感じる”癒し”を、科学的に解明してメンタルヘルスケアに役立てようというだそうだ。

 「『博物館浴は若者のメンタルヘルス支援に効果があるのか?」というテーマで、6日に実証実験が名古屋大学博物館でおこなわれた。博物館浴を研究する九州産業大学緒方泉教授と、名大博物館特任助教の梅村綾子さんが講師をつとめ、名大や南山大の学生・院生8人が参加したという。
 

 博物館の展示鑑賞の前後に血圧や心拍数などの生理測定を、心理テストによる心理測定をした。

 緒方教授がまとめた報告書によると、鑑賞後は「怒り」「抑うつ」「緊張」など、ネガティブな状況が下がり、ポジティブな「活気」の数値は上昇した。血圧も3回目の測定で正常値に近づいたそうだ。

 博物館や美術館は知的な刺激や学びなどのために訪れる。私は海外旅行のときも必ず現地の博物館や美術館を見に行くのを楽しみにしている。日本ではなかなか見られない世界的に有名な画家の作品や大英博物館の様にエジプトから持ってきたもの、ボストン美術館では日本の浮世絵などが見られた。

 そうしたとき満足した気分になるが、癒し効果のことは知らなかった。今回の記事で初めて知ったことで、知らないままに癒しを得ていたということか。

 博物館浴は、英国など欧米が先行して研究が進んでいるという。欧米では、心身の健康と幸福感をもたらす資源としてとらえ、価値が見直されているそうだ。

 名古屋では毎日どこかで個人やグループによるさまざまな展覧会が開かれている。そうした展覧会を見ても同じ効果があるのだろうか。博物館浴というと博物館に限定された印象を受けるがもっと良い表現はないものだろうか。「〇〇鑑賞浴」のように。

2023年5月11日 (木)

ロシアの対独戦勝記念日

 ロシアはウクライナ侵攻後2回目の対独戦勝記念日を迎えた。赤の広場でどのような規模で行われ、プーチンがどの様な演説をするのか注目された。
 

 ウクライナ侵攻の真っただ中、軍事パレードの規模は縮小され、戦車はたった1台であった。
 

 プーチンは演説の中で「米欧の野心や傲慢さがウクライナ国民の悲劇を招いた」と述べ、責任は米欧にあると決めつけた。また、ロシアでは「特別軍事作戦」と言っていたのを「再び我々の祖国に真の戦争が始められた」と強調、「戦争」という言葉を使った。
 

 「再び」というのは、かつてのナチスドイツによって起こされた戦争を指すのであろう。旧ソ連がナチスドイツを打ち負かしたのは素晴らしい歴史に残る戦争であった。しかし、今プーチンが命令し、ロシアがウクライナを侵攻して、ウクライナ国内を勝手気ままに破壊しつくしているのは、あのヒトラーのナチスドイツと同じではないのか。
 

 「祖国を守る戦いは常に神聖であった。祖国への愛ほど強いものはこの世に存在しない」と強調したが、ロシア国民の多くはそれをまともに受け止めたのであろうか。そしてウクライナ侵攻を続けるのであろうか。
 

 プーチンはウクライナ国民を守るための戦いだというが誰が見ても全くのウソである。独裁者はみなウソを平気でついて国民を駆り立てる。
 

 歴史はプーチンをヒトラーと同じ極悪人だと位置づけるであろう。しかし、現実はロシアに仕掛けられた戦争が続いていて、プーチンは正当化に躍起となっている。
 

 プーチンは徹底した弾圧で侵攻への反対の声を封じ込めようとしているが、クレムリンへのドローン攻撃など、プーチンが怖れていることが起き始めている。そうしたロシア国内の動きに期待をした。
 

 国連がロシアのウクライナ侵攻に何もできない機能不全の今、来るG7など国際社会で声をあげてプーチンを追い込むしかないのではないか。

2023年5月10日 (水)

新型コロナウイルスが5類へ

 8日から新型コロナウイルス感染症が感染症法上の「5類」に引き下げられた。感染症対策は個人の判断に委ねられ、患者は幅広い医療機関で受け入れる。テレビではマスクを外した保育園とかコンビニなどを取り上げていたが、中には個人の判断に任せたり、客商売だからとマスクを付けている店もあるようだ。
 

 この日行った食品スーパーでは店員もマスクをしていなかったが、アルコールは置いてあった。客はマスクをしている人やしていない人など様々であった。私はマスクはしなかった。
 

 コーラスで生涯教育センターへ行ったら、消毒のアルコールもなく、マスク着用という掲示もなかった。スタッフもマスクをしていなかった。コーラスなので、リーダーはまだ当分はマスクかフェイスシールドをしようと言った。それで私たちはそれに従って練習をした。
 

 新規感染者数は国が全数を毎日把握して公表するのをやめ、全国約5千の医療機関からの週1回の「定点報告」となるという。急激に増加したときはどうするのだろうと思うが、その時は緊急に知らせるのだろうか。
 

 厚労省のデータによると、国内の1日の新規感染者数(7日平均)は、「第8波」のピークだった1月中旬の約18万人から3月には6000人台に減少したが、4月に再び増加傾向となり、月末には1万人を超えたという。
 

 テレビで見ると、観光地は各地とも物凄い混雑である。また外国からの観光客も増加しているようだ。WHOはコロナ緊急事態宣言を終了した。3年前の生活に戻っていくのだろうが、コロナがまた暴れださないことを願っている。

2023年5月 9日 (火)

英国王戴冠式

 チャールズ英国王の戴冠式が行われた。傍らにはカミラ王妃が座っていた。ダイアナ妃と離婚していなければ…と思った。ウイリアム皇太子やヘンリー王子はどう思っているのだろう。

 それにしても英国は面白い国だ。国王が不倫をしても許容されるのだ。ずっと以前にはエドワード8世の米国人シンプソン夫人との王冠をかけた恋があった。もし、それがなければ、エリザベス女王もチャールズ国王もなかったはずだ。

 戴冠式にはカミラ王妃の前夫も招待されたという。本当におおらかな国だ。おおらかと言えば、戴冠式のパレードの沿線に、王制に反対する若い人たちのグループがいたことだ。「NOT MY KING」などのプラカードを掲げて声を上げていた。

 英国王は大英帝国の王でもあり、カナダやオーストラリアやニュージーランドもその中にある。でも、オーストラリアなどは英国王をいだくことに反対の国もある。

 英国は多宗教・多民族の国なので、それを反映した式典となったという。戴冠式用のロープをユダヤ教徒が、指輪をヒンドゥ教徒が、ブレスレットをイスラム教徒が、手袋をシーク教徒が国王の手元まで運んだという。いずれも上院議員たちだ。「あらゆる信仰の擁護者でありたい」と望む国王の意向だという。

 聖書を読み上げる聖職者に女性が初めて登場した。聖歌もウエールズ語やスコットランドのゲール語、アイルランドのゲール語でも歌われた。多様性を重視するチャールズ国王の意向を忖度してのことのようだ。

 かつて世界の中心と言われた英国だが、エリザベス女王の葬儀とチャールズ国王の戴冠式で大きな注目を集めた。
国王は関心が深いと言われる地球環境問題や宗教間の対話などにどのような持ち味をだしていくのであろう。

2023年5月 8日 (月)

「NHK探検ファクトリ」金沢の金箔作り

 土曜日の午後12時15分からのNHK「探検ファクトリー」はお笑い芸人の中川家と吉本新喜劇座長のスッチーが各地の工場を訪問して紹介する番組で、製品の製造工程などが見られて面白い。6日は金沢の金箔会社を取り上げていた。

 金や金箔は自分には全くと言えるほど縁がない。ずっと以前に金箔入りの酒を貰って飲んだぐらいである。でも,あの薄い金箔がどの様にして作られるのかには興味があった。

 金沢は全国の金箔のなんと90%も作っているそうだ。地名の金沢も「金洗沢」から来たものだという。

 金箔作りは、「金合わせ」という1000グラムの金を1300度の熱で溶かすところから始まる。金の中に微量の銅と銀を混ぜて合金にするのだ。金だけでは柔らかいので伸ばしやすい硬さの合金にする。この工程は20分。

 水に入れて冷やすと、次は圧延機に入れて帯状に延ばしていく。ローラーの隙間を縮めながらすこしずつのばしていくのだが8時間もかかるという。

 延ばしたものを6cm角に切る。それをグラシン紙に1枚ずつ挟んで束にし、機械で叩く。丸一日かけて叩くと、5mm/1000の薄さになる。

 そこからが本番で、1トンぐらいの強さでさらに半日ぐらかけて5万回もたたき続けて、包んでいる黒い紙の大きさまで(8倍)ひろげるのだ。できたものは1mm/10000になる。ウイルスの直径と同じだそうだ。

 次の工程は「箔移し」でピンセットのような箸で和紙の間に枚ずつ挟んでいく。

 最後は1000枚揃えた金箔のふちを切り落とす「截ち切り」という作業である。

 オイルショックうで元気がなくした金沢の金箔を何とかしたいと、この会社の現在76歳の女性会長は金箔を使った製品づくりに乗り出す。30歳のとき15万円を元手にして会社を立ち上げ、日用品に金箔を使った製品をつくる。初めは金箔のイメージを損なうと受け入れられなかったが、製品の質を高めることで、受け入れてもらえるさまざまな製品を作り出したのだ。
この会社は伝統工芸品の修理もしている。

 この番組を観て金箔の製造工程がよくわかったが、金箔がソフトクイリームや酒や食品にも使われていることに違和感を感じた。それは金は貴重な鉱物であり、食べ物に使うと微量でも捨てられることになるからだ。捨てることにつながる使い方はして欲しくない。

2023年5月 7日 (日)

安倍元首相より悪い岸田首相

 4日の朝日新聞1面に「岸田官邸の実像」という記事があり、「高揚」という大きな字が躍っていた。そして「安倍さんもやれなかったことをやった」という見出しがあった。

 読んでみると、昨年末、首相は安倍元首相の名を挙げ、「俺は安倍さんもやれなかったことをやったんだ」と高揚感を隠し切れない様子を周囲に見せたとあった。

 安倍元首相もやれなかったこととは、昨年12月、国家安全保障戦略など安保関連3文書を改定し、敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を決めたことと、原発政策では、再稼働の推進だけでなく、建替えや運転期間の延長に踏み込む方針を決定したことを指す。

 戦後日本の安全保障政策、東京電力福島第一原発事故後堅持してきた原発政策を一気に大転換させたのであった。朝日新聞は「首相はその説明を尽くし、十分な議論を行ったとは言いがたい。疑問を置き去りにした方針転換に世論の評価は割れている」と指摘している。

 最右翼のあの安倍政権が退き、ハト派と言われる宏池会の岸田氏が首相になったとき、何となくホッとさせるものがあったが、それが完全に裏切られたのだ。安倍元首相もやれなかったことをやったと胸を張る岸田首相は、安倍氏より右翼であることを自ら暴露したのだ。

 限られた予算のなかで防衛費の予算を大幅に増額し、福祉など国民の生活に関わる予算には目もくれなかった。安倍より悪い最悪の首相だが、2期目を目指し、「一番良いタイミングで解散を判断する」と述べたという。

 自民党から野党に政権の交代が望まれるところだが、野党は小政党が乱立し、協力し合う姿勢が見られない。現状では自民・公明の与党がまた多数を占め、それに維新や国民民主も加わりそうである。高齢者だけでなく、若い人たちが将来に希望を持てないのも無理がない。

2023年5月 6日 (土)

鯉のぼりを見なくなった

 5月5日は子どもの日であった。スーパーへ行ったら、ちまきや柏餅などをたくさん売っていた。値段を見たら結構高かった。

 昔は子どもの日と言えば鯉のぼりが空に泳いでいるのを見たものだが、いつのころからか見なくなった。今年も全く見ない。

 アパートやマンションだと鯉のぼりを揚げることができないが、戸建の多い地域でも鯉のぼりを見ない。ある一軒の家の入口に高さ1メートル余りの鯉をぶら下げてあるのを見ただけだ。

 私の住む近辺では子どものある家は2軒だけで、年よりばかりである。その年よりも施設に入っていて事実上の空き家になっている。

 全国的にも子どもが減ってきているし、高齢者が増えているし、空き家も850万戸と言われる時代だ。鯉のぼりを見ないのも無理からぬ話である。

 鯉のぼりを見るのは、テレビで川などにロープを渡して何百もの鯉を泳がせているのを見るくらいだ。要らなくなった鯉を集めたのだろうか。

 愛知県岩倉市の五条川では鯉のぼりを川で曝しているのが風物詩であるが、いまもやっているのだろうか。鯉のぼりが売れなくなってやめたかもしれない。

 ひな祭りの頃にはスーパーで「明かりあげましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花・・・」という童謡が流されるが、子どもの日のころは「屋根より高い こいのぼり 大きいまごいは お父さん ちいさいひごいは こどもたち おもしろそうにおよいでる」の童謡は流されていない。

 ネットで調べてみたら、次の様な説明があった。
 

 5月5日を端午の節句にしたのは、中国の漢(かん)の時代のころからで、 その頃の中国の人たちは、野原に出て、よもぎや菖蒲(しょうぶ)などの 薬草(やくそう)をつむ日にしていた。

 そのならわしが、日本に入ってきて、菖蒲をさし、 武者人形(むしゃにんぎょう)を飾る日にかわり、 やがて「子どもの日」として、1948年から国民の祝日になった。
 

 5月は菖蒲の花の咲く頃で「菖蒲の節句」ともいわれてきた。菖蒲は 尚武(しょうぶ)<武をとうとぶ>と 同じ発音なので、江戸時代の武士は、子ども達が、強くたくましく育つために、5月5日になると、家の中に、 よろいかぶと、太刀(たち)、太鼓、 それに金太郎や強そうな武者人形を飾った。

 こいのぼりは、それに対抗して町の庶民(しょみん)がたてたのが始まりで、 これも江戸時代中期からのならわしである。
滝をのぼる本物のコイのように、男の子が元気に育つことを願ってたてる。

 

2023年5月 5日 (金)

値打ちな店2つ

 値打ちだと感じた店を二つ。一つは犬山の楽田にある中華料理店でもう一つは円頓寺商店街にあるコーヒー店だ。

 婿が犬山市楽田の知人を訪ねるのについて行ったのだが、昼になったので昼食を食べに中華料理店へ行った。その店は下の写

真のメニューの様に、ご飯などの料理の他にラーメンなどを1品選ぶことができ、ご飯は追加できる。それで価格は800円だ。婿と知人はそれを注文したが、私は量が多いので530円の台湾ラーメンだけにした。

 ラーメンは美味しかったが辛くて塩辛いと感じた。メニューを見たら四川料理の店であった。

 婿たちは何とか完食したが、見ていて量がたっぷりで、労働者向けのセットではないかと思った。でも、安いことは確かである。もし、名古屋にあれば行列ができる店間違いなしだと思った。

 次の日、婿が円頓寺のマツバにモーニングを食べに行きたいと言ったので出かけた。円頓寺が好きなので名古屋に来るとよく行く。

 写真のメニューの様にモーニングはいろいろあった。その中でサラダとベーコンエッグの付いているものを選んだ。

 パンは甘みがあって柔らかく美味しかった。レタスのサラダには塩こぶがトッピングしてあった。うまくマッチしていたのでこのやり方は頂きだと思った。

 驚いたのはベーコンエッグの目玉焼きで、黄身が2個付いていた。今、卵はとても高いのにと思った。この店にはモーニングを食べに来る客が次々に来ていた。

 この日選んだコーヒーはニクワラガのコーヒーで500円であったがよい味であった。ちなみにモーニングはコーヒー代プラス280円であった。

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2023年5月 4日 (木)

憲法記念日に思う

 5月3日は憲法記念日であった。国民主権、基本的人権、平和主義の日本国憲法は、戦前の大日本国憲法とは画期的に違う世界に誇れる憲法である。とりわけ「戦力不保持」をうたう9条は「専守防衛」が基本である。世界では平和憲法をもつのは日本とパナマとコスタリカである。コスタリカは日本憲法に倣ったと聞く。

 憲法第九条は 「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 ② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。」と規定する。

 しかし、1950年(昭和25年)に陸上自衛隊の前身である「警察予備隊」が創立された。 その後、「保安庁保安隊」となり、昭和29年(1954)6月9日、自衛隊法と防衛庁設置法、いわゆる「防衛二法」が公布され、同年7月1日施行された。自衛隊法により、自衛隊の主な任務は「わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛すること」と定められた。

 警察予備隊や自衛隊ができたときのことは今も思い出すことができる。反対のデモや集会が田舎の市でも行われた。

「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 」と言いながら、事実上は陸海空軍である。

 2014年~15年の安倍政権による憲法解釈変更の閣議決定と安全保障法制の制定により、集団的自衛権の行使が可能となった。事実上の憲法改悪であった。

 そして岸田政権では、「敵基地攻撃能力を保有」とされ、そのために400発ものトマホークを米国から買うことになり、バイデン大統領を喜ばせた。また、日本が脅かされていると判断すれば米国への攻撃にも反撃ができるとした。判断基準は「手の内を明かすことになる」として示していない。

 「平和と福祉の党」を掲げる公明党も自民党のやり方に同調している。また、日本維新の会や国民民主党も追及しようとはしない。立憲民主党は反対だと言いながら腰砕けである。はっきりしているのは共産党と社民党ぐらいだが数が少なすぎる。

 9条に明記する「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」という部分を誠実に実行し、国際社会の中でリーダーシップを発揮すべきである。それが過去の侵略戦争を反省し、唯一の被爆国となった日本の取るべき道である。

 朝日新聞の世論調査によると、憲法9条を変える方がよいは4%増えて、37%となり、変えない方がよいは4%減って55%である。成人年齢が18歳になって若い人の対象が増えたからであろうか。残念である。

2023年5月 3日 (水)

簡単なカードマジック

 たまには毛色のかわったものをと、カードマジックを2つ紹介する。私はカードマジックは得意ではないが、手先が器用でなくてもできる優しいマジックである。※カードとはトランプのこと。デックとはカード全部のこと。パケットとは何枚かが集まったもの。

         

         カードマジック 英語の勉強

                                            

(1)準 備  1~10までのカードを用意し、一番下に7を置き、その上に5,2,8,6,3,1、10,9,4のように並べた

        パケットを作る。それをデックの一番上にのせて箱に入れて置く。

(2)やり方  セットした10枚を取り出し、左手に持って演じる。   

      「英語の1はONEです。アルファベットはいくつありますか?」「3つですね」と言って、トップから1枚ずつ取  

      って3枚下に回す。そして4枚目のカードを表を上にして机上に置く。          

      2はTWOですね。アルファベットは3つです」と言って、上と同様にトップから1枚ずつ取って下に回し、4枚目

      を机上に表上で置く。

      以下同様にして行うが、表上にして置くのは5までで、6からは裏を上にして置いていく。

      全部置いたら裏上にカードを表にすると、1~10のカードが並ぶ。          

      参考 three(5)、 four(4)、 five(4)、 six(3)、 seven(5)、 eight(5)、 nine(4)、          tenは最後の1枚なのでそのまま置く。

        

            秘密のナンバー10~19

                            

  やり方  デックの中から1枚選んで覚えてもらう。術者はその間に左手に持っデックから8枚のカードを右手に移す。カ

       ードを左手のパケットの上に戻してもらう。右手の8枚を左手に戻す。つまり相手のカードは8枚のパケ

       ットの下9枚目になる。

       次に「10~19までの間の好きな数字を言ってください」という。その数字の分だけトップから1枚ずつ机上に

       置く。 

      「好きな数字の10の位と1の位を足して、その数だけのカードをパケットに戻してもらう。

      机上に残ったパケットの一番上のカードを開けてもらうと、それが相手が覚えたカードである。. 

2023年5月 2日 (火)

ワグネル軍事会社

 ロシアのウクライナ侵攻でクローズアップされたのが民間軍事会社ワグネルの存在である。民間軍事会社って何だろうとずっと思っていた。正規のロシア軍の他に民間で戦争をする会社はロシア以外にはどこにもないであろう。

 このワグネルはウクライナ侵攻以前にもシリアなどへ出かけていたらしい。会社と言えば普通は企業であり、利益をだすものだが、民間軍事会社ワグネルはどんな利益をだすのであろう。

 5月1日の朝日新聞は一面でワグネル戦闘員の証言を取り上げていた。以前から刑務所で戦闘員を集めると言われていたが、朝日新聞の取材を受けた男性は、ロシア中部の刑務所に服役していたが、昨年10月、刑務所にワグネル創設者のエフゲニー・ブリゴジンが現れ、6か月の契約後は自由になり、犯罪歴も消えるとの誘いをうけたという。

 民間軍事会社で戦闘に行き、無事で帰れば犯罪歴もなくなるというのは実に奇妙で理解しがたいが、それがロシアでは認められているというのが不思議でならない。ブリジコジンはプーチンの親友だというが、そういう人間に軍事会社をつくらせるというプーチンのやり方も理解できない。

 おそらくロシア軍の犠牲者が増えると国民の反発が起きるので、民間会社に戦わせるのではないか。

 創設者のブリジコジンがだいぶ前に犠牲者が増えていると言ったという記事があった。ブリゴジンは「おそらく、今世界に存在する最も熟練した軍隊だ」と強弁しているそうだが、じっさいは碌に訓練を受けず、能力不足の状態で激戦地の放り込まれているという。

 ワグネルの戦法について戦闘員は「人体のツナミ」と表現したという。大量動員し、遺体が積みあがってもなお進ませる戦法だという。「同じ拠点にいた500人の戦闘員うち7~8割は死んだと思う。前線は2~3週間生き残るのも現実的ではない」と言ったそうだ。

 生き残れば刑がなくなり、自由になれるとはいえ現実はそんな甘いものではないのだ。

 ワグネル戦闘員の残虐行為がネット上に溢れるというが、そうでもしないとやっておられないのではないか。犠牲になるウクライナ人があわれである。ゼレンスキー大統領は命じた指揮官だけでなく全員が罰せられるべきだと述べた。プーチンを始めロシア軍やワグネルはみな戦争犯罪者である

2023年5月 1日 (月)

近藤誠著「がんの逆襲」を買った

 がんは日本人にとって二人に一人がかかるという病気である。

 たまたま書店に行ったとき、近藤誠医師著の「癌の逆襲」という本があったのでっ買って来た。前書きで「がんと闘わず、楽に長生きするための心得集だと言っている。

 がんは、むやみに手出しをすると思わぬ反撃に出て、体を不自由にする。叩くとキバをむいて逆襲してくるという。

 CT検査でがんになる。手術や抗がん剤治療で免疫力が落ちる。転移がはやまる。放射線の掛けずぎで骨折する。うつ。ボケ、不眠、薬害で脳機能がが低下などに見舞われる。激やせして体調不良や感染症を招く。
痛み、しびれ、尿漏れ、脱毛などの後遺症、副作用に一生苦しむことになる。

 がんを見つけ出そう、やっつけようとすると、しっぺ返しの様に起きる災難をひっくるめて、「がんの逆襲「と呼ぶことにしたと書いている。

 手術が一番わかりやすいという。手術は「人工的な大ケガ」なのだという。言われてみれば確かにそのとおりである。

 外科医たちは昔から「手術をするとがんが暴れる」と仲間内でひそひそと言い交わしてきたというのだ。

 近藤医師は2022年3月13日に虚血性心不全で亡くなった。死ぬならがんがいいと本に書いていたががんではなかった。まだ若い73歳であった。大変に残念である。

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