草野心平の「冬眠」が世界で一番短い詩と知った
スマートニュースを見ていたら、【実は日本が世界一】「『世界で最も短い詩』」は日本の詩人が書いたカエルの詩」という記事があった。TABIZINE > 豆知識 >の記事のようだ。
世界には古今東西数多の詩があるが、誰の詩が一番短いかということについてはいろんな意見があるという。
例えばヘビー級の元ボクシング世界チャンピオンであるモハメド・アリさんの詩を「世界で最も短い詩」と考える人もいるという。アリがハーバード大学の学生2,000人にスピーチをし、終わりで、学生から「何かの詩を贈ってください」との声があり、しばしの沈黙があった後で「Me, we」という2語の詩を贈ったという。
ほかにも、Aram Saroyanというアメリカの詩人が書いた1語の詩「m(実際は4本脚のm)」だという説W. Curryもあるという。
また、カナダ人の詩人W. Curryの「i」という詩があるという。「i」の上の点(スーパースクリプトドット)が、作者の親指の指紋になっているそうだ。「m」よりも「i」の方が短いので、J. W. Curryの「i」という詩を世界最短と考える人もいるという。
日本の有名な詩人草野心平が書いた「冬眠」という詩は、本文が「・」だけだという。冬眠中のカエルの心情を「・」で表現したのだそうだ。草野心平にこんな遊び心溢れた詩があることは知らなかった。たしかにこれ以上短い詩はない。
ギネスに載せてもらったらどうだろう。
なお、写真のように草野心平には「る・・・」を連ねた詩があるという。カエルの繁殖の様子をうたったものだとか。
詩は題名と本文で成り立つから、アリの「Me we」やAram Saroyanの「m」やW. Curryの「i」の題名はなんだろう。
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